フリーエージェント宣言した岸孝之投手が11月17日に、
埼玉県所沢市の球団事務所を訪れ、渡辺久信シニアディレクターらに
東北楽天ゴールデンイーグルスに移籍する意志を伝えたということです。
出身地の仙台が本拠地のイーグルス入りを選び、
「10年間、権利を得るまで育てていただいたので感謝の気持ちしかない。」
と語ったそうです。
プロ10年目を終えた岸投手はFA権を行使し、出身地の仙台を本拠地とするイーグルスと交渉。
「生まれも育ちも野球を始めた原点も仙台なので、そこでやれるかもしれない、
必要と言っていただき本当にうれしく思う。」
と好印象を口にしていたそうです。
渡辺SDは、監督と選手としての関係が長く、
「選手の権利であるし、岸にもネガティブに捉えちゃいけないと言った。」
とコメント。
鈴木葉留彦球団本部長は、
「残留してくれ、と言う話を再三してきたが、力及ばずだった。出て行かれるのは痛い。」
と表情を曇らせたそうです。
出て行きたい選手を無理に引き留めても期待出来ないので、
岸投手が移籍するのはいいと思います。
怪我も増えてきたし、2桁勝つのも難しくなってきていたので、
環境を代えるのは良い判断だと思います。
出て行く選手に活躍して下さいとは言いませんが、
せめて怪我の無いようにして下さい。
今までの活躍ありがとうございました。
ライオンズとしては岸投手には意地でも負けないようにして下さい。
郷土愛であろうが、年俸であろうが、どんな理由があるにせよ、
ライオンズよりもイーグルスの方が優勝に近いと岸投手に思われたということです。
その判断が間違いだったと思わせるように結果を残して下さい。
改めて、僕の岸投手の印象は、ええピッチャーやのにエースになり切れんかったなぁと。
エース同士の投げ合いで勝った印象がほとんど無いんです。
シーズンの行方が決まるという大事な試合でも、好投するも勝てずという印象が多いです。
もう両投手とも居ませんが、涌井投手の次というイメージを最後まで払拭出来ませんでした。
ということは、絶対の則本投手がいるイーグルスに行けば、かなり活躍出来そう気もします。
岸投手が入団して2007年からのライオンズの順位は、
2007年が5位で、岸投手が24試合11勝7敗、防御率3.40、投球回数156回1/3。
2008年が優勝で、岸投手が26試合12勝4敗、防御率3.42、投球回数168回1/3。
2009年が4位で、岸投手が26試合13勝5敗、防御率3.26、投球回数179回2/3。
2010年が2位で、岸投手が19試合10勝6敗1S、防御率3.25、投球回数113回2/3。
2011年が3位で、岸投手が21試合8勝9敗、防御率3.80、投球回数135回。
2012年が2位で、岸投手が26試合で11勝12敗、防御率2.45、投球回数187回2/3。
2013年が2位で、岸投手が26試合で11勝5敗、防御率3.08、投球回数178回1/3。
2014年が5位で、岸投手が23試合で13勝4敗、防御率2.51、投球回数161回1/3。
2015年が4位で、岸投手が16試合で5勝6敗、防御率3.02、投球回数110回1/3。
2016年が4位で、岸投手が19試合で9勝7敗、防御率2.49、投球回数130回1/3。
10年間の通算成績が226試合103勝65敗1S、防御率3.05、投球回数1521回、勝率.613。
という結果を残してくれました。
岸投手の能力から考えると少し物足りない成績だと思います。
ここ2年は怪我で年間通しての活躍は出来ませんでした。
こういう色んな事も考慮してのFA移籍だと思いますので、
涌井投手のように移籍して良かったと言えるようにはして欲しいと思います。
残念で悔しい中での精一杯の負け惜しみを書いてみました。