山形建築研究所-BLOG-休憩室

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プレゼン

2024年10月21日 | 仕事
約2ヶ月ほど間にヒアリングをして、その後<現地確認>をしてから約1カ月、慌ただしさを言い訳にして
プレゼンテーションを先延ばしにしていましたが、やっぱり約束の期日を気にしながら過ごした1カ月でした。(^^;)
蕎麦屋の出前よろしく、「ハイ!まもなくです・・・」と、かかえている仕事にアップアップしている私を、許してくださっているすまい手に感謝です。



プレゼンテーションは、設計者にとって自らの理念を実現するうえで大切な機会です。語源はプレゼント、贈るとか贈呈するという意味を持っています。
設計者はすまい手に計画の内容を伝えるために、与えられた時間の中で、簡潔な言葉で、それもわかりやすい表現で、住まい手が感情移入できるようなプランをつくる必要があります。
一期一会の一回限りの勝負と、気合が入るのは当たり前なんですが、チカラが入れば入るほど見当違いのチカラの入れ方になることもあります。
この人に任せても大丈夫だ、と思ってもらえるような信頼関係を築くことが何よりも大切だと思っています。

本当の意味でのプレゼンテーションは、意識を共有することを目的とすることだと思います。
すまい手を説得するような啓蒙的なプレゼンテーションは、どうかなぁと思ったりします。
材料を提供して住まい手からの認識を深めて、ズレを修正し考え方を共有する。

だから、用意する図面や模型はテーブルの上に並べられた料理のようなもの。
なので、食事をしながら会話をするような、気楽で肩のこらない会話が交わされるような料理をつくろうと、いつも知恵をしぼっています。

そして、昨日はプレゼンテーション!
プランをはじめてお見せするときは、こんなわたしでも、いつもたいへん緊張するもので・・・そんな風には見えないようですが本当なんですよッ。(^^;)
それまでにいくつもの案をつくっては壊しをくり返し、少しづつ絞り込んでいって最終案にたどり着くのですが、
そうして残った、ただひとつの案が、そこに住む人の心を捕らえることができなければ、正直なところ、その仕事の先行きは、あやしいものになるからです。



で、肝心のプレゼンテーションの結果はと云うと・・・大変気に入っていただき、『これでいきましょう!』と・・・思案した甲斐がありました。(^^)v
タイトルには、まだ(仮)がついていて、詰めなければならないことはたくさんありますが、楽しくやりがいのあるすまいづくりとなりそうです。

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