湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

魚座の新月にむけて

2018-03-15 20:25:40 | ポエム
ある日突然に
ふと
好きになってしまうときがある

そして
ふと
前に好きだった人よりも
なんなく上書きしてしまう


嫌いになんてならないまま
次に好きになる



なんてことはない
いつも一生懸命で


尽くして
尽くして
相手の心にある塊を溶かしても
溶かしきれない何かの思いを見つけたら
私でなきゃいけない理由はないのだと
海へ帰りたくなるだけのこと


あんまり尽くすから
どこにも行かないのだろうと
相手が錯覚してしまうから
急なことに驚いてしまうだけのこと


尽くして
尽くして
それが当たり前に思われてしまったなら
もうつまらなくなって
次に私が必要な人のところに
泳いでいくだけのこと


すべてを水に流して浄化していこうとする
そんな水の星座、魚座なのかもしれないねー。


今月17日 魚座の新月


牡羊座から始まる一年の総くくり。
17年度、最後の新月は魚座となり
要るもの、要らないものを仕分け
新しい年としての
本当の意味でのリスタート

もう一度
足元を見て

もう一度
自分自身を見て



お月様が見えなくなるのに
新月と言われるのは
そこがゼロのスタート
新しいお月様が顔出す準備をしているから。


願いは
これから自分が満ちてくることを想像して
なりたい自分を完結した形を願うことだそうです。


あなたは
何を流して(許して)
何を胸に刻んで(心の中の大切なもの)

新しいスタートラインに立ちますか?











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夕暮れの扉

2018-03-15 08:25:00 | ポエム
眠りについて見る夢は
時々怖かったりする


ほんの一瞬の出来事は
今まさに起きているかのごとく
走れども走れども
前には進まなくて
あと一歩で急展開


そのうち
これからという時に終わったりする


途中で途切れて終わるものだから
目覚めてから
自分でなんとか
納得しょうとしたりして‥‥


けれど、時折
目の前の扉が開かれて
新しい世界に踏み込んだと
思えるような出来事を
何故か体感するような夢の時は
もがいていた自分を探し当てたり
その自分とサヨナラできたりするもの


もう少し
もう少し‥‥


そうして頑張ってきたのだから


人生の扉は12個あって
そのうちの一つが
その都度開かれていく


その中の一つは自分のための
美しい夢の缶詰が用意されている


巡り巡っていく星たちの声に
耳を傾けながらいると
休むとき
走るとき
頑張るとき


その時々の扉が開かれていくけど
必ずその一つには
素敵な入り口に出会えるはずだから


自分の走り出すタイミングは
きっと与えられるもの


夕暮れ時はきっと
その扉の縁が
少し見える時間かもしれない



(写真を横にしてみてください。木目のドアが見えますか?)




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マンマ・ミーアとABBA

2018-03-14 07:00:49 | 日記
私のことだから
時間軸は存在しないに等しいから
ABBAを語るのも
一番先に聞いたのは
リアルタイムなのか、
何かに引っかかって
いつものように遡ったのかが、わからない。


しかし、
映画『マンマ・ミーア』で
大好きなメリル・ストリープと
ピアース・ブロスナンが
歌って踊るとなると
見ないわけにはいかなかった。


まして
歌うのはABBAのオンパレード


いかに
話の流れで
歌が挿入されていくのか
ワクワクしてみた覚えがある


いつだったか夢中で聞いた曲達


母と娘
娘と、もしかしたら父
母と、その恋人達
娘と恋人
母と母の友達


それぞれの場面で歌うABBAの曲を
感情を込めて歌う、踊る!
ミュージカルの好き好きは分かれるところではあるけれど、
歌がオペラのようではなく
ノリのよいポップな曲ばかりなもので
案外スゥーと入れるのではないかと思う。


美しいギリシャの島で
可愛らしい花嫁の願いが繰り広げられていく。


こんなハッピーになれる映画もないと思う。


再び、ABBAが蘇った映画だと言える。


その前に、舞台では上演されてからの映画化とは知っていた。


映画の方が歌われる曲数が少ないとは言え
舞台を観に行くとなると敷居が高いが、
映画なら
なんなく受け入れられるということで
かなりの観客動員数を記録したようだ。


私の好きなピアース・ブロスナンが
どうして、この役で
不名誉だと言われるゴールデンラズベリー賞の助演男優賞をうけたのかわからない。


しかし、これも
映画が当たったことのご褒美だと
本人が言ったかどうかわからないけど
賞という名なら、ご愛嬌ということで。
ファンが楽しんだのならいいかな。



そんなご機嫌な映画ではあるけれど
わたしには
ABBAに関して苦い思い出がある

かといって
今では笑い話だけれども。



独身時代、
当時、付き合っていた人のカーステには
日本のアーティストにまじって
かなりの数のABBAの曲が入っていた


海辺のドライブの時
『ダンシングクイーン』がかかると
テンションはアゲアゲ。


のちに、
その彼は、私の夫となり
その後、数年たっても
ABBAの『ア』の字も出てこないばかりか
その他の音楽に関する会話がない


不思議に思った私は
かなりの年数が経ってから
やっと聞いてみた


『あの時さー、ABBAかけてたじゃない?』


『ん?』


『ABBAかけてくれていたでしょ?アルバムとか、今残ってないみたいだけど、どうしたの』


『あーあれね。後輩に頼んで、なんでもいいから感じのいいヤツ、テープに入れてって頼んでたんだー』


ゴクリと次の言葉を飲み込んだ!



テープに入れてくれた後輩さんの
選曲のセンスの良さ、わたし好み。
ABBAだけでなく、日本のアーティストさん達もしかり。


あー、、、。
私は、結婚する前に
後輩さんに会って
音楽の話をしておくべきだったかもー。


そうしたら
未来である今が変わっていたかも、、かも(笑)






コメント (3)
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『ユー・ガット・メール』と『ハル』

2018-03-13 15:40:57 | 日記
何かしら
気持ちが沈んだとき
時間が許すならば
お気に入りのDVDを見たりする
それで嫌なことが飛んで行ってしまったり、元気がもらえるなら
オールオッケーなのです。


いつものヤツ(DVD)


アメリカ映画
『ユー・ガット・メール』
メグ・ライアンとトム・ハンクス


日本映画の『ハル』がモチーフと密か
に言われている。

『ハル』は
深津絵里と内野聖陽


それは、同じような
まだ、アナログな接続で
パソコンでのEメールのやりとりが
主体の恋愛映画であり、
日本映画のこの『ハル』のほうが
『ユー・ガット・メール』より
三年も早い上映だったせいだろう


内容の違う恋愛映画ではあるけれど
扱うのは
顔も知らない人と
Eメールを交わすことで生まれる恋心


パソコンを立ち上げ
Eメールにつなぐまでの
あの接続音
♪ ピ〜〜ピュルルル〜♪


この音の切なさを
知ってる人は、
もうどれだけ居るだろう


現在の光だ、速さだなんだと
画面がすぐ変わることに慣れっこで
遅いと即クレーム行きな世の中で


映画のそれぞれの男女達は
Eメールを立ち上げるまでの時間さえも愛おしくなるほど
胸の高鳴りを抑えきれない様子なのだ。


素敵な待ち時間


接続音のあと
相手からメールがきてるか、来てないか。
それこそ『ユー・ガット・メール』なのだ

アメリカ映画『ユー・ガット・メール』では
好きになった相手は、
実は、ライバルの書店の店主だった。

顔も合わせ
言葉も交わす
最初は分からずとも
やがて、片方が知る。

自分の仕事のせいで
相手を窮地に立たせてしまう
しかし、
初めて会った時から
何かしらフィーリングがあったのでしょう
互いに、その時を生きるパートナーはいても
Eメールで交わす言葉のやり取りの前に、パートナーは人でしかなく
やがて、2人は惹かれあっていく。

それぞれのパートナーと別れ
2人は会う選択をする。


今では
SNSで知り合い
簡単にメッセージのやり取りのできるツールが沢山ある


断ち切ることも、
くっつくことも早業のように
クリック一つ


私とて
SNSを切り(ブロック)し
着信拒否をしてしまえば
全て断ち切れて
跡形も残らなくできる人が何人もいる
そう、クリック何回かで速攻除外


この映画達の頃は
接続音の間に
これでいいのかー?
相手は、大丈夫かー?


少しでも
思いやる気持ちが育まれていく。


時間は
数分でも
怒りを鎮めたり
一息入れることで
余裕のようなものができたのだと思う。


手間がかかるぶん
繋がる相手も選別されていく
物理的にそうなっていくのだろう
貴重な時間の上に敷かれた大切な時間


大切に
大切に
時間は使われていくような気がする


だから、
人にも
大切な気持ちが打ち明けられていく。


やがて
エンディング


ホッと、胸をなで下ろす。


決まり切った流れは
安心して見ていられる。
水戸黄門効果のように。


疲れた心には
スリルとサスペンスは必要じゃない。


愛する人達の姿と安心な結末。


何度みても
『あー、良かったー』って


半分以上ものセリフを覚えていたとしても、
安心安全な映画は
心が安らぐのです。


それに
メグ・ライアンのキュートなこと。


昔の映画の頃が
心の描写が丁寧だった気がするのは私だけかなwww


「Anyone at All」Carole King 『You've Got Mail』





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One Day 23年間のラブストーリー

2018-03-12 15:33:16 | 日記
エンディングに近いころ


回想シーンで
二人が丘を登っていく
綺麗な草はらの坂道


それから始まる23年間のラブストーリーの
最初の始まりが
映画の最後を彩っていく


7月15日のたった一日達
毎年、毎年、
綴られていく物語


気づいていたはずなのに
心の奥底に閉じ込めた気持ち達


絡みそうで絡まなくて


『友達』と言うひとくくりのもどかしさ


相手と誰か一緒のシーンも
自分と誰かとの出来事も
心のどこかに仕舞ってしまうのでしょう


きっかけはどこ?


互いが求めあうときのタイムラグ


神さまのいじわる?
お互いが正直になれないだけ?


ちょっとした弱みが
二人の時間軸を変えて
堰を切ったようにあふれ出す思い


本当に好きだった人は誰ですか?


その人は
あなたにどれほどの
安らぎを与えてくれましたか?


はじけて飛んでしまわないうちに
しっかりと掴んで離さないで・・・・


そんなことを
投げかけられたような映画だった。


スパークリング・デイ/ エルビス・コステロ

Elvis Costello - Sparkling Day - From the movie "One Day"








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