iPhone 4 で盛り上がっている人には、90% 無駄な情報をお届けしよう。
iPhone 4 の特長の一つが「Retina Display」。これは、網膜を意味する単語で、0.33mm というピッチの高精細ディスプレイを搭載したと言っているのだ。
この網膜のピッチと同じで、これ以上高精細なディスプレイを作っても仕方がないのだ、というような意味のことをスティーブジョブズが言っていたのだが、このセリフ最近どっかで聞いたぞ、というのが、本日のネタ。
実は、 先日紹介した NHK技研公開の 100インチクラスで実現した『スーパーハイビジョン(SHV)』の1ピクセルあたりのピッチと同じなのだ。
ということで、先日のスーパーハイビジョンモニタと iPhone 4 を比べてみるとこんな感じ。
なんか微妙に iPhone 4 がでかく感じる感じ?
というか、iPhone 4 って、横に3つ並べると、640 x 3 = 1920 ピクセルで、縦が 960 ピクセル。ハイビジョンの規格が 1920 ピクセルで、縦が 1080 ピクセルなので、ほとんどハイビジョンモニタになっちゃったりするんですね。
裏を返すと、2020年に NHKが実現しようとしているスーパーハイビジョン 100インチモニタの 30分の1 というディスプレイが、iPhone 4 の液晶モニタということですね。おお、すごい! と思うのも、またよいのですが。
ちなみに、この 0.33mm ですが、コンシューマー向けのディスプレイパネルとしては、Softbank 930SH と同じみたい。最先端を行っているようで、意外と枯れた技術をうまくアピールする、ジョブズのプレゼン上手は今日も健在のようです。
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