港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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ポップス・ベストテン 1961年7月 その2

2013-07-29 23:27:21 | ポップス


前回に引き続いて、手元の資料からポップス・ベストテンを時系列に紹介していこうと思います。

『今週のベストテン』1961年7月29日
①栄光への脱出 パット・ブーン
②黒い傷あとのブルース アンリ・ド・パリ楽団
③峠の幌馬車 ビリー・ヴォーン楽団
④カレンダー・ガール ニール・セダカ
⑤太陽がいっぱい サウンドドラック
⑥悲しき少年兵 ジョニー・ディアフィールド
⑦ボーイ・ハント コニー・フランシス
⑧スクスク ピンピン
⑨サレンダー エルヴィス・プレスリー
⑩荒野の七人 アル・カイオラ楽団

『今週のヒットレコード』1961年7月30日
①カレンダー・ガール ニール・セダカ
②栄光への脱出 パット・ブーン
③悲しき少年兵 ジョニー・ディアフィールド
④燃える平原児 エルヴィス・プレスリー
⑤倖せがいっぱい ミーナ
⑥僕の恋物語 ポール・アンカ
⑦ボーイ・ハント コニー・フランシス
⑧峠の幌馬車 ビリー・ヴォーン楽団
⑨サレンダー エルヴィス・プレスリー
⑩スクスク ピンピン

なお、1961年7月のその他のヒット曲としては
『赤と青のブルース (マリー・ラフォレ)』『ズビ・ズビ・ズー (ソフィア・ローレン)』
『鞄を持った女 (ファウスト・パペッティ楽団)』『蘭の花 (ウーゴ・ブランコと彼のアルパビアヘラ)』
『危険な関係のブルース (アート・ブレーキーとジャズメッセンジャーズ)』
『欲望のブルース (ベルト・ケンプフェルト楽団)』 などがありました。

↓は軽快なジャズを取り入れたマリー・ラフォレの『赤と青のブルース』YOUTUBEより
映画ではラストシーンでマリー・ラフォレがギター伴奏で唄っていました。

ポップス・ベストテン 1961年7月 その1

2013-07-27 23:34:28 | ポップス

1960年代初めのポップスベストテンといえばグレラン製薬の『今週のベストテン』が有名です。
関西では土曜日の夜、7時から『S盤アワー』のあと、7時30分からABC(朝日放送ラジオ)で放送されていました。
また、日曜日の午後9時にはOBC(ラジオ大阪)で『オリジナル今週のヒットレコード』という関西独自のベストテン番組がありました。

どちらもリスナーからのリクエスト葉書の枚数で順位を決めていたようですが
『今週のベストテン』がある程度納得のいくベストテンの王道であったのに対して『今週のヒットレコード』の順位はかなりユニークなものでした。
当時の【一姫四天王】が中心で、どちらかといえば それほどヒットしていないような曲も堂々とベストテン入りしていました。

『今週のヒットレコード』と『今週のベストテン』を対比しながら当時を検証してみようと思います。

『今週のベストテン』1961年7月22日
①栄光への脱出 パット・ブーン
②悲しき少年兵 ジョニー・ディアフィールド
③カレンダー・ガール ニール・セダカ
④黒い傷あとのブルース アンリ・ド・パリ楽団
⑤太陽がいっぱい サウンドドラック
⑥荒野の七人 アル・カイオラ楽団
⑦峠の幌馬車 ビリー・ヴォーン楽団
⑧アラスカ魂 ジョニー・ホートン
⑨禁じられた恋のボレロ ファルー
⑩サレンダー エルヴィス・プレスリー

『今週のヒットレコード』1961年7月23日
①カレンダー・ガール ニール・セダカ
②悲しき少年兵 ジョニー・ディアフィールド
③栄光への脱出 パット・ブーン
④倖せがいっぱい ミーナ
⑤燃える平原児 エルヴィス・プレスリー
⑥ボーイ・ハント コニー・フランシス
⑦僕の恋物語 ポール・アンカ
⑧太陽がいっぱい フィルム・シンフォニック・オーケストラ
⑨アラスカ魂 ジョニー・ホートン
⑩峠の幌馬車 ビリー・ヴォーン楽団

↓はミーナの『倖せがいっぱい』 YOUTUBEより
イタリア映画『鞄を持った女』で、夕暮れの渚のシーンに挿入されていました。


PS. 上記の文中、【一姫四天王】とありますが これは私の造語で
コニー・フランシス、そしてエルヴィス・プレスリー、パット・ブーン、ポール・アンカ、ニール・セダカのことです。


Quatorze Juillet (七月十四日) 巴里祭

2013-07-14 01:52:42 | 映画音楽

今日7月14日はフランスの革命記念日です。
わが国では巴里祭として知られていますが、巴里祭といっているのは日本だけのようです。
1789年7月14日、市民によるバスティーユ監獄の襲撃でルイ16世・マリー・アントワネットの王政が崩壊した記念日です。
ドラクロアの絵画『民衆を導く自由の女神』が有名ですね。


シネマにおいても革命記念日を背景にした作品が多々あります。
『巴里祭』(1933年) ルネ・クレール監督
『北ホテル』(1949年) マルセル・カルネ監督
『アンリエットの巴里祭』(1952年) ジュリアン・デュヴィヴィエ監督
『かくも長き不在』(1960年) アンリ・コルピ監督 など
いずれも映画史に残る名作です。


いまだに “ Albert Langlois !! ” という叫び声が耳から離れませんが
映画の話はまたの機会にして、今日はこの曲を聞くことにします。


リス・ゴーティの『巴里祭』 YOUTUBE より

アルゼンチン独立記念日前夜

2013-07-08 00:15:00 | アルゼンチンタンゴ

明日、7月9日はアルゼンチン共和国の血と涙の歴史的記念日です。
アルゼンチンが独立したのは 今から200年ほど前の1816年7月9日のこと。
日本では文化13年、第11代将軍徳川家斉(1787~1837)の時代です。
当時の独立した国家、リオ・デ・ラ・プラタ連合州は現在のウルグアイが中心で
アルゼンチン(アルヘンチーナ)という国名になったのは1825年11月だそうです。

アルゼンチンといえばタンゴ。
そして独立記念日のタンゴといえば『Independencia(独立)』
この曲は1910年7月9日に共和国の国会議事堂広場で初演されたそうです。


ファン・ダリエンソ楽団の『インデペンデンシア』 YOUTUBEより