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映画音楽史(275) 『悲しみは星影と共に』 1966年公開

2014-11-04 06:55:11 | 映画音楽



『悲しみは星影と共に』 Andremo in Citta (伊) 1965年制作
監督 ネロ・リージ
音楽 イヴァン・ヴァンドール
主演 レンカ … ジェラルディン・チャップリン
    ミーシャ … フェデリコ
    イヴァン … ニーノ・カステルヌオーヴォ
主題歌 『悲しみは星影と共に』 ( Andremo in Citta ) 演奏・サウンド・トラック

エディス・ブリュックの自伝小説をもとに、人種偏見と迫害に対する怒りを淡々とした語り口で綴った反戦映画。
ナチ占領下のユーゴの片田舎、多感な少女レンカと盲目の少年ミーシャも戦争の波にのまれていく。父親のラクトは
ユダヤ人であるがために捕えられて収容所に送られたが脱走して姉弟のもとに逃げてきた。ラクトはレンカの恋人の
イヴァンに匿われたがゲシュタポの手によって射殺されイヴァンも重傷を負う。その上、ゲシュタポは姉弟をユダヤ人
として捕え収容所に送るために列車に乗せた。「どこへ行くの」と尋ねるミーシャに「町に行って目の手術をするのよ」
と答えるレンカの瞳は涙で溢れていた。

暗く沈んだギター・ソロの主題歌『悲しみは星影と共に』はユーゴ人のイヴァン・ヴァンドールの作曲によるもので、
映画では効果的に全編に使われていてサントラ盤もヒットしました。サントラ盤の演奏はブルーノ・ニコライ楽団
とのことです。

↓はサウンド・トラックの『悲しみは星影と共に』 YOUTUBEより