チャレンジ鍼灸師82歳:今、新しい医学・医療創造の志に燃えて生きる!

青春時代の社会変革活動の挫折をのりこえ、鍼灸の道へ。

はり灸健保推進:私の戦いの跡を辿りながら・・・・・29 

2013年12月17日 | 鍼灸健保問題

鍼灸健保の未来は?

鍼灸師の治療に対する健康保険の取り扱いが
「療養費」とされている状況で「未来」は輝くのであろうか?

私はこのままでは、
やがて鍼灸健保は衰退に向かうであろうと危惧せざるを得ない。

「療養費」は、急激に進む健保財政危機の中で
真っ先に切り捨てられる部分である。


「療養費」は
「被保険者の権利」として給付されるものでなく
「保険者がやむを得ないと認めたとき」に
「保険者の裁量」で支給されるものである。

現在、不安材料を抱えながらも
一応は
「同意書が添付されておれば、支給要件を満たしていると
みなしてもいい」とされ、
期間回数も制限なく、病名制限もかなり緩和された状態で
支給されている。

しかし、
あくまで「保険者の裁量」の枠内で支給されているだけである。

この状態が続く限り
何時切り捨てられても「被保険者」は泣き寝入りである。

「不服申請」をしても「裁判」に持ち込んでも
「不支給」は保険者の裁量によるもので「違法性はない」以上
争う意味がないのである。

条件改善を求める患者の「署名」を集めても
鍼灸師の治療が、「療養費」である以上
あまり効果はないと思う。
未来につなげる明確な「目標」を掲げた
「署名」をはじめ創意ある患者・国民の運動を土台に
新たな取り組みを開始すべき時期に来ている。


「療養費」扱いには未来はない!


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