とことこ日記~リタイアな日々

透析しながら、歌舞伎に映画、コンサート。
日々に感謝しながら、おまけの人生楽しみたい。

十二月大歌舞伎 玉三郎~

2016年12月14日 | 古典芸能
十二月の歌舞伎座は三部制
一部と二部は新作歌舞伎中心の意欲的な上演ですが
私は三部の玉三郎出演の舞踊劇二つを観に行きました

二人椀久ににんわんきゅう

傾城に入れあげて勘当された男が狂ってしまったもの語り
花道に出て来る勘九郎が亡霊みたいで迫力ありました。
玉三郎は当たり前に美しく本物の亡霊ですが
結果最後まで寒気がするという・・
以前染五郎・菊之助のを観てますが、
美男美女で演じられることが多いのでしょうか
過去では仁左衛門(今の)、富十郎が、前の雀右衛門、玉三郎と踊ったことが多いようです
綺麗でいい演目ですね

京鹿子娘五人道成寺きょうかのこむすめごにんどうじょうじ

これまた人気演目「娘道成寺」
一般的に道成寺は一人で踊ると思うのですが
玉三郎と4人の人気若手で白拍子花子を演じます
これは珍しいのでは?

4人中3人は女方で、ひとりだけ基本立役の勘九郎が頑張ってました
正直違和感ありましたが、元気。七之助と兄弟で踊ったのが面白い
一緒に行った人が、勘九郎すごく良かったと感心してました。

しかしなんといっても玉三郎はすごい。
息子世代の若手に交じっても
ひときわ色っぽくて若々しいのです。


今回は舞踊劇でしたからうっとり楽しめました。
このところ忠臣蔵三昧で、満足だけど疲労がきついのです。