光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

生きた水・久留里②-ここの酒蔵がTv「呑み鉄本線・日本旅」にも紹介されてます

2023年07月12日 | 日記

 駅近くの久留里市場地区を歩いていると、1本の大きな煙突が見えてきました。吉崎酒造の煙突です。その時ツレが吉崎酒造の酒粕を購入したいと言うので、国道410号線久留里街道から酒造に入り酒粕を購入しました。何気なく吉崎酒造のガラスケースの案内板を見ると、六角精児の「呑み鉄本線・日本旅」のポスターが貼ってあるのに気付きました。

 そういえば先日NHK・BSプレミアムの再放送で、六角さんが吉崎酒造の日本酒を試飲しているのを見た事を思い出しました。ツレも私もこの番組をよく視聴しています。六角精児さんの酒と料理の食レポ、そして壇蜜さんのナレーションが最高です。因みに吉崎酒造は城下町久留里で寛永元年(1624年)の創業といわれ、千葉県では最古の蔵元です。

 吉崎酒造のある久留里街道から、また1本中の細い道に戻りました。殆ど人が通らず、ネコが大手を振って歩いています。この道を県道32号線に向かって進むと、木村屋金物店の裏手に出ます。木村屋金物店は弘化3年(1846年))の創業で、建物は明治元年(1846)の建造、レトロな店構えが素晴らしいです。

 木村屋金物店の向かいには、久留里カトリック幼稚園があります。この日は土曜日なので、園児の姿はありません。園内には聖母マリアと子供の姿と思われる白い像が置かれています。令和5年3月現在・園児は127名、園長、職員は14名で創業は1953年11月。70年も前から周辺の子供たちを育んできました。

 この道を左に曲がって約100m位進むと、新町の井戸です。井戸の竣工は比較的新しく2022年4月。水場は豪快な造りで、毎分400リットルの水が地下650mから自噴しています。この井戸で久留里の生きた水を飲んで、少し休憩し県道32号線に出ました。

 県道32号線から右に曲がり、新井白石旧宅方面に向かいました。その道にも自噴井戸があり、横で親子がスケートボードに乗って遊んでいました。

 近くに紀平豆腐店が在ります。開店していたので、出来立ての厚揚げを2枚購入しました。ここの厚揚げは絶品です。

 新井白石旧宅は何度も行っているので、久留里駅に戻る事にしました。上総小学校に続く道を久留里街道に向けて歩きます。道の両側は古い住宅が軒並みに存在し風情があります。曲がり角から侍や町人が出てきそうな雰囲気。その中の1軒から女性が出て来て近くの自噴井戸から水を汲み始めました。服装は現代的ですが、髪形や顔立ちがレトロな女性でした。

 最後に久留里街道に出て、高澤家の銘水を味わいました。久留里で1番有名な自噴井戸。何時もは沢山の人が水を汲みに来ているのですが、今日は誰もいませんでした。この後お腹も減って来たのでランチを食べに駅近くの喜楽飯店に向かいました。