港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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ポップス・ベストテン 1961年9月 その1

2013-08-31 02:07:38 | ポップス

『今週のベストテン』と『今週のヒットレコード』のベストテン対比も9月に入ります

『今週のベストテン』1961年9月2日
①峠の幌馬車 ビリー・ヴォーン楽団
②コーヒー・ルンバ ウーゴー・ブランコ楽団
③ポケット・トランジスタ アルマ・コーガン
④黒い傷あとのブルース アンリ・ド・パリ楽団
⑤栄光への脱出 パット・ブーン
⑥太陽がいっぱい サウンドドラック
⑦悲しき街角 デル・シャノン
⑧サレンダー エルヴィス・プレスリー
⑨小さな悪魔 ニール・セダカ
⑩涙のムーディ・リバー パット・ブーン

『今週のヒットレコード』1961年9月3日
①峠の幌馬車 ビリー・ヴォーン楽団
②荒野の七人 アル・カイオラ楽団
③ポケット・トランジスタ アルマ・コーガン
④栄光への脱出 パット・ブーン
⑤アパッチ ヨルゲン・イングマン
⑥黒い傷あとのブルース アンリ・ド・パリ楽団
⑦今夜二人で ポール・アンカ
⑧コーヒー・ルンバ ウーゴー・ブランコ楽団
⑨悲しき少年兵 ジョニー・ディアフィールド
⑩悲しき街角 デル・シャノン

『今週のヒットレコード』では長らくベストテンにランクインしていた『カレンダー・ガール』が圏外となり、
『今週のベストテン』に遅れること一か月で『コーヒー・ルンバ』がやっとランクインしてきました。

また、デル・シャノンの『悲しき街角』が双方の番組でベストテン入りしました。

以前にも『悲しき○○』というタイトルのヒット曲は数曲 (悲しき十六才、悲しきインデアン、悲しき少年兵など) 存在していましたが
この『悲しき街角』以降、日本では邦題に【悲しき】をつけるとヒットするという神話ができあがり
レコード会社がこぞって『悲しき○○』とタイトルをつけるきっかけになりました。

悲しき足音、悲しき片想い、悲しき雨音、悲しきクラウン、悲しき慕情、悲しきカンガルー、悲しき女学生、悲しき悪魔…
それほどヒットはしませんでしたが、悲しきハート、悲しき北風、悲しき笑顔、悲しきゴスペル、悲しきスクリーン、悲しきテレフォンデート、悲しきラグドール…
そして後年の 悲しき願い、悲しき天使、悲しき鉄道員、悲しき闘牛 へと受け継がれていきました。

↓はデル・シャノンの『悲しき街角』  YOUTUBEより



ポップス・ベストテン 1961年8月 その4

2013-08-25 01:01:44 | ポップス

『今週のベストテン』と『今週のヒットレコード』の8月最終週です。

『今週のベストテン』1961年8月26日
①峠の幌馬車 ビリー・ヴォーン楽団
②コーヒー・ルンバ ウーゴー・ブランコ楽団
③栄光への脱出 パット・ブーン
④黒い傷あとのブルース アンリ・ド・パリ楽団
⑤ポケット・トランジスタ アルマ・コーガン
⑥サレンダー エルヴィス・プレスリー
⑦小さな悪魔 ニール・セダカ
⑧太陽がいっぱい サウンドドラック
⑨悲しき街角 デル・シャノン
⑩今夜二人で ポール・アンカ

『今週のヒットレコード』1961年8月27日
①峠の幌馬車 ビリー・ヴォーン楽団
②栄光への脱出 パット・ブーン
③黒い傷あとのブルース アンリ・ド・パリ楽団
④荒野の七人 アル・カイオラ楽団
⑤ポケット・トランジスタ アルマ・コーガン
⑥愛するために愛されたい サウンドトラック
⑦カレンダー・ガール ニール・セダカ
⑧悲しき少年兵 ジョニー・ディアフィールド
⑨アパッチ ヨルゲン・イングマン
⑩今夜二人で ポール・アンカ

『今週のヒットレコード』にヨルゲン・イングマンの『アパッチ』がベストテン入りしました。
この曲は残念ながら『今週のベストテン』にはランクインしませんでした。
使われいてる楽器はエレキギターですが、まだ電気ギターと呼称していた時代のことです。

↓はヨルゲン・イングマンの『アパッチ』 YOUTUBEより
私よりもう少し若い方ならベンチャーズの演奏で聞き覚えがあるかもしれませんね。



ポップス・ベストテン 1961年8月 その3

2013-08-17 23:56:14 | ポップス

『今週のベストテン』と『今週のヒットレコード』の対比です。

『今週のベストテン』1961年8月19日
①峠の幌馬車 ビリー・ヴォーン楽団
②栄光への脱出 パット・ブーン
③コーヒー・ルンバ ウーゴー・ブランコ楽団
④黒い傷あとのブルース アンリ・ド・パリ楽団
⑤ポケット・トランジスタ アルマ・コーガン
⑥サレンダー エルヴィス・プレスリー
⑦太陽がいっぱい サウンドドラック
⑧悲しき街角 デル・シャノン
⑨小さな悪魔 ニール・セダカ
⑩今夜二人で ポール・アンカ

『今週のヒットレコード』1961年8月20日
①峠の幌馬車 ビリー・ヴォーン楽団
②栄光への脱出 パット・ブーン
③黒い傷あとのブルース アンリ・ド・パリ楽団
④カレンダー・ガール ニール・セダカ
⑤愛するために愛されたい サウンドトラック
⑥悲しき少年兵 ジョニー・ディアフィールド
⑦荒野の七人 アル・カイオラ楽団
⑧倖せがいっぱい ミーナ
⑨ポケット・トランジスタ アルマ・コーガン
⑩燃える平原児 エルヴィス・プレスリー

『今週のヒットレコード』で堂々のベストテン入りを果たしていた『倖せがいっぱい』『燃える平原児』が
今週まで、『愛するために愛されたい』も次週までとなりました。
また、『今週のベストテン』では7月にベストテンからはずれてしまったはずの『荒野の七人』が
『今週のヒットレコード』で快進撃を始めます。
首都圏と関西圏での映画の封切りによる時間差なのかもしれません。

↓は映画『荒野の七人』より同名のテーマ アル・カイオラ楽団 YOUTUBEより



ポップス・ベストテン 1961年8月 その2

2013-08-10 22:04:39 | ポップス

いつもながらの『今週のベストテン』と『今週のヒットレコード』の対比です。

『今週のベストテン』1961年8月12日
①峠の幌馬車 ビリー・ヴォーン楽団
②栄光への脱出 パット・ブーン
③黒い傷あとのブルース アンリ・ド・パリ楽団
④コーヒー・ルンバ ウーゴー・ブランコ楽団
⑤太陽がいっぱい サウンドドラック
⑥サレンダー エルヴィス・プレスリー
⑦カレンダー・ガール ニール・セダカ
⑧悲しき街角 デル・シャノン
⑨小さな悪魔 ニール・セダカ
⑩ポケット・トランジスタ アルマ・コーガン

『今週のヒットレコード』1961年8月13日
①栄光への脱出 パット・ブーン
②峠の幌馬車 ビリー・ヴォーン楽団
③黒い傷あとのブルース アンリ・ド・パリ楽団
④カレンダー・ガール ニール・セダカ
⑤悲しき少年兵 ジョニー・ディアフィールド
⑥愛するために愛されたい サウンドトラック
⑦倖せがいっぱい ミーナ
⑧燃える平原児 エルヴィス・プレスリー
⑨スクスク ピンピン
⑩荒野の七人 アル・カイオラ楽団

この時期のプレスリーのヒット曲は『今週のベストテン』においてはイタリア民謡『帰れソレントへ』をアレンジした『サレンダー』で
発売元のビクターが提供していたS盤アワーでも全米トップの『サレンダー』が一押しでした。
一方、ユニークな『今週のヒットレコード』においては『燃える平原児』が堂々のベストテン入りで
『サレンダー』はベストテンに入ることはありませんでした。

↓はプレスリーの『燃える平原児』 YOUTUBEより
プレスリー主演の同名の映画主題歌で、インデアンの混血児を演じていました。


ポップス・ベストテン 1961年8月 その1

2013-08-04 00:46:54 | ポップス


『今週のベストテン』1961年8月5日
①峠の幌馬車 ビリー・ヴォーン楽団
②栄光への脱出 パット・ブーン
③黒い傷あとのブルース アンリ・ド・パリ楽団
④太陽がいっぱい サウンドドラック
⑤コーヒー・ルンバ ウーゴー・ブランコ楽団
⑥カレンダー・ガール ニール・セダカ
⑦サレンダー エルヴィス・プレスリー
⑧小さな悪魔 ニール・セダカ
⑨悲しき街角 デル・シャノン
⑩ポケット・トランジスタ アルマ・コーガン

『今週のヒットレコード』1961年8月6日
①栄光への脱出 パット・ブーン
②カレンダー・ガール ニール・セダカ
③峠の幌馬車 ビリー・ヴォーン楽団
④悲しき少年兵 ジョニー・ディアフィールド
⑤黒い傷あとのブルース アンリ・ド・パリ楽団
⑥倖せがいっぱい ミーナ
⑦燃える平原児 エルヴィス・プレスリー
⑧ボーイ・ハント コニー・フランシス
⑨スクスク ピンピン
⑩愛するために愛されたい サウンドトラック (エレン・デリマ)

『今週のヒットレコード』がユニークであると記述しましたが、『愛するために愛されたい』もその一例でしょう。
この曲は『黒いオルフェ』のマルセル・カミュが監督した映画『熱風』の主題歌です。
他のラジオ番組では殆ど聞くことがありませんでしたが、個人的にはとても好きな曲でした。
YOUTUBEにアップされているなんて感謝感激です。

↓は『愛するために愛されたい』サウンドトラック盤 YOUTUBEより