港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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『1月14日』

2019-01-13 18:11:36 | 明日は誰の日

【誕生日】

☆ カテリーナ・ヴァレンテ Caterina Valente (1931.1.14~ )



50年代から60年代にかけて、ドイツを中心にヨーロッパそして世界で活躍した元祖バイリンガル歌手です。
サーカス一座のアコーデオン奏者の父と音楽コメディアンの母の間にパリで生まれ、幼少時から両親と共に欧州各地を
巡業したおかげで英、独、伊、仏、西語をマスターし、10代のころからステージに立ちました。
1953年にドイツのクルト・エーデルハーゲンに認められて専属歌手になり、収録した『アイ・ラヴ・パリス』がヒット、
さらに1955年に『そよ風と私』を各国言語でリリースしたことで世界的なヒットを記録しています。またバイリンガルを
武器にして、ラテン、カンツォーネ、シャンソンなどをリリース、なかでもウェルナー・ミュラー楽団をバックに唄った
1959年の『情熱の花』が全世界的なヒットとなり押しも押されもしない世界的なエンターティナーとなりました。
2005年に長い芸能生活に区切りをつけて現在はスイスのルガーノ湖の近くで余生を送っているとのことです。

【主要歌唱曲】
1953年『アイ・ラヴ・パリス』  I love Paris
1955年『そよ風と私』  The Breeze and I【YOUTUBEより】 

1955年『マラゲーニャ』  Malagueña【YOUTUBEより】 

1955年『ククルクク・パロマ』  Cucurucucu Paloma
1957年『チャチャチャ・フラメンコ』 Cha Cha Flamenco
1957年『愛の誓い』 Till【YOUTUBEより】 

1959年『情熱の花』 Tout l'amour【YOUTUBEより】
 
1959年『チャオ・チャオ・バンビーナ』 Ciao, ciao, bambina
1960年『月影のナポリ』 Tintarella di luna
1961年『スクスク』 Sucu Sucu
1963年『イスラエルの子守唄』 Israeli Lullaby
1963年『恋のバカンス』
1965年『一人ぼっちの浜辺』La Playa


☆ ジョセフ・ロージー Joseph Losey (1909.1.14~1984.6.22)



ハーバード大学で文学と美学を学び、舞台演劇や劇評を執筆しながら記録映画を手始めに映画監督となりました。
1949年に戦争による恐怖で髪の毛なった少年をめぐって反戦を訴えた映画『緑色の髪の少年 』で監督デビューを
果たし、社会派の秀作を数本監督しましたが日本では公開されていません。やがて1953年の『拳銃を売る男』の
完成直後に「赤狩り」のためにイギリスに亡命しました。イギリスでは1950年代末期からニュー・シネマの時代に
入りイギリス映画界の復活時期とも相まって作品を撮り続けることができたのが何よりの幸いだったことでしょう。
人間の退廃を厳しく見据えその社会環境を痛烈に批判することによって彼の映画美学が完成されていきました。

【主要監督作品】
1949年『緑色の髪の少年』 The Boy with Green Hair
1953年『拳銃を売る男』  Stranger on the Prowl 
1960年『コンクリート・ジャングル』   Concretet Jungle
1962年『エヴァの匂い』  Eva 

1963年『召使』 The Servant

1964年『銃殺』 King and Country
1965年『唇からナイフ』  Modesty Blaise
1967年『できごと』  Accident 
1968年『夕なぎ』  Boom! 


☆ フェイ・ダナウェイ Faye Dunaway (1941.1.14~ )



幼い時から女優志願が強く、舞台・ブロードウェイを経て1967年の『真昼の衝動』で念願のハリウッド進出を果たしました。
同年の『俺たちに明日はない』でクボニー役に付き一躍スターダムに昇り詰めましたが、プライベートでは多情な女と噂が
絶えなかったようです。

【主要出演作品】
1967年『真昼の衝動』 The Happening
1967年『夕日よ急げ』 Hurry Sundown
1967年『俺たちに明日はない』 Bonnie and Clyde

1968年『華麗なる賭け』 The Thomas Crown Affair
1968年『恋人たちの場所』 A Place for Lovers


【ご命日】

★ ファン・ダリエンソ Juan D'Arienzo (1900.12.14~1976.1.14)



"El rey del compás"(リズムの王様)と称されたアルゼンチン・タンゴのレジェンド的マエストロ。
無音ながらも刻んでいるリズムと地を這うようなヴァイオリンが特徴的で、激しい指揮ぶりにも人気があった。
 

★ アルフレッド・ハウゼ Alfred Hause (1920.8.08~2005.1.14)



ドイツ出身でオランダのマランドと人気を二分したコンチネンタル・タンゴ楽団のリーダー。
代表的な演奏として『碧空』『夜のタンゴ』『奥様お手をどうぞ』『夢のタンゴ』などがある。
↓はアルフレッド・ハウゼ楽団の『小さな喫茶店』【YOUTUBEより】 



★ アンリ・コルピ Henri Colpi (1921.7.15~2006.1.14)



ヌーヴェルヴァーク時代に、アラン・レネやアニュエス・ヴァルダなどを支えたセーヌ左岸派の映画人。
監督作品は数少ないが1961年の『かくも長き不在は』映画史に残る不朽の名作。


★ ハンフリー・ボガート Humphrey Bogart (1899.12.25~1957.1.14)



ボギーの愛称で親しまれ1930年代~50年代半ばに活躍、ハードボイルド映画には欠かせない存在の俳優。
主要出演作品として『デッドエンド』『マルタの鷹』『脱出』『黄金』『カサブランカ』などがある。


★ ジヤネット・マクドナルド Jeanette MacDonald (1903.6.18~1965.1.14)



ブロードウェイ出身の女優で、戦前のトーキー初期に人気絶大であったミュージカルの看板スター。
主要出演作品として『ラブ・パレード』『ローズ・マリー』『メリー・ウィドウ』『ニュウ・ムーン』などがある。