湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

姫だるまの行く末

2018-11-03 11:21:17 | 日記
丁寧な文章は
ときとして
事務的な
冷たい印象を残してしまう

けれど
言葉の選び方で
それは深く心に刻まれて
安堵感のあるものになる


先日
姫だるまの供養をしていただくように
お手紙とお布施を一緒に
入れたものをお寺に送ったわたし。



それは
人を形取ったものには
魂が宿ると言われていることを
信じた者が辿る最終決断として


そのヒトガタの魂のためなのか
自分の安堵感のためなのか
自分との心の小さな戦い
気にしない人には戦いもない



受け取ったお寺の住職さんは
いかように供養し
いかように魂を
空に帰したかを
丁寧に細かく
親切に綴ったものを
私に差し向けてくださった


なんの変哲もない文字と封筒
綺麗な字とは言い難いもの


しかし
事務的ではなく
思いを込めて供養してくださったことがわかるものだった


そう
空に帰してくれた


有り難かった
心があったまった


自分では
どうすることも出来ないものを
人様の手を借りて
遂行できたことは
一つの甘えのように見えるが
神様、仏様に
行く末を預けた思い。


無事に
また一つ終わったことに感謝です。


そして
私はまた、秋晴れの空を見上げる







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