どれほどこの時を待ったことか。
川上弘美さん『ニシノユキヒコの恋と冒険』とは
「なぜ僕はきちんと人を愛せないんだろう」
男、ニシノユキヒコ。
優しく、男前。仕事も○。清潔。独身。
多くの女性に好かれ、多くの女性と関係を持つ。
でも最後には、みんなニシノユキヒコから離れていく。
「なぜ僕はきちんと人を愛せないんだろう」
男、ニシノユキヒコの恋と冒険の物語。
本当にどれほどこの時を待ったことか。
ブログを書き始めるきっかけとなった本を、ついに読むことができました。
長くなりそうです。
いつもは、とりあえず書きなぐってから、だいぶ削除してアップしますが、
今回は書きなぐりのままアップしたいと思います。
川上本にそろそろ慣れて?きたようで、
読む瞬間に、ふっと川上本の空気に包み込まれる感じが。
ふんわりした空気。優しく、あたたかく。それでいて、どこかさびしい空気。
ニシノユキヒコ。
女と会ってるときに、別の女からの電話が鳴り止まない男。
昔の女と一緒に食事させる男。
付き合ってる女がいるときも、他の女と旅行に行く男。
正しい道、生き方が「怖い」という男。
人を愛したいと思う男。
ーーいろんな女に愛される男。
いろんな女に捨てられる男。
西野くん。幸彦。ニシノくん。ユキヒコくん。西野さん。ニシノ。
ニシノユキヒコ。
ニシノくんが不実だとは、思わなかった。
ニシノくんは、常に真剣だった。
ニシノくんは、かわいそうだ。
ニシノくんのそばに、いてあげたい。
だから。
私から身を引こう。
だってニシノくんは私を愛してはいない。
今、ニシノくんは私から気持ちが離れてしまったんだ。
だから。
ニシノくんと一緒にいられない。
そんなことを考えてしまう私は、
確実にニシノくんに会ったら、恋をしてしまうだろう。
ニシノくん。
この呼び方が、一番好きでした。
恋愛本は、嫌いだと豪語する私ですが、
川上さんは別です。
ハラハラするわけでもなし。理屈じゃ説明できないことばかりが書かれている。
「川上本好きじゃないっていってる私」の方が容易に想像がつく。
なのに、「川上本が好きっていってる私」が存在している。
不思議だ・・。好きだ。
この本を読んで、
「ニシノ、なんてとんでもない男だ!」と怒ったら、
私としては「う~ん?」だな。と思いました。
そういうことじゃ、ないんだよな、なんて知った顔で。
そう思ったのですが、解説で思いっきりそれが書かれたたのが、驚きでした。
と思ったら、『ルート225』の藤野さんでした。
そういう話じゃないと思うんだけどなぁ。
でも、読み方は人それぞれなので・・
たとえば、ニシノくんをつかまえて、
「どうしようもない男だ」と言うならば、
糾弾する口調ではなく、
ちょっと笑って、「まったく。もう。」
という感じの、「どうしようもない男だねぇ」だ。
苦笑しつついう感じ。
それが私の中の「ニシノユキヒコ」像。
「誰かを好きになること」(本書P139l11より)が、私もとても好きだ。
今度、ニシノという名前の人に出会ったら、一瞬トキメイてしまいそうです。
川上弘美さん『ニシノユキヒコの恋と冒険』とは
「なぜ僕はきちんと人を愛せないんだろう」
男、ニシノユキヒコ。
優しく、男前。仕事も○。清潔。独身。
多くの女性に好かれ、多くの女性と関係を持つ。
でも最後には、みんなニシノユキヒコから離れていく。
「なぜ僕はきちんと人を愛せないんだろう」
男、ニシノユキヒコの恋と冒険の物語。
本当にどれほどこの時を待ったことか。
ブログを書き始めるきっかけとなった本を、ついに読むことができました。
長くなりそうです。
いつもは、とりあえず書きなぐってから、だいぶ削除してアップしますが、
今回は書きなぐりのままアップしたいと思います。
川上本にそろそろ慣れて?きたようで、
読む瞬間に、ふっと川上本の空気に包み込まれる感じが。
ふんわりした空気。優しく、あたたかく。それでいて、どこかさびしい空気。
ニシノユキヒコ。
女と会ってるときに、別の女からの電話が鳴り止まない男。
昔の女と一緒に食事させる男。
付き合ってる女がいるときも、他の女と旅行に行く男。
正しい道、生き方が「怖い」という男。
人を愛したいと思う男。
ーーいろんな女に愛される男。
いろんな女に捨てられる男。
西野くん。幸彦。ニシノくん。ユキヒコくん。西野さん。ニシノ。
ニシノユキヒコ。
ニシノくんが不実だとは、思わなかった。
ニシノくんは、常に真剣だった。
ニシノくんは、かわいそうだ。
ニシノくんのそばに、いてあげたい。
だから。
私から身を引こう。
だってニシノくんは私を愛してはいない。
今、ニシノくんは私から気持ちが離れてしまったんだ。
だから。
ニシノくんと一緒にいられない。
そんなことを考えてしまう私は、
確実にニシノくんに会ったら、恋をしてしまうだろう。
ニシノくん。
この呼び方が、一番好きでした。
恋愛本は、嫌いだと豪語する私ですが、
川上さんは別です。
ハラハラするわけでもなし。理屈じゃ説明できないことばかりが書かれている。
「川上本好きじゃないっていってる私」の方が容易に想像がつく。
なのに、「川上本が好きっていってる私」が存在している。
不思議だ・・。好きだ。
この本を読んで、
「ニシノ、なんてとんでもない男だ!」と怒ったら、
私としては「う~ん?」だな。と思いました。
そういうことじゃ、ないんだよな、なんて知った顔で。
そう思ったのですが、解説で思いっきりそれが書かれたたのが、驚きでした。
と思ったら、『ルート225』の藤野さんでした。
そういう話じゃないと思うんだけどなぁ。
でも、読み方は人それぞれなので・・
たとえば、ニシノくんをつかまえて、
「どうしようもない男だ」と言うならば、
糾弾する口調ではなく、
ちょっと笑って、「まったく。もう。」
という感じの、「どうしようもない男だねぇ」だ。
苦笑しつついう感じ。
それが私の中の「ニシノユキヒコ」像。
「誰かを好きになること」(本書P139l11より)が、私もとても好きだ。
今度、ニシノという名前の人に出会ったら、一瞬トキメイてしまいそうです。
ので、TBと共にやってきました。
>ニシノくんに会ったら、恋をしてしまうだろう
え・・・、ことはさんも、まんまとニシノくんの魅力にやられてますねぇ。
恐るべし、ニシノ。 何者なんだ、ニシノ。
そりゃ私も、好きでしたけど。
川上さん、いいですよね。 私も久し振りに、読みたくなってしまいます。
TB&コメントありがとうございます!
ニシノくん。素敵です。
あったら絶対はまってしまう・・
自分がはまらずとも、友人の恋人として一目見てみたい男です。
(と言って、見たらきっとはまってしまうでしょうが・・。)
りなっこさんが、記事でおっしゃってたように、覗いてみたい・・という感覚かもしれません。なんだか、気になる男、ニシノくん。
これ読んで、また川上さんの本がドンドン読みたくなりました。
そろそろ川上本で、何か文庫化するんではないかと、今からウキウキしてます・・!