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映画音楽史(277) 『ひとりぼっちの愛情』 1966年公開

2014-11-06 06:31:10 | 映画音楽



『ひとりぼっちの愛情』 La Tia Tula (西) 1964年制作
監督 ミゲル・ピカソ
音楽 アントニオ・ペレス・オレア
主演 トゥーラ … アウローラ・バチスタ
    ラミロ … カルロス・ユストラーダ
    ファニタ … マリア・エンリケータ・カルバヘイラ
主題歌 『ひとりぼっちの愛情』 ( La Tia Tula ) 演奏・サウンド・トラック

ミゲル・デ・ウムナノの小説をもとに、義兄との愛に悩む女性の悲哀を描いた心理ドラマ。
銀行員のラミロは妻を亡くし二人の幼い子供たちと暮らしていた。亡妻の妹トゥーラは不憫な子供たちの面倒を見て
子供たちもトゥーラを母親のように慕う。ラミロはトゥーラに愛情を抱くがトゥーラは悩み抜いてそれを拒む。ようやく
トゥーラがラミロとの結婚を本気で考えた時、ラミロは親戚の若い娘ファニータを身籠らせていた。ラミロはトゥーラに
ファニータと結婚すると告げ、トゥーラは身を引くしかなかった。

ギターをフィーチャーした主題歌の『ひとりぼっちの愛情』はアルトロ・パソの作曲によるもので、映画でも全編に流れて
いました。レコードとしてはサントラ盤が『マルセリーノの唄』とのカップリングでリリースされていましたが演奏者について
は資料がなく不明です。公開当時、淀川長治氏がラジオ番組でこの曲を強く推奨していたのを思い出します。しかし、
この動画がどうしても見当たりません。手元に音源はあるのですがお聞かせできなくて残念です。


*** 追記 *** 2021.12.16
少し音源が悪いようですが、やっとYOUTUBEで動画を見つけました。