東腎協中南部ブロック学習交流会

今回は腎臓関係外の方には？？？と思います
関心のある方読んでね～


上記学習交流会に参加してきました

代々木山下病院のドクターの講演
血液データの読み方とシャント管理のお話でした

大変わかりやすく
とても勉強になりました

すでに２つのブロックでお話されているそうです

以下お話を列記させていただきます

良いシャントの条件は
・広く穿刺できる
・穿刺が容易である
・反復して穿刺できる
・必要充分な血流
・透析中に静脈圧が掛からない
そして再循環がおこらないこと

血流は変化していくので常にチェックが必要
シャントも大体１０年で作り変えは普通
もちろん２０年以上もつ場合も
なんども作り変えるひとも

シャントは命綱ではあるが
基本的に体に悪いものでもある
出来るだけ流れすぎないことが大事とのこと

副甲状腺に問題のある人はシャントトラブルが多い
亢進症でも低下症でも問題らしい
いずれでも石灰化が進むためではないか

血管をいかに若く保つかが大事

透析患者の死亡原因は
心疾患が多いが
感染症での死亡率が上がっている
これは同一部位の穿刺のための破裂などが原因になる

自分はボタンホールは感染症の観点から
良くないように思う,とのこと

重要な血液データのお話
・クレアチニン・・筋肉が収縮するときにでてくる老廃物。毒性はない。
　　透析の指標はクレアチニンで
・BUN・・値は動く。実際の腎機能をあらわさない。しかし毒性が強い。
・リン・カルシウム・・ご存知と思います。しっかり管理する必要がある。
・Ht/Hb・・全身状態を見る

シャントの重要な点
再循環しないこと
再循環しているかどうかは
透析前後のクレアチニンの値で見る
３回の透析ごとの
前値と後値の変化が
前値が大きく上がってくるのは再循環が考えられる
前値も後値もあがってくるのは透析不足が考えられる

血管は変化するので
血液の流れや合併症についてつねに観察して
悪化する前に検査を受けることが大事

皮膚の変化やはれ、痛みや冷えなど

最後に質問をうけていただき
シャントの個人相談もありました

なんだか恐くなっちゃった

シャント作って透析して～
しか考えてなかったけど
シャントトラブルも複雑



しかし自己管理といっても
いろいろよね

データに注意して
食生活も気をつけて
シャントに注意して
体動かして
栄養つけて

それに
いい施設を選ぶこと？

自分のことだもの
最善と思うこと

がんばろう～