誰の人生にも必ず訪れる、大切な人との永遠の別れ。
けれども、熱田家の母・乙美は、あまりに突然逝ってしまった。
夫の良平(石橋蓮司)は何ひとつ感謝を伝えられず、
悩める娘百合子(永作博美)は女として今こそ聞きたいことがあったのに、
母はもう居ない。
そんな折、熱田家に派手な服装の少女イモ(二階堂ふみ)と、
日系ブラジル人の青年ハル(岡田将生)が現れる。
生前の乙美に頼まれ、残された家族の面倒を見に来たというイモは、
乙美がとある「レシピ」を書き遺していることを伝える。
それは、自分がいなくなっても、残された家族がちゃんと毎日を暮らしていけるようにと、
料理や掃除など日々の家事にまつわる知恵や、健康や美容に関するアドバイスが、
楽しいイラスト付きで描かれた手作りの<暮らしのレシピカード>だった。
レシピに従って、少しずつ暮らしを立て直し始める父と娘は、
その中の1ページに“自分の四十九日には大宴会をして欲しい"という、
生前の乙美の希望を見つける。
こうして、母の遺したレシピにいざなわれ、
娘と父、イモ、ハルの4人での“四十九日の大宴会"までの奇妙な共同生活が始まるが--。
ベタベタだが面白い。
お薦め度★★★☆
*安藤裕子の歌が最高にいい!!!!