例年になく低調なスタートで、がっかり!
患者数の激減に、心は暗い。
しかし、めげないで、一人一人の治療に全力を注ごう。
インターネットで検索しての来患である。全くのラッキー。
患者(67歳・女性)は、アメリカ在住の航空機乗務員。
昨年11月11日、左足を捻挫し、足底が痛くて歩行困難。
飛行機内を歩く仕事で困惑しているとのことであった。
彼女は、捻挫後すぐに、よくテレビにもでるロサンゼルスの有名医師にかかった。
X線撮影では、「骨折なし、捻挫」と診断され、爾後続けて通院したが全然効果なし。
その後、上海でも、中国マッサージを受けたが、やはり無効。
友人から「ハリ治療」をすすめられ、日本に帰り宇都宮の弟さんのところで
「鍼灸治療所」を「検索」し、私の治療所を知り、1月6日に来診。
もう腫れもなく、内出血の痕跡もないし、「歩行時以外は痛くない」と言われ、
問題は「腰」にあると考え、問診すると、腰に「違和感」があるとのことであった。
アメリカでは、自分でも気になり、医師に訴えたが、
これも診察した結果、
腰は何ともなく「腰の違和感」と足底の痛みは無関係ということだったということであった。
しかし、私が腰部を触診すると、第4腰椎の左傍に明瞭な緊張と圧痛があった。
そこに、私の「快浅刺法」(管を使わず、水平に刺し、置鍼する)を行うと、かなり改善された。
抜鍼後、歩いていただくと、まだ痛みは残るが、全然今までとは違う、との応答であった。
次の日は、やはり「足底」が気になるというので、左右の足底を比較してみると
左の外側縁の一部に、右とは違う小さな「硬結」があった。その周囲を囲むように
斜刺で置鍼し、抜鍼後、周囲に点灸をしてみた。熱い、熱いと大騒ぎだったが、何となく
痛みが軽くなった、と帰った。
翌日も、お灸は「懲りた!」と言うのでお灸以外の同じ治療をした。
4日目(木)、80%よくなったと、来診。腰・第4椎骨傍の過敏はなくなり、
「左足底外縁」の硬結の周囲の置鍼だけにした。
金曜日は、来診の予定だったが、用事のため来られず、土曜日に、来診。
95%よくなり、これでアメリカに帰れると喜んでいた。
足底の硬結も、ほとんど取れていたが、さらに治療をしてみると「完全に」なくなった!
治療後、治療室を歩きまわり、
「100%治った。全然痛くない。夢のようだ。アメリカの有名医でなおらなかたのが
ハリでよくなるとは思わなかった!これで、仕事も続けられる。」と喜んでくれた。
ちなみに、
治療費は、完全治癒で全額、18、000円。
アメリカ・中国で治らず数十万円!
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