NHKが午後10時から放映した「テクノクライシス」の2回目を見て、まさに戦慄が。無人飛行機や無人カーが戦争に投入され、実際に人の命を奪っている。その衝撃的な映像におぞましさを覚えました。
まさにターミネーターなどSFの世界。ロボットが戦争し、人間を殺す。対抗する国も同じようにロボットを戦争に投入する。お互いに技術は「革新」を重ねて「進歩」していくことでしょう。悪夢のようなスパイラル。
日本のロボット技術などは世界最先端。軍事転用の危険性はきわめて高い。日本という国はよくも悪しくも(私はよいことだと胸を張りたいのですが)、戦争放棄という一部の人から言わせると「普通でない国」で、いまのところ民生用技術としての枠を意識的に超えようという感じは少なくとも放送からは伝わってきませんでした。世界からみれば「甘っちょろい」といわれるのかもしれませんが、胸を張って「日本は甘っちょろいんだ。人殺しの技術開発をすることが大人・普通、というのならこちらから願い下げだ」という認識で私は恥ずかしくないと思います。
今後も転用を防ぐための技術開発を進めて欲しいし、その前提となる「技術の進歩は人の幸福のために」という哲学を共有していきたいものだと切に願います。でも怖いと思ったのは日本人の若い女性研究者が米国で無人ヘリコプターが自動で先行する飛行機を追尾するシステムつくりにかかわっている姿でした。ご本人は「軍事技術に興味はない。技術開発が面白い」といったことを笑顔で語るのです。ふー。原爆を開発した科学者の姿が一瞬ダブりました。
放送の最後に人間のパワーを数倍にもして引き出す「ロボットスーツ」を使って障害者の登山に挑戦しようとする開発者の話がありました。米国国防総省からの技術開発協力のオファーを蹴った彼が信条にしているのが有名なアシモフのロボット3原則。その冒頭にあるように「ロボットは人を殺してはならない」。もう後戻りできないのかもしれませんが、望むなら世界中の技術者に共有して欲しい信条です。
人を幸せにするはずの技術で人殺しの技術を高めていく。人間という存在はほんとに不思議とつくづく思わされました。まさに仏と鬼が同居している。そんな人間が開発する技術も必然的に仏にも鬼にもなる、ということなのでしょうか。ふー。「仏」の部分に希望を託したいものです。
まさにターミネーターなどSFの世界。ロボットが戦争し、人間を殺す。対抗する国も同じようにロボットを戦争に投入する。お互いに技術は「革新」を重ねて「進歩」していくことでしょう。悪夢のようなスパイラル。
日本のロボット技術などは世界最先端。軍事転用の危険性はきわめて高い。日本という国はよくも悪しくも(私はよいことだと胸を張りたいのですが)、戦争放棄という一部の人から言わせると「普通でない国」で、いまのところ民生用技術としての枠を意識的に超えようという感じは少なくとも放送からは伝わってきませんでした。世界からみれば「甘っちょろい」といわれるのかもしれませんが、胸を張って「日本は甘っちょろいんだ。人殺しの技術開発をすることが大人・普通、というのならこちらから願い下げだ」という認識で私は恥ずかしくないと思います。
今後も転用を防ぐための技術開発を進めて欲しいし、その前提となる「技術の進歩は人の幸福のために」という哲学を共有していきたいものだと切に願います。でも怖いと思ったのは日本人の若い女性研究者が米国で無人ヘリコプターが自動で先行する飛行機を追尾するシステムつくりにかかわっている姿でした。ご本人は「軍事技術に興味はない。技術開発が面白い」といったことを笑顔で語るのです。ふー。原爆を開発した科学者の姿が一瞬ダブりました。
放送の最後に人間のパワーを数倍にもして引き出す「ロボットスーツ」を使って障害者の登山に挑戦しようとする開発者の話がありました。米国国防総省からの技術開発協力のオファーを蹴った彼が信条にしているのが有名なアシモフのロボット3原則。その冒頭にあるように「ロボットは人を殺してはならない」。もう後戻りできないのかもしれませんが、望むなら世界中の技術者に共有して欲しい信条です。
人を幸せにするはずの技術で人殺しの技術を高めていく。人間という存在はほんとに不思議とつくづく思わされました。まさに仏と鬼が同居している。そんな人間が開発する技術も必然的に仏にも鬼にもなる、ということなのでしょうか。ふー。「仏」の部分に希望を託したいものです。
そうだとしても、この番組は絶対見逃せないとPCで録画したまま、未だ見ていません。
早速、戻って観ます。
前回も、呆然としましたが、今回もかなり重く受け止めることになりそうです。
いい加減な事を申し上げて失礼いたしました。
立花隆の番組は、サイボーグ技術の最新動向に関するもので、ある意味もっと過激でした。
失明した人に電子の眼を視神経につなぐことが医療の一環として行われ、頭蓋骨に穴を開けてケーブルを通し、脳神経に直接信号を送るというマウス実験が「まじめに」米軍で実施されているというものでした。
空腹や幸福感といった感情のコントロールも動物実験レベルではできているようで、食事をしなくても幸福感に満たされて働き続けるマウスは既に存在しているようです。
半端な話ではありません。
戦慄を覚えました。
身体的なハンディを負う人々にとって、このような生態とロボット(機械)をつなぐサイボーグ技術は、生活の質を改善する劇的なものですが、軍事転用されると恐ろしいことになりそうです。
映画だからいいものの、マトリックスの世界が本当に訪れそうで、考えさせられました。