港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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『1月2日』

2019-01-01 21:31:20 | 明日は誰の日

【誕生日】

☆ ルイジ・ザンパ Luigi Zampa (1905.1.02~1991.8.16)



ロセリーニ、デ・シーカと共に第二次大戦後のイタリア映画界を支えた監督です。
20代に演劇に携わった後1939年に映画界入り、1941年 ”L'Attore scomparso”で注目を集めました。やがて大戦が終わり
1946年に監督した『平和に生きる』がイタリアン・リアリズムの傑作として評価されました。彼の作風は現実直視型の
イタリアン・リアリズムの本流とは少し距離があり、地方風土の中に時代と人間を描くスタイルで、どちらかといえば
風俗風刺に近く、貴重なイタリアの社会生活の語り手でもありました。
シリアスな作品と共に小喜劇も手掛けていますが、多くの作品が日本未公開となっています。
【主要監督作品】
1947年『平和に生きる』 Vivere in pace 

1949年『白い國境線 』 Cuori senza frontiere 
1953年『われら女性 』 Siamo Donne 
1955年『ローマの女 』 La Romana

1959年『女は選ぶ権利がある 』 Il Magistrato 


【ご命日】

★エミール・ヤニングス Emil Jannings (1884.7.23~1950.1.02)



第二次大戦前のサイレントからトーキーの時代にかけて独・米で俳優として活躍した俳優。
ナチスの支持者であったため、戦後の活動を立たれ侘しい晩年を余儀なくされた。
映画の代表作として『最後の人』『ヴァリエテ』『嘆きの天使』などがある。


★リス・ゴーティー Lys Gauty (19002.14~1994.1.02)



いわゆるベル・エポック直後のフランスのシャンソン歌手。
代表的なヒットとして『巴里祭』『海賊の花嫁』『過ぎゆく艀船』などがある。
↓はリス・ゴーティーの『巴里祭』 "14 juillet" 【YOUTUBEより】 



★テックス・リッター Tex Ritter (1905.1.12~1974.1.02)



アメリカのカントリー歌手・俳優として活躍。俳優としては数本の傍役に終始しましたが、歌手としては1952年制作の
映画『真昼の決闘』の主題歌『ハイ・ヌーン』がサウンド・トラックとして用いられて脚光を浴びた。