![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/2d/ee14f3012ef57eaa6e9d54a1664152c4.jpg)
4月15日。その日、大リーグではグラウンドにいる全員が背番号「42」をつける。
どのチームの、どの選手も。敵も、味方も、関係なく。
「42」――それは、大リーグで唯一の、全球団共通の永久欠番。
その裏側に、鳥肌の立つようなドラマがあった。
1947年、ひとりのメジャーリーガーが誕生する。
彼の名はジャッキー・ロビンソン。
背番号は「42」。
当時、白人選手だけで構成されていた
400人のメジャーリーガーの中でたったひとりの、
そして初めての黒人選手だ。
そんな彼を待っていたのは、出ていけ! の大合唱。
敵は相手チームだけではない。
観客、マスコミ、ときには審判、そしてチームメイトさえ、
まわりじゅうのすべてを敵にまわす中、何にも屈せず、
やり返さず、ただ黙々と渾身の自分のプレーを続けることで、
彼はそこが自分のいるべき場所であることを、自ら証明してみせていく。
そして世界は少しずつ、しかし確実に変わり始める―。
いや~なかなか面白い作品です。
お薦め度★★★★