チャレンジ鍼灸師82歳:今、新しい医学・医療創造の志に燃えて生きる!

青春時代の社会変革活動の挫折をのりこえ、鍼灸の道へ。

開業鍼灸師の将来は、輝くか?・・・4

2014年01月13日 | 鍼灸医師制度への取り組み

開業鍼灸師のおかれた現状を考える・・・4

現在、健康保険の取り扱いについては、
3で述べた「基本的な問題点」の解決はないが
実務的には、ほとんど問題は解決されています。

1) 医師の「同意書」の添付があれば

期間・回数の制限は「撤廃」され
ほとんど問題なく支給されるようになりました。

2) 医師の治療との「併用」については

通達に
「医師の治療との併用は認められない」と明記されています。
しかし
「同意書」の添付があれば、
「療養費」を給付する「”支給要件を満たしている”とみなしてもよい」
「特別な場合を除いて患者の経済的負担等を考慮すれば
できる限り速やかに償還手続きをすべきである。」
とかなり緩やかな「指導」もされています。

3) 取り扱い「疾患」は、「疼痛」に限定されているが、
「病名」については
厳しい「制限」はなくなりました。

4) 料金は、標準よりかなり低く、これは大きな「ネック」です。

5) 本来の「償還払い」、つまり、
治療を受けるときに支払った治療費の一部を「返してもらう」のではなく、
治療者などに「保険適用額」を払い込み
自己負担額を治療者に支払う「委任払い」方式も了解してくれる場合が多くなっています。


しかし、
鍼灸師の治療に対する「健康保険の適用」は、
このように手続き上の「緩和」がえられるまで、長い困難な道のりがありました。


これについては、はり灸健保推進:私の戦いの跡を辿りながら 1~30」に移ります


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