港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


献立は…  
シネマ・ポップス…ときどきイラスト

『1月7日』

2019-01-06 18:09:36 | 明日は誰の日

【誕生日】

☆ カルロス・ディ・サルリ Carlos Di Sarli (1903.1.07~1960.1.12)



人呼んで "El señor del Tango"(タンゴの紳士)、アルゼンチン・タンゴの全盛期を支えたピアニスト兼マエストロです。
バイア・ブランカ生まれのイタリア移民の子でしたが、1923年にブエノスアイレスに移り二年後には早々と自前の
オルケスタを結成、さらに1936年にオルケスタを再結成し、鋭いスタッカートと美しいレガートで古典曲を操り
人気を博しました。
演奏としては『大きな人形』『エル・チョクロ』『黄昏のオルガニート』は名演と評されています。
↓はカルロス・ディ・サルリ楽団の『大きな人形』【YOUTUBEより】 


【主要作曲作品】
1939年『コラソン』Corazon
1940年『ミロンゲーロ・ヴィエホ』Milonguero Viejo
1942年『ニド・ガウチョ』Nido gaucho
1944年『白い教会堂』La capilla blanca
1957年『バイア・ブランカ』Bahia blanca
↓はカルロス・ディ・サルリ楽団の『バイア・ブランカ』【YOUTUBEより】 

註・彼がいつも黒メガネをかけているのは子供の頃に銃の暴発で目を怪我したもので盲目ではありません

☆ エミリオ・ペリコリ Emilio Pericoli  (1928.1.07~2013.4.09)



エミリア=ロマーニャ州チェゼナーティコ 生まれのカンツォーネ歌手で、子供の頃から神童と呼ばれていたそうです。
彼のブレイクは何と言っても『アル・ディ・ラ』でしょう。原曲は1961年のサン・レモ音楽祭において、
ベティ・クルティスとルチアーノ・タヨーリが唄って優勝した楽曲ですが、1962年のアメリカ映画『恋愛専科』において
劇中で唄ったことにより大ヒットになりました。
また、1963年には"Quando quando quando"によりサン・レモ音楽祭で優勝していますが、日本ではあまり取り上げられて
おらず、『アリヴェデルチ・ローマ』や『ロマンティコ・アモーレ』の方が有名かもしれません。

↓はエミリオ・ペリコリの『アル・ディ・ラ』【YOUTUBEより】 



【ご命日】

★ キティ・カレン Kitty Kallen (1921.5.25~2016.1.07)



フィラデルフィア生まれのジャズ・ポップシンガーで、ビッグバンド専属歌手からソロシンガーとして活躍。
代表曲として『お久しぶりね』『リトル・シングス・ミーン・ア・ロット』『ミスティ』などがある。

★ フランス・ギャル France Gall (1947.10.09~2016.1.07)



1960年代半ばにシルヴィー・ヴァルタンと人気を二分したフレンチ・ポップスの元祖的アイドル歌手。
代表曲に『夢みるシャンソン人形』『涙のシャンソン日記』『天使のためいき』『すてきな王子様』などがある。

★ イングリッド・チューリン Ingrid Thulin (1926.1.27~2018.1.07)



映画『野いちご』でイングマール・ベルイマン監督に見出されたスエーデン出身の国際女優。
主要出演作品として『女はそれを待っている』『野いちご』『沈黙』『戦争は終わった』などがある。