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日々快晴!!

漢方薬局店長のひとりごと

(食事、ゴルフ、剣道、映画、愛犬フレンチブルドック…)

お薦めムービー「はじまりのみち」

2013-12-19 12:21:04 | Weblog


時は戦中。

映画界に政府から戦意高揚の国策映画づくりが要求された時代。

木下惠介が昭和19年に監督した『陸軍』は、

その役割を果たしていないとして当局から睨まれ、

次の映画の製作を中止にさせられてしまう。

夢を失った木下は松竹に辞表を提出、

病気で倒れた母、たまが療養している浜松市の気賀に向かう。

失意の中、

たまに「これからは木下惠介から本名の木下正吉に戻る」と告げる惠介。

戦局はいよいよ悪化の一途をたどり、

気賀も安心の場所ではなくなる。

惠介は、山間の気田に疎開することを決め、

その夏、一台のリヤカーに寝たままの母を、

もう一台には身の回り品を乗せ、

兄と、頼んだ「便利屋さん」と自分の3人で、

夜中の12時に気賀を出発し山越えをする。

17時間歩き通し、激しい雨の中リヤカーを引く3人。

ようやく見つけた宿で、母の顔の泥をぬぐう惠介。

疎開先に落ち着いて数日後、

たまは不自由な体で惠介に手紙を書く。

そこにはたどたどしい字で

「また、木下惠介の映画が観たい」と書かれていた。

賛否両論はあると思いますが今一つでした。

お薦め度★★★☆