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山形建築研究所-BLOG-休憩室

ここは建築設計事務所-山形建築研究所の休憩室です。
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背筋・・・でなくて<配筋>検査

2009年09月24日 | 四条町の家
<うつ伏せになって、上体をそらせて・・・>という背筋の検査ではなくて、今日は<四条町の家>の<配筋>検査。
基礎コンクリートの中に埋まってしまう、鉄筋の径、本数、間隔、定着、継手などを設計図通りとなっているかの検査。

ここで、専門用語の解説!

<定着(ていちゃく)>って?・・・
鉄筋などの鋼材をコンクリートに埋め込んで引抜けないようにすること。
梁と梁、梁と柱などの接続される部分の鉄筋が引抜けないように、鉄筋を伸ばしておくこと。

<継手(つぎて)>・・・
その名の通り鉄筋をつなぐことですが、鉄と鉄をつなげるためには、熱や力を加えなければなりません。
木造などの基礎の場合、簡易な方法として鉄筋を重ねる<重ね継手>という工法が一般的です。

鉄筋の定着長さ・重ね継手長さは、鉄筋の種類、形状、コンクリート強度などによって様々ですが、
鉄筋直径の15倍~45倍の長さとなっています。


鉄筋の下にも断熱材<押出し発泡ポリスチレンフォーム>が敷かれていますが、これも<基礎断熱>とするための措置。
この後、鉄筋の上に<シーズ線(発熱する電線)>を敷設し、土間部分のコンクリートを打設します。
土間コンクリートを暖め、熱を蓄えて建物全体を暖めるという仕組み。床下も部屋の一部という考え方です。


写真上は前回の記事<四の筋>と、ほぼ同じアングルから。2点ともGRDⅢ、ノートリミング。

長期優良住宅の認定を受けて始まった<四条町の家>ですが、工事中、構造見学会を行うことが義務付け!とのこと。
11月には構造見学会を行いたいと思っています、詳細が決定次第当ブログで告知いたしますので、お楽しみに!

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