益子の現場を離れる頃に降っていた雪も宇都宮に着く頃にはみぞれ模様となり、幹線道路では路面の雪は姿を消していました。

宇都宮へ戻ってから向かったのは、東武宇都宮百貨店・・・目的は<栃木の書壇50人展>本県を代表する書家を一堂に集めた・・・と題し今年で18回を迎える展覧会。
話のもとは、昨年12月の記事。
現在進行中の<アトリエのあるすまい>の住まい手であるHさんから出された
冬休みの宿題。
「年明けまでに、漢字を二文字選んでくること!」の訳が明らかに!
私の選んだ漢字二文字を今回の展覧会の題材として書いていただけるという、クリスマスのプレセントに続くお年玉!
そして選んだ文字は、
年頭の記事でもちらっと出てきましたが『丹精』の二文字。
『丹精』でお願いいたします。とお話したところ、文字の出典について調べていただいて
たん-せい【丹誠/丹精】(大辞泉より)
[名](する)《古くは「たんぜい」とも》
丹誠:飾り気や偽りのない心。まごころ。誠意。丹心。赤心。「--を尽くす」「--を込める」
丹精:心を込めて物事をすること。「母の--になる手料理」「--して盆栽を育てる」
と二つの出典があるとのこと。
私のお願いしたのは「丹精」だったのですが、出典を調べて頂いたHさんから
「山形さんのお名前の「誠」という文字が入っている出典をご存知だったのですか?」と「いやいあ、まさかこんな出典があるなんて・・・」なんてやりとりをして
さらに、もともとの出典は、中国、三国志のころまでさかのぼるとのこと。Hさんから「それなら、今回は「丹誠」で出品させていただきます」と

出品された《丹誠》をさっそく鑑賞してきました。ちなみに、右から読むんですよ・・・(^^ゞ
栃木の書壇50人展は、今日2月6日(水)から2月12日(火)までの7日間、東武宇都宮百貨店 5階イベントプラザにて開催されています。
<書>に興味のある方はもちろん、そうでない方も、《丹誠》の鑑賞に足をはこんで見てはいかがでしょう。