港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


献立は…  
シネマ・ポップス…ときどきイラスト

『1月31日』

2019-01-30 17:32:29 | 明日は誰の日

【誕生日】

☆ジーン・シモンズ Jean Simmons (1929.1.31~2010.1.22)



1948年の映画『ハムレット』の主演で一躍脚光、特に歴史劇にその魅力を発揮した英国人女優です。
13歳で子役として映画デビュー、数本の映画出演の後に1948年の『ハムレット』のオフェリア役で見事に開花し、
ヴィヴィアン・リーの再来ともてはやされました。その後ハリウッドに渡り、正統派イギリス美人女優として人気を集め
歴史劇などに出演し、また1958年の『大いなる西部』や1960年の『エルマー・ガントリー』などで幅広い役どころで
活躍していましたが、スチュアート・グレンジャーと離婚してリチャード・ブルックス監督と再婚したのを機に
重要な役どころが回ってこなくなってしまいました。

【主要出演作品】
1945年『シーザーとクレオパトラ』 Caesar and Cleopatra
1946年『大いなる遺産 』 Great Expectations
1947年『黒水仙』 Black Narcissus
1948年『ハムレット 』 Hamlet

1953年『聖衣』 The Robe
1954年『デジレ』 Désirée
1955年『野郎どもと女たち』 Guys and Dolls
1958年『大いなる西部』 The Big Country

1960年『スパルタカス 』 Spartacus
1960年『エルマー・ガントリー』 Elmer Gantry



☆スザンヌ・プレシェット Suzanne Pleshette (1937.1.31~2008.1.19)



俳優研修所で演技を学び、TV・舞台経て映画に進出、『恋愛専科』で一躍スターとなった美人女優です。
ニューヨークに生まれて女優を志していた頃にTVの『プレイハウス90』に出演、次いでブロードウェイの『奇跡の人』の
舞台で認められて1958年にジェリー・ルイスの『底抜け慰問屋行ったり来たり』で映画デビューを果たしました。
1962年には『恋愛専科』が大当たりして一躍人気女優の仲間入りし、その容貌からエリザベス・テイラー2世として
大いに期待されたのですが、残念ながら作品に恵まれず大きく開花することはありませんでした。

【主要出演作品】
1962年『恋愛専科』 Lovers Must Learn

1962年『40ポンドのトラブル』 40 Pounds of Trouble
1963年『鳥』 The Birds

1964年『遠い喇叭』 A Distant Trumpet
1964年『不時着』Fate Is the Hunter
1965年『生きる情熱』A Rage to Live
1966年『ネバダ・スミス』Nevada Smith

1969年『火曜日ならベルギーよ』If It's Tuesday, This Must Be Belgium


☆ダニエラ・ビアンキ Daniela Bianchi (1942.1.31~ )



1960年の準ミス・ユニバースでモデルから映画界入りした斜視が魅力的なイタリアの女優です。
ファッション・モデルをする傍らフランスやソ連で映画に出演するようになり、64年には『007 危機一発』で念願の
主役を張り、一躍人気スターになりました。しかし、流暢な英語を話せないのが災いして英語圏の映画から声がかかる
こともなく、一瞬の輝きで映画人生を終わることになってしまいました。

【主要出演作品】
1964年『007 危機一発』 From Russia with Love

1965年『虎は新鮮な肉を好む』 Le Tiger Aime la Chair Eraiche
1967年『必殺の歓び』 Requiem Per Un Agente Segreto
1968年『アルデンヌの戦い』 The Dirty Heroes


【ご命日】

★フロリンド・サッソーネ Florindo Sassone (1912.1.12~1982.1.31)



少年時代から天才ヴアイオリニストと称されたアルゼンチン・タンゴのマエストロです。
詳細は弊ブログの『1月12日』をご覧ください。


★イヴ・アレグレ Yves Allegret (1905.10.13~1987.1.31)



1930年から長手下積みの末にノワール系の作品群で存在感を出したフランスの映画監督。
主要監督作品として『デデという娼婦』『奇蹟は一度しか起こらない 』『七つの大罪』『狂熱の孤独』などがある。