チャレンジ鍼灸師82歳:今、新しい医学・医療創造の志に燃えて生きる!

青春時代の社会変革活動の挫折をのりこえ、鍼灸の道へ。

ハリ治療は、夢のようだ・・・・・患者に言われた!

2014年01月16日 | 最近の治療体験から

例年になく低調なスタートで、がっかり!

患者数の激減に、心は暗い。

しかし、めげないで、一人一人の治療に全力を注ごう。

 

こんな現状のなかで、嬉しい体験もあった。

 

インターネットで検索しての来患である。全くのラッキー。

 

患者(67歳・女性)は、アメリカ在住の航空機乗務員。

昨年11月11日、左足を捻挫し、足底が痛くて歩行困難

飛行機内を歩く仕事で困惑しているとのことであった。

彼女は、捻挫後すぐに、よくテレビにもでるロサンゼルスの有名医師にかかった。

X線撮影では、「骨折なし、捻挫」と診断され、爾後続けて通院したが全然効果なし。

その後、上海でも、中国マッサージを受けたが、やはり無効。

友人から「ハリ治療」をすすめられ、日本に帰り宇都宮の弟さんのところで

「鍼灸治療所」を「検索」し、私の治療所を知り、1月6日に来診。

 

もう腫れもなく、内出血の痕跡もないし、「歩行時以外は痛くない」と言われ、

問題は「腰」にあると考え、問診すると、腰に「違和感」があるとのことであった。

アメリカでは、自分でも気になり、医師に訴えたが、

これも診察した結果、

腰は何ともなく「腰の違和感」と足底の痛みは無関係ということだったということであった。

しかし、私が腰部を触診すると、第4腰椎の左傍に明瞭な緊張と圧痛があった。

そこに、私の「快浅刺法」(管を使わず、水平に刺し、置鍼する)を行うと、かなり改善された。

 

抜鍼後、歩いていただくと、まだ痛みは残るが、全然今までとは違う、との応答であった。

次の日は、やはり「足底」が気になるというので、左右の足底を比較してみると

左の外側縁の一部に、右とは違う小さな「硬結」があった。その周囲を囲むように

斜刺で置鍼し、抜鍼後、周囲に点灸をしてみた。熱い、熱いと大騒ぎだったが、何となく

痛みが軽くなった、と帰った。

翌日も、お灸は「懲りた!」と言うのでお灸以外の同じ治療をした。

4日目(木)、80%よくなったと、来診。腰・第4椎骨傍の過敏はなくなり、

「左足底外縁」の硬結の周囲の置鍼だけにした。

金曜日は、来診の予定だったが、用事のため来られず、土曜日に、来診。

95%よくなり、これでアメリカに帰れると喜んでいた。

足底の硬結も、ほとんど取れていたが、さらに治療をしてみると「完全に」なくなった! 

治療後、治療室を歩きまわり、

「100%治った。全然痛くない。夢のようだ。アメリカの有名医でなおらなかたのが

ハリでよくなるとは思わなかった!これで、仕事も続けられる。」と喜んでくれた。

翌日、アメリカへ元気で帰った筈だ。

 

ちなみに、

治療費は、完全治癒で全額、18、000円。

アメリカ・中国で治らず数十万円!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


コメントを投稿