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くるみ再び救急病院へ。。。そして思ったこと!

2014-08-28 | ワンコ ▼^ェ^▼ U´ェ`U

≪再び救急病院にかかる≫

8月25日に救急病院にかかり
、その後は安定しているように見えたくるみですが、28日の夜、何気なく体重を計ってみると、なんと3.3キロしかありません!
通常の体重は3.8キロ、救急にかかった時も3.8キロでした。いくらなんでもたった3日で0.5キロ減はおかしい!体重の1.3割減ということは、60キロの人間で言えば、3日間で約8キロも減る計算になります。

かかりつけの病院に電話してみたのですが既に診療時間外で留守電だったので、やむを得ず救急病院に再度お世話になることになりました。

しかし、結果としてはこれが正解でした!
「この子の場合は、ありがたいことに、このように元気にしているけど、今の状態だったら、普通はもっとぐったりしていてもおかしくないくらいだ」とのことでした。
「救急医療を施しても残念ながら翌日に亡くなってしまうワンちゃんもいるというほど油断を許さない状況だ」とも言われました。

今回もとても危ない状態だったので、体重減の原因こそわかりませんでしたが、再検査結果の数値に基づき処置してもらい、念の為、血流を良くするヘパリンも再度注射してもらいました。

今後の治療法としては、まず低たんぱくの原因を突き止めなければなりませんが、その検査は全身麻酔をして内視鏡を入れたりする為、体力が回復するまではできないとのことです。
とりあえずは血栓をできにくくする薬を投与して、たんぱく質を補いながら、体力とアルブミン値(たんぱく質)の回復を待つのが良いとのアドバイスをいただき、かかり付けの病院で治療を続けるように言われました。



********** 29日 **********

≪かかり付けの病院の対応≫

今回も、翌日すぐに掛かり付けの病院で受診するよう救急病院で言われたので、29日(金)その旨連絡を入れてみると、既に先日の検査結果が出ているにも関わらず、院長不在の為その翌日でどうかとの返答でした。

今までの経緯に加えて、そんなにのんびりした対応でいいのかという疑問があったので、理由としてはそれが最も大きかったのですが、今後の治療が長くかかりそうなこともあり、共働きの私達にとっては、年中無休でより遅い時間まで診療可能な医院への転院を希望している旨を伝え、今回の一連のデータを返却してもらうことにしました。

それには快く対応してくださり、書類に一筆添えてレントゲンや超音波写真、採血のデータや腹水のサンプリングと共に渡していただきました。
「うちでは血栓の薬がないので、救急病院に相談しようと思っていた」とも言っていました。


≪転院先の病院で≫

その書類を持ち、その日のうちにもう少し大きな病院に行って診療を受けました。
やはり、あまりのんびりと構えている状況ではないらしく、今すぐにできる処置をした上で、これからどうすべきか方法をいくつか提案してくれました。
「前の病院では本当に何も処置をされなかったのか?」と問われました。

まずは、低たんぱく症になる原因を見つけないといけないのですが、救急病院で言われた通り、すぐに内視鏡等の検査はできない状況なので、まず差し当たっては血栓を出来にくくすると同時にたんぱく質量を増やしながら胃腸を整える投薬とサプリメントを摂り、平行して食事療法で様子を見ることにしました。

ちなみに、最初に救急病院で行った血栓を溶かす薬ですが、とても強い薬で、これについては賛否両論あるとのこと。どちらかというと効かない場合の方が多く、今回は救急医療だということで行ったのだと思うが、効果があったのはその後に使った血液を流れやすくするヘパリンの方ではないかとのこと。あまりお勧めはできないとの見解でした。

今後は、状況を見ながら必要に応じてヘパリン注射をする治療を続けて行くのも一つですし、もっと良い方法としては、健康な犬の血液を輸血するという方法があるとのこと。それが一番早く確実に治療できるとのことです。

但し、それはこのような一般的な一次医療機関ではできないので、二次医療機関か大学病院のようなところに行くしかないとのこと。この辺りの二次医療機関としては、救急でお世話になった『DVMs 動物医療センター横浜』に併設の二次診療センターか、『南動物病院グループ』『ベイサイド アニマル クリニック』という所があり、必要であれば紹介してくれるとのことでした。大学病院も3か所くらい挙げていただきました。

病院側で問い合わせていただいたところ、『DVMs 動物医療センター』の方は、現在輸血できる血液がないということでした。
『ベイサイド アニマル クリニック』では、輸血だけの治療はできないということでしたが、この病気の治療が終わるまで一時的に診療をそちらに依頼するのであれば可能ということでした。 

こちらの病院に来て、今できる処置をすぐにしてもらった上で、考えられるいくつかの治療方法を提案してもらえたので、それに関してはすごく良かったと思いました。

********** 30日 **********

一晩じっくり考えて、セカンドオピニオンを聞くというのも一つかなと思ったので、翌日の30日(土)に、もう一度この転院先の病院へ行き、『ベイサイド アニマル クリニック』で相談した上で、輸血することになれば、そのままそこで治療したい旨を告げ、カルテや報告書類を用意していただきました。
それならばと、この日ヘパリン注射を予定していたのですが、先生の助言もあり、ここでの処置は全て一旦取りやめにして、すぐに『ベイサイド アニマル クリニック』に予約を入れ、その日のうちに受診することにしました。


≪二次医療機関 『ベイサイド アニマル クリニック』にて≫ 

状態を診ていただいて、可能であれば輸血治療したいという意思は伝えてあったので、その方向ですぐに話は進められました。

輸血するということに全く抵抗がなかったわけではありません。どこの誰の血液を使うのか、輸血による感染や副作用の心配はないのかなど。できれば輸血をせずに何とか別の方法でできないのかと、いろいろ葛藤はありました。
聞けば、血液は病院で飼われている大型犬のものを使うと聞きました。その為に長いことこの病院で頑張ってくれているのだそうです。そのワンちゃんに感謝すると同時に、全く知らない所からの血液ではなかった事と、今までの実績があるので少し安心しました。

まずは輸血してもらう血液との相性を調べる為の血液検査をしました。これで適合しなければ、適合する犬が見つかるまで輸血はできません。
「もしダメだったら、うちにもう一頭犬がいるのですが・・・、その子の血ではダメでしょうか?シーズーなのですが。。。」と恐る恐る聞いてみると、小型犬では血液が全然足りないのでダメとのことでした!(≧_≦)
もし適合しない場合は、大学病院に行くしかないだろうとのことでした。大学病院ではそのような場合に備えてたくさんの犬を飼っているとのこと。また、この辺りでは東大の大学病院が一番良いとのことでした。
とりあえずは、ここのワンちゃんと適合することを願うしかありません。

検査結果がでるまで2時間程かかるそうなので、一旦外出して、Dog Cafeで早めの夕食にしました。

約2時間後の夜7時頃、検査結果を聞きに行くと、まずは血液は適合したとのこと。一安心です。
それに、もう一つ良い知らせがあるというので聞くと、アルブミン(たんぱく質)の数値がだいぶ良くなっていました。恐らく昨日紹介元の病院で処方してもらった薬が効いているのだろうとのことです。 この調子であれば、ヘパリンの注射は必要ないと言われました。

そして、いつでもすぐに輸血できる準備は整えておくが、明日もう一度検査をしてみて、更に数値が良くなっているようであれば、輸血もしなくて大丈夫だろうと言われました。
これは予想外でもあり、すごく嬉しい結果でした

********** 31日 **********

その翌日31日(日)、再度『ベイサイド アニマル クリニック』を訪れました。
血液検査の結果は。。。 何と!アルブミンが正常値の下限に近いところまで上がっていました!!まだ正常値には達していませんが、ひとまず良かった
先生曰く、「輸血はしなくても大丈夫でしょう!」とのこと。

このまま様子を見て、来週の土曜日に再検査をすることになりました。
それまでに、何か様子がおかしくなったら、昼間であればここに、夜間であれば『DVMs 動物医療センター』の救急病院を必ず受診するようにと言われました。

そして、「今飲んでいる薬がなくなったら、紹介元の病院で再度処方してもらってください。」とのこと。今後も紹介元のホームドクターと緊急医療とで連携をとって診ていくのが望ましいだろうと言われました。

ここで担当していただいた先生は、とても明瞭なわかりやすい説明で、くるみの事を一番に考え、的確な治療方法や今後の流れ等をテキパキと指示してくれるので、任せていてとても安心感のあるベテランの先生でした。 

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25日(月)に救急病院にかかってから、31日(日)までの1週間で、救急医療を含めて計8回通院しました。退院時のお迎えも入れたら9回!

少なからず大変でしたが、病院を思い切って変えてみたのは良かったと思います。
当たり前のことですが、病院によっても、先生によっても、考え方や治療方針は様々!
普段の健康診断やワクチン接種、フィラリア薬、風邪をひいた、お腹を壊した、軽い怪我など、それほど重い病気や救急ではない時は、特に問題はないと思いますが、それが事例の少ない難病だったり、本当に緊急などの場合に、必ずしもその病院が適切かどうかは患者にはわかりませんよね。
もしかしたら、過去にそういった事例があまりなく経験値が不足していたり、あったとしても治療方法がそれで必ずしも正しいとは限らないし。。。

そんな時、もしちょっとでも変だな、おかしいなと思ったら、迷わずセカンドオピニオンを求めるのも一つですね。そして、その結果によっては、思い切って病院を変えてみるという選択肢もありだなと、今回つくづく思いました。

実際には、ずっとお世話になってきた病院の先生になかなか言い出しづらいですが、大切な愛犬の命はたった一つですから、まごまごしていて手遅れになってしまうなどという取り返しのつかない事だけはしたくないです。
それに、意外と病院側もできる限りの協力をしてくれるのだな~思いました。

今回、病院を思い切って変えたことで、より良い医療機関を紹介してもらえ、自分たちも納得した最良と思われる治療法を受けられることになったので本当に良かったです。何よりも、安心して任せられる信頼のおける先生に出会えた事が大きいです。

いろいろと偉そうなことを書いていますが、ここまで来る間の様々な判断の殆んどは、私ではなくChériが、その都度聞いたり調べたりした上で、考え、決めてくれました。感謝しています♪
くるみ、早く元気になってね~♡