湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

早なれ寿司の代わりに『鯖寿司』

2018-11-01 21:20:03 | 日記
時々、鯖寿司を食べたくなる。

関西では、バッテラかな。

私のそだった和歌山では、
鯖寿司を笹の葉に包んで発酵した『なれ寿司』というものがある。

寿司を発酵させるのだから
想像しただけで匂うもの。

地元の人でも、好き好きは別れるところでしょうが
私の知る限りでは、なれ寿司よりも
『早なれ寿司』と言って
ほとんど発酵されてない、限りなく鯖寿司に近いものが今の主流なのだと思う。

これが
たまらく美味しい。


和歌山ラーメンも有名だが、
その本場、和歌山ラーメンの売られている店のカウンターには
ゆで卵と、早なれ寿司が置かれている場合が多い。
じつは、和歌山ラーメンよりも
早なれ寿司の方が古く、地元には馴染んでいる。


二口で食べられるほど小ぶりで
うっすらとサバの油が笹の葉に
滲む前ぐらいであろうか
サバの上にはガリの生姜が乗っている。


こじんまりとシャリとサバの
互いのコラボレーション
笹の葉を剥けば
ツンと酢の匂いとともに
シメサバの少し脂ぎった匂い
生姜が臭みを消して
良いアクセントになっている


多分、和歌山のソウルフードと言ってもいいと私は思っているが、
ガイドブックには
和歌山、玉林園の『天かすラーメン』や
そこのお茶屋さんの『グリーンソフト』が書かれていたりする。


いまや、辻利の『抹茶ソフト』が有名だが、
ここの『グリーンソフト』は、
発売されて、
もう半世紀は過ぎたのではないか。
それほど、地元ではロングセラーのスイーツである。
中学、高校の時は
駅前や繁華街ではいつも、グリーンソフトを食べていた記憶がある。


おっと、話はそれてしまったが、
書いていたの『鯖寿司』のこと。


本当は、『早なれ寿司』が
無性に食べたくなるってことだった。


笹の葉が手に入らないので
市販のシメサバで、鯖寿司を作ってみる。


せめて食の場合
自分の欲求を満たすものに貪欲でいたいと時々思う、、、、。


やはり、『食欲の秋』なのであろうか(笑)





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