「差不多」的オジ生活

中国語の「差不多」という言葉。「だいたいそんなとこだよ」「ま、いいじゃん」と肩の力が抜けるようで好き。

東京駅地下でリゾット

2007-11-21 | 
さらささんの昨日のコメに答えるような文書です、今日は。だいたい出張では地元名物を食することが責務(?)とてのは考えているので、いつも仕事以上に最大限の努力を払います(?)。どうせならおいしいものを食べたい!と常々思っています。

で、今回の大阪・名古屋の出張。実はほんとに駆け足でしたので、いつものオムライス(いつかこのブログでも書いた大阪・堂島の「つるの巣」)を食したのと、名古屋で「山本屋総本家」の煮込みうどんを食するのが精一杯でした。煮込みうどんはいつもながら、あの熱々の濃いーーいお味噌仕立ての汁に、硬くこしのあるうどんが入れてあって、コーチンをハフハフとしながら食べる。この寒い季節には最高ですね。

実は今回の出張で一番の収穫が意外なことに東京駅のエキナカ「グランスタ」。八重洲の再開発と歩みを一にして先月、「銀の鈴」周辺の東京駅の中の地下街が大幅にリニューアル。お惣菜やおいしそうなお菓子、お酒の販売店などがずらりと並んでいるのですが、そこに有名なイタリアンシェフ植竹隆政さんがプロデュースする「RISO RISTORANTE CANOVIANO」(リーゾ カノビエッタ)という小さなカウンター形式のお店がオープンしたのです。

エキナカなのに、前回みたときには行列していたのですが、やや晩御飯には早い時間だったためすんなり入れたのでラッキー。リゾット専門のお店。すごくシンプルな味付けで、なによりご飯が柔らかすぎず、べたつかず、ちょっと芯が残る感じの、なんというかアルデンテご飯とでもいう感じの作り。口の中でハフハフしながらおコメがほぐれていくような感じがします。味付けがシンプルなので素材の味とご飯の味が前面に感じられます。うーん、おいしい!

あと、うれしかったのがグラスでスプマンテが飲めたこと。発泡性ワインはグラスで出さないところが多い(赤や白と違って、開けたら長くはもたないから一本売りするところが多い)ので、ちょっと感動しました。わざわざ新しい一本を一杯のために開けてくれました。お店の人に聞いたら「一日でけっこう売れるから大丈夫」ということのようですが、どうしたって残りが出ることが多いはず。残れば翌日は厳しいでしょうに。心意気がうれしいじゃないですか。

というわけで、意外にも今回の出張で一番の「おいしい!」は出発点の東京駅だったのでありました。