先日3人で映画「チェルノブイリ・ハート」を観てきた。
もう1回観たほうがいいくらいの情報がぎっしり詰まった映画でしたので、まだの方はぜひどうぞ。
もちろん興味のない方は観る必要ないですが、地球の反対側で起こっている「現実・真実」を自分の目で観ることは重要だと思います。
自分たちが行けない所にいってありのままを伝えてくれるドキュメンタリー監督・ジャーナリストには感謝しないといけませんね。私も20代後半、バックパッカーでうろうろしていた頃、とにかく自分の目でいろいろ見たくて、多くの国に足を運びましたが、戦闘地域や汚染地域には、いちツーリストとしては行けませんし、そこまでの意識はありませんでした。
映画では、あれもこれも、たくさんメモしたいことがありましたが、1回で真実を学ぶには到底足りません。
それだけ私が知らないことが多いということ、事実を知らなすぎた、ということでしょう。
原発を持つ国に住む私たちは、そして原発近隣住民ならなおさら、こういうものも判断材料のひとつとして取り入れるべきでしょう。その上で、原発継続か廃止か、賛成・反対を自分の意志で決めたらいいと思います。
だからこそ小さな映画館でちまちまやっていないで、コマーシャルがないのだからNHKででも放映してみて、その反響を政治家や官僚は見たらいいのに…と思いましたが、今そんなことが出来る人間が政治の中枢にいないのでしょうね。
今の政治はどの党が主導権を持ったとしても、政治と経済、政治と農業、政治と医業、政治と宗教…と言ったような足かせの中でしか動けていないから、誰のために働いているのか、正直わからないです。
余談はさておき、チェルノブイリ事故では、広島原爆の何十倍という放射能がばらまかれ、日本国土全体に相当する広大な土地が汚染された。そのために、当時、汚染地域にいた子供たちや被爆者から生まれた子供の多くは、甲状腺がんや手術を要する心臓疾患を持ち、また免疫低下により多くの命を失うこととなった。
そして25年経過した現在も、その影響は消えずに遺伝子を超えて続いている。
それは、事故当時子供であった世代が、結婚し、親になり始めているからだ。
そして現在、そのベラルーシ(国土の大半が汚染地域)の出産において、健常児が生まれる確率はなんと1割だそうだ。21世紀に信じられない話であり、将来国を背負う人がいなくなるという危機が迫っている。
お腹に子供を宿しながら、この子は大丈夫だろうか…と10ヶ月を過ごす若いお母さんたちの気持ちは、私たちの理解をはるかに超えている。それでもその現実と向き合いながら生きなければならない人々の強さを映画を観て感じた。
残り9割は、奇形や先天性の疾患や精神疾患・発達障害などの障害を持ち、それまではほとんどなかった障害児施設も増え続けているという。しかし、このベラルーシでも、事故後の国家保障は打ち切られているようだ。
結局国民に、特に何も知らない次世代につけが廻されている。
福島で起きた事故の影響がどのくらいの期間、どの位の人に影響するのか、誰にもわからない。
わからないこそ、大丈夫ではなく、疑わしいものは最大限の被害を想定した危機管理を、国・地方自治体・企業・親御・今を生きる我々ひとりひとりの大人が持つことでしか、今も福島にいる子供たち、そしてこれからの日本を背負う子どもたちを守るすべはないでしょう。
ベラルーシは遠く離れているがゆえに、いまだにというか、これからさらに深刻化するであろうその後遺症は、遠く離れた私たちの耳には届きにくい。もちろんメディアが情報を的確に伝えないという問題がある。
中国のような共産主義の国は、自国の運営に不利益となる情報は入れない・出さないのが常識。しかし、その常識もインターネットという情報網により壊れたようなもの。中東の春がそれを物語っている。
しかしその一方で、すでに民主主義を謳歌している日本には、どんな情報もあふれているけれど、そのかわり、その中で各自が必要な情報を選別したり、あえて隠されているものを掘り出さなければ正しく情報をつかんでいるとは言えなくなっている。
自由には、必ず責任が伴うということ。
今の日本のメディアですら、自社に都合がよく、そして一般受けしやすく、感情に訴えるような内容だけ伝えられ、客観性にかけていると感じることが多い。だから本当の事実を現場にいって自分の目で見て、聞いて、それを誰かの利益・不利益関係なく、ありのまま伝えることが出来る信用度の高いジャーナリストが必要だ。
テレビで言われていること、本に書かれていること…、それらすべてを鵜呑みにするのではなく、誰の意見は取り入れて、誰の意見を取り入れるべきではない(客観性やその情報に対する信用性・必要性が低い)のかを、一度自分の脳を使ってふるいにかけることができなければ振り回されるばかり。
自分で判断できなければ、テレビで宣伝されているもの、良いと勧められたものをすべて買うような人だらけになりますもの。
経済活動としてはまわるでしょうが、家族にひとりでもそういう人がいると、出費がかさんで大変です。
「テレビ・新聞・雑誌で宣伝しているものに、良い商品はない」車や家電など一部あてはまりませんが、日用品・健康食品などに関してはほぼあてはまる大原則です。
大人ですら、自分で自分の行動や物事の善悪を判断することができなくなっているから、日本から詐欺犯罪や性犯罪が減らない。
海外の人からすれば、これらがあること、そして引っかかること自体が信じられないと言われる。
和は大事だが、お人好し過ぎてはいけない。NOはNOなんだから、それが言えないのは、大人じゃない。
また横道にそれたので、話をもどしましょう。
このベラルーシの子供たちを「世界中で保養のために短期間引き取る」という呼びかけがなされていたことを私は知らなかった。そしてそれに賛同した北海道の野呂美加さんという方が「チェルノブイリへのかけはし」というNPOを設立されて活動していることを、野呂さんの著書で知った。
野呂さんの著書・活動の内容には、ネット上では賛否両論のようですね。
でも賛同者ばかりでは質が落ちますから、否定論者の意見を感情的に排除するだけではなく、客観的に読み取り、改善すべきところを改善されればより質の高いNPO活動になると確信しています。
私は著書の内容すべてに賛同はできませんが、彼女の行動力と信念に敬服していますので、陰ながらですが、応援したいと思っています。機会があれば、講演会にも行ってみたいです。
このNPOのウェブサイトで福島の子供をイタリアに保養に行かせたという記事もあった。国内では引き受け先がないのだろうか…とも思ったが、同じ趣旨のNPO活動がいろいろとあることもいろいろと検索しながら遅ればせながら知りました。
私が使うNAETが被災した方々、特に将来のある子供たちに対して何かできることはないか…といつも考えます。
クリニックは佐藤先生に任せて…と思ったこともありましたが、慰安目的ではないため、西洋医学ではない我々は、まず正門からは受け入れてもらえません。とにかくもっともっと自分たちの道を公認者が皆で力を合わせて切り開くことが、社会からの必要性を高める唯一の道だと考え、とりあえず今はそちらに集中しています。
映画のワンシーンで、大きなひとりがけのソファがでてきたんです。
そのソファはパソコンに繋がっていて、そこに子供が座ると、その子の体内放射性物質の数値がパソコン画面に出るんです。
そして、ある男の子はセシウムだったか何かの値が高く出ていました。医師は、それを含みやすい食品の中でその子がよく食べるものを聞き出していました。後日、その子が確か自家製ジャムだったと思うのですが、ビンごと持ってきて、医師がそのビンをそのソファに載せて検査したら、男の子に高値で検出された放射線と同じものが検出されていました。
そのシーンに、さすが旧ロシア、EAVの国だと思いました。
ソファにビンを載せて検査するなんていう頭は、日本の医師にはないでしょう。
非科学的とか言って、眉をひそめられるだけでしょう。でもこれは最新で斬新な量子物理学です。
そんなシーンを日本で見てみたい。私の目の黒いうちに。
EAV(筋力検査でなく、電位の抵抗値で検査する機器)はドイツ・ロシアで開発されたものです。
現在はアメリカでもいろいろな機器が開発・販売されていますが、採血データのように客観的データとしての位置づけはされていません。それは日本でも、他のほとんどの国でも同じ。
増田カイロにもEAVは2台ありますが、現在は多忙に付き、ほこりをかぶっています。。。
このソファ、日本赤十字が福島の各市町村にひとつずつ買って、日本赤十字や地元の医師が研修を受けて、住民の健康管理に使ってくれたらいいのに…と思うのは私だけではないでしょう。
ひとつ自腹で買うか、とちょっとだけ思いましたが、いったいいくら位するんでしょうね。
ご存知の方いらっしゃったら、教えてください。
ちなみにクリニックにあるようなパソコンを使ったEAVはだいたい100~200万位です。
今回はまとまりがつかずあちこち飛びましてすいません。
私が観た今年の映画トップ3に入るものでしたので、ぜひ興味をもたれた方は観てみてください。
もう1回観たほうがいいくらいの情報がぎっしり詰まった映画でしたので、まだの方はぜひどうぞ。
もちろん興味のない方は観る必要ないですが、地球の反対側で起こっている「現実・真実」を自分の目で観ることは重要だと思います。
自分たちが行けない所にいってありのままを伝えてくれるドキュメンタリー監督・ジャーナリストには感謝しないといけませんね。私も20代後半、バックパッカーでうろうろしていた頃、とにかく自分の目でいろいろ見たくて、多くの国に足を運びましたが、戦闘地域や汚染地域には、いちツーリストとしては行けませんし、そこまでの意識はありませんでした。
映画では、あれもこれも、たくさんメモしたいことがありましたが、1回で真実を学ぶには到底足りません。
それだけ私が知らないことが多いということ、事実を知らなすぎた、ということでしょう。
原発を持つ国に住む私たちは、そして原発近隣住民ならなおさら、こういうものも判断材料のひとつとして取り入れるべきでしょう。その上で、原発継続か廃止か、賛成・反対を自分の意志で決めたらいいと思います。
だからこそ小さな映画館でちまちまやっていないで、コマーシャルがないのだからNHKででも放映してみて、その反響を政治家や官僚は見たらいいのに…と思いましたが、今そんなことが出来る人間が政治の中枢にいないのでしょうね。
今の政治はどの党が主導権を持ったとしても、政治と経済、政治と農業、政治と医業、政治と宗教…と言ったような足かせの中でしか動けていないから、誰のために働いているのか、正直わからないです。
余談はさておき、チェルノブイリ事故では、広島原爆の何十倍という放射能がばらまかれ、日本国土全体に相当する広大な土地が汚染された。そのために、当時、汚染地域にいた子供たちや被爆者から生まれた子供の多くは、甲状腺がんや手術を要する心臓疾患を持ち、また免疫低下により多くの命を失うこととなった。
そして25年経過した現在も、その影響は消えずに遺伝子を超えて続いている。
それは、事故当時子供であった世代が、結婚し、親になり始めているからだ。
そして現在、そのベラルーシ(国土の大半が汚染地域)の出産において、健常児が生まれる確率はなんと1割だそうだ。21世紀に信じられない話であり、将来国を背負う人がいなくなるという危機が迫っている。
お腹に子供を宿しながら、この子は大丈夫だろうか…と10ヶ月を過ごす若いお母さんたちの気持ちは、私たちの理解をはるかに超えている。それでもその現実と向き合いながら生きなければならない人々の強さを映画を観て感じた。
残り9割は、奇形や先天性の疾患や精神疾患・発達障害などの障害を持ち、それまではほとんどなかった障害児施設も増え続けているという。しかし、このベラルーシでも、事故後の国家保障は打ち切られているようだ。
結局国民に、特に何も知らない次世代につけが廻されている。
福島で起きた事故の影響がどのくらいの期間、どの位の人に影響するのか、誰にもわからない。
わからないこそ、大丈夫ではなく、疑わしいものは最大限の被害を想定した危機管理を、国・地方自治体・企業・親御・今を生きる我々ひとりひとりの大人が持つことでしか、今も福島にいる子供たち、そしてこれからの日本を背負う子どもたちを守るすべはないでしょう。
ベラルーシは遠く離れているがゆえに、いまだにというか、これからさらに深刻化するであろうその後遺症は、遠く離れた私たちの耳には届きにくい。もちろんメディアが情報を的確に伝えないという問題がある。
中国のような共産主義の国は、自国の運営に不利益となる情報は入れない・出さないのが常識。しかし、その常識もインターネットという情報網により壊れたようなもの。中東の春がそれを物語っている。
しかしその一方で、すでに民主主義を謳歌している日本には、どんな情報もあふれているけれど、そのかわり、その中で各自が必要な情報を選別したり、あえて隠されているものを掘り出さなければ正しく情報をつかんでいるとは言えなくなっている。
自由には、必ず責任が伴うということ。
今の日本のメディアですら、自社に都合がよく、そして一般受けしやすく、感情に訴えるような内容だけ伝えられ、客観性にかけていると感じることが多い。だから本当の事実を現場にいって自分の目で見て、聞いて、それを誰かの利益・不利益関係なく、ありのまま伝えることが出来る信用度の高いジャーナリストが必要だ。
テレビで言われていること、本に書かれていること…、それらすべてを鵜呑みにするのではなく、誰の意見は取り入れて、誰の意見を取り入れるべきではない(客観性やその情報に対する信用性・必要性が低い)のかを、一度自分の脳を使ってふるいにかけることができなければ振り回されるばかり。
自分で判断できなければ、テレビで宣伝されているもの、良いと勧められたものをすべて買うような人だらけになりますもの。
経済活動としてはまわるでしょうが、家族にひとりでもそういう人がいると、出費がかさんで大変です。
「テレビ・新聞・雑誌で宣伝しているものに、良い商品はない」車や家電など一部あてはまりませんが、日用品・健康食品などに関してはほぼあてはまる大原則です。
大人ですら、自分で自分の行動や物事の善悪を判断することができなくなっているから、日本から詐欺犯罪や性犯罪が減らない。
海外の人からすれば、これらがあること、そして引っかかること自体が信じられないと言われる。
和は大事だが、お人好し過ぎてはいけない。NOはNOなんだから、それが言えないのは、大人じゃない。
また横道にそれたので、話をもどしましょう。
このベラルーシの子供たちを「世界中で保養のために短期間引き取る」という呼びかけがなされていたことを私は知らなかった。そしてそれに賛同した北海道の野呂美加さんという方が「チェルノブイリへのかけはし」というNPOを設立されて活動していることを、野呂さんの著書で知った。
野呂さんの著書・活動の内容には、ネット上では賛否両論のようですね。
でも賛同者ばかりでは質が落ちますから、否定論者の意見を感情的に排除するだけではなく、客観的に読み取り、改善すべきところを改善されればより質の高いNPO活動になると確信しています。
私は著書の内容すべてに賛同はできませんが、彼女の行動力と信念に敬服していますので、陰ながらですが、応援したいと思っています。機会があれば、講演会にも行ってみたいです。
このNPOのウェブサイトで福島の子供をイタリアに保養に行かせたという記事もあった。国内では引き受け先がないのだろうか…とも思ったが、同じ趣旨のNPO活動がいろいろとあることもいろいろと検索しながら遅ればせながら知りました。
私が使うNAETが被災した方々、特に将来のある子供たちに対して何かできることはないか…といつも考えます。
クリニックは佐藤先生に任せて…と思ったこともありましたが、慰安目的ではないため、西洋医学ではない我々は、まず正門からは受け入れてもらえません。とにかくもっともっと自分たちの道を公認者が皆で力を合わせて切り開くことが、社会からの必要性を高める唯一の道だと考え、とりあえず今はそちらに集中しています。
映画のワンシーンで、大きなひとりがけのソファがでてきたんです。
そのソファはパソコンに繋がっていて、そこに子供が座ると、その子の体内放射性物質の数値がパソコン画面に出るんです。
そして、ある男の子はセシウムだったか何かの値が高く出ていました。医師は、それを含みやすい食品の中でその子がよく食べるものを聞き出していました。後日、その子が確か自家製ジャムだったと思うのですが、ビンごと持ってきて、医師がそのビンをそのソファに載せて検査したら、男の子に高値で検出された放射線と同じものが検出されていました。
そのシーンに、さすが旧ロシア、EAVの国だと思いました。
ソファにビンを載せて検査するなんていう頭は、日本の医師にはないでしょう。
非科学的とか言って、眉をひそめられるだけでしょう。でもこれは最新で斬新な量子物理学です。
そんなシーンを日本で見てみたい。私の目の黒いうちに。
EAV(筋力検査でなく、電位の抵抗値で検査する機器)はドイツ・ロシアで開発されたものです。
現在はアメリカでもいろいろな機器が開発・販売されていますが、採血データのように客観的データとしての位置づけはされていません。それは日本でも、他のほとんどの国でも同じ。
増田カイロにもEAVは2台ありますが、現在は多忙に付き、ほこりをかぶっています。。。
このソファ、日本赤十字が福島の各市町村にひとつずつ買って、日本赤十字や地元の医師が研修を受けて、住民の健康管理に使ってくれたらいいのに…と思うのは私だけではないでしょう。
ひとつ自腹で買うか、とちょっとだけ思いましたが、いったいいくら位するんでしょうね。
ご存知の方いらっしゃったら、教えてください。
ちなみにクリニックにあるようなパソコンを使ったEAVはだいたい100~200万位です。
今回はまとまりがつかずあちこち飛びましてすいません。
私が観た今年の映画トップ3に入るものでしたので、ぜひ興味をもたれた方は観てみてください。