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映画音楽史(292) 『パリのめぐり逢い』 1968年公開

2014-11-24 11:35:46 | 映画音楽



『パリのめぐり逢い』 Vivre pour Vivre (仏) 1967年制作
監督 クロード・ルルーシュ
音楽 フランシス・レイ
主演 ロベール・コロンブ … イヴ・モンタン
    キャンディス … キャンディス・バーゲン
    カトリーヌ・コロンブ … アニー・ジラルド
主題歌 『パリのめぐり逢い』 ( Vivre pour Vivre ) 演奏・サウンド・トラック

テレビ報道キャスターと女子大生との不倫をメインにして独特の映像美で仕上げた華麗なるメロドラマ。
ロベールはフランス国内ではトップクラスのキャスターで妻のカトリーヌとも仲睦まじいが適当にプレイボーイでもある。
ある日、ロベールは女子大生のキャンディスと知り合い心を惹かれてしまい、アフリカロケに彼女を同行して結ばれる。
パリに戻ったロベールはカトリーヌの提案でアムステルダムに旅行するがロベールは途中に抜け出してキャンディス
との逢瀬をこころみる。すべてを悟ったカトリーヌはロベールを一人残してパリに戻る。ロベールはキャンディスと同棲を
始めるがお互いに心を埋め尽くすことはできず、傷心のキャンディスはニューヨークに戻る。妻にも見放されたと感じて
いたロベールは思わぬ妻の笑顔に迎えられる。

電子オルガンとストリングスによる主題歌の『パリのめぐり逢い』はフランシス・レイの作曲によるものです。サウンド・
トラックは彼の楽団の演奏によるものですが、ニコール・クロワジールによるスキャット盤と並行してヒットしました。
また、フランシス・レイはこのメイン・テーマの他にも、アフリカロケにおける『ロベールのテーマ』、ジャズ風のけだるい
ムードのトランペットが奏でる『カトリーヌのテーマ』、ロベールとキャンディスの出会いなどに使われた『キャンディスの
テーマ』なども提供していて聞きどころも満載でした。

↓はフランシス・レイ楽団の『パリのめぐり逢い』 YOUTUBEより