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WindowsCE FAN/Windows Phone FANのウェブマスター日記 2007年~2011年版です
Windows Phone FAN日記









ポップキャップアーケード 7パック
Xbox 360 でダウンロードして楽しめる「Pop Cap」社のアーケードゲーム 7本をパックにしたお得パック。パズル性の高い『Zuma』、『Peggle』、『Bejeweled 2』、『Astropop』の4タイトルと、アクション性の高い『Feeding Frenzy』、『Feeding Frenzy2 ~難破船の決闘~』、『Heavy Weapon』の3本の合計 7本が収録されている。ちなみに、購入してみて気が付いたが、DVD 2枚組だ。なんで、2枚組なのかわからないが、ともかく2枚入っている。

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ほとんどの作品に無料ダウンロード版があるので、購入する前にダウンロードして遊んでみるとよい。テイストが合わなければ買っても無駄になるからだ。それも面倒という人には、Xbox 360 のハードディスクに入っていたはずの「Hexic HD」というタイトルを思い浮かべて欲しい。この「Hexic HD」は、テトリスを手がけた Alexey Pajitnov 氏が考案した本格的なパズルゲームだが、とはいえ、ちょっと大味な印象もあるだろう。奥が深い反面、爆発して、盤上を吹き飛ばしてしまうようなおおざっぱさも持ち合わせている。

今回収録されている Pop Cap 社の製品もこれに近いと言えるだろう。
例えば、下記の 『Astropop』 のパズル性と、持っているゲームテイストは「Hexic HD」に近い。
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残りはシンプルなアクションゲームだ。
難易度もそれなり。
『Feeding Frenzy』は、小魚を食べて体を大きくして、徐々に大きな魚を食べるというアクションゲーム。表示されている画面の中だけでなく、上下左右にもう少し広いフィールドがあるのと、いわゆる慣性のついた動きに最初はまごつくが、これもすぐに慣れてしまう。フィールド上の魚はほとんど知性を持っていないので、自らの操作だけがゲームの勝敗を決めるという、30年前のゲーム性を持った貴重な作品である。それでも最新のグラフィックテクノロジーを使えば、それなりに遊べるタイトルになるから不思議なものだ。
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個人的に気に入ったのが、『Heavy Weapon』。
横スクロール型のアクションゲームなのだが、敵がバンバン攻めてくるし、こちらもバリバリ弾を撃って、気持ちよくプレイできる。左のスティックで本体を左右に動かし、右のスティックで砲身を左右に振る。これだけの操作で、弾をかいくぐりながら、攻撃は最大の防御だ! と叫びながら、どんどん進んでいくのだ。結構単調だが、ステージ間のブリーフィングなども作り込まれており、ちょっと質の高いフリーソフトのような品質の高さを持っているぞ。
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いずれも、ダウンロードで購入できるものだが、ざっと見てみた感じでは、マイクロソフトポイントを使って購入するより、半額くらいにはなっているようだ。まずは、無料ダウンロードして遊んでみて、クリアした後次に進みたいと思うソフトが、4本以上あればこちらのパッケージを買った方がお得だ。

最後に一つ苦言。
どれもミニゲームで、大作ゲームを遊ぶ合間などに、ちょこっとプレイして息抜きしたいタイトルなのだが、なぜか、DVD から本体の HDDにインストールすることができない。むしろ大作側に、このインストール機能が使われていて、こんなウィジェットのようなゲームソフトが対応していないのはなんかやる気のなさに思えてしまう。

ぜひ、バージョンアップを望みます。
あるいは、別のパックを作るときには対応して欲しいなあ。
[ 日記 ] / 2010-06-28 02:41:40 コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )




ALAN WAKE(アラン・ウェイク)@Xbox360
「ALAN WAKE(アラン・ウェイク)」は、マイクロソフトが Xbox360 向けに送るサイコ・スリラー・アクションタイトルだ。

日本で、Xbox 360 というと、どうしても、Wii や、PLAYSTATION 3 に勝てない三流のイメージを持ってしまう人が多い気がする。ゲーム業界での評価は高まってきたが、それでもなかなか一般人からみてマイナーな印象はぬぐえないのではないだろうか。

しかし、この「ALAN WAKE(アラン・ウェイク)」は、Xbox360 や、新型 Xbox360 と一緒に買って、プレイしてみる価値はある。マイナーな印象とは裏腹に、Xbox 360 タイトルには秀逸なモノが多い。NINTENDO DS で遊ぶドラクエや、FF が名作の国内ドラマだとすれば、Xbox 360 の大作はまさに金のかかったハリウッド映画。Xbox 360 タイトルで、こりゃあすごいと思ったのは、MASS EFFECT (マス・エフェクト)、HALOシリーズ (HALO3, HALO ODST, HALO WARS)、ロスト・オデッセイ、ブルードラゴンなどなど数多くあるのだが、この「ALAN WAKE (アラン・ウェイク)」も、作品の名前から受ける、何となくマイナーっぽい名前と、プレイ後の印象は全然違う。

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個人的には Xbox 360 の新型を買って、自室でも遊べるようにしたいくらいの作品なのだが、まず最初のステップでは、このゲームを食わず嫌いする人がひとりでも減るように紹介しておきたいと思うのであった。

この「ALAN WAKE」は、洋ゲーらしく、MASS EFFECT などと同じように、ぶっきらぼうだ。HALO シリーズのような取っつきやすさは正直言うと感じられない。もちろん、チュートリアルも用意されているし、ぬるゲーマーの私が 30分後には立派にキャラクターを操作できているのだから、導入だって悪くない。しかし、ゲームが始まるや、速いカット切替と、映画さながらのカメラワークでびゅんびゅん映像が繰り出されたら、脳みそはパンパンだ。

そのまま、暗闇の森に放り出されて、遠くに見える灯台へ行け、と言われる。
しかし、途中では敵が現れるし、それに抗う手段もないまま、何度も殺されながら逃げ惑う。
この辺が最も、このゲームがストレスに感じるポイントだ。
もちろん、道は一本だから、そこをひたすら走り抜ければよい。

画面上に見える映像は、夜のハイキングコースさながらだ。
実際に深夜に近所のハイキングコースを行けば、こんな感じだろう。
か細い外灯の周りは見えるが、他は暗闇で、ライトを照らしたところだけが、必要以上に白く浮かび上がる。ライトを揺らすだけで、様々な物体の影が映し出され、少しの灯りの揺れで、影が大きく動く。そう、こうした映像表現がリアルなのだ。
この映像のリアリティにはまったら、もう止められない。

怖い、怖い、怖い…と思いながら、先に進まないともっと怖い。
納得のスリラー・アクションタイトルだ。
山奥、山中のコテージ、廃墟の暗闇を怖いと思う人なら、こうした舞台に繰り広げられる光と影の演出に息をするのを忘れるほど恐怖を感じることができるはずだ。ゲームの内容はストーリーは先が読めないが、アクションシーンは少し慣れてくると単調だ。

アクションシーンは、最初戸惑う。
左ボタン(LT)操作でライトを当て、右ボタン(RT)で銃を構えて撃つ、という複雑な操作体系に思うのだが、案外30分程度で慣れてくる。それよりも、バッテリ残量があったり、弾数に限界があることの方がストレスに感じる。

だって、怖いんだから、バンバンライトをつけて、敵は倒して、先に進みたいんだよ。

後は謎解きっぽいシーンが多少ある。
これまたわかりにくいのがストレスなのだが、とにかく先に進みたくて仕方ない気持ちと、与えられたフィールドを自由に歩いて、まるで本当にその場所に佇んでいるような錯覚を覚えさせてくれる秀逸な 3Dモデル造形に酔う。ぜひ、プレイしてみてもらいたいタイトルだ。

後は、実際のシーンを紹介しながら、さわりのところを紹介したい。

まず、タイトル・クレジットだ。
REMEDY 社が開発し、マイクロソフト社がパブリッシャーとして販売している。
REMEDY 社というのは、1995年に設立され、3D技術を中心にベンチマークソフトや、3Dライブラリ、そして、3Dゲームを生み出してきた会社だ。決して、本数は多くないが、1本の作品に長い開発期間と多くのリソースをつぎ込んでいる。
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この「ALAN WAKE」も、5年の歳月をかけて開発された作品、だという。
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とてもシンプルなタイトル画面。
HALO 3 とかでも感じるのだが、PCゲームっぽい感じで、いかにも洋ゲーっぽい空気を醸し出している。こういうところで、評価を下げているような気がしてならないのが残念。
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画面の明るさ調整。
ひ弱なことを言うと、ここでちょっと明るめにしておいた方がプレイしやすい。
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さあ、選択するとまるでムービーのような風景が高速でかっ飛び始める。
ハイビジョン映像を、こういうかっこいいカメラワークで飛ばされるのはさすが次世代機…という表現ももはや古いか。でも、遊ぶ度に、すごいな、と思う。
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さて、そのまま本編のムービーがスタートする。
「ALAN WAKE」は、とにかく展開が速い。
ユーザーの都合なんか完全に無視して、どんどんカットが変わっていくし、シーンも進んでいく。カメラワークも華麗すぎて、ついて行けないぞ。でも、映像は本当に見事なので、はっきり言って、目は釘付けだ。
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自動ムービーシーンが終わると、チュートリアルを兼ねたアクション・シーンに突入する。
最初、操作や、制限がまったく分からず、とりあえず、ここだけで5回死んだ。
森の中は、道を誤れば転落して死ぬし、敵に襲われたって、やはり何度かダメージを受ければ死んでしまう。次々、襲われていくが何が起きているのか分からないまま、とにかく、最初は灯台に向かって走れ。そのうち、歩ける道と、落ちるときが見分けられるようになってくる。
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それにしても、部屋の灯りを消して、37インチテレビの前で視界一杯に「ALAN WAKE」をプレイしていると、まんまアランになりきりすぎて、背筋が寒くなってくる。映像をみているだけなのだが、暗闇をさまよう恐怖感がひしひしと伝わってくる。

敵に襲われれば、逃げ場のない恐怖に身が包まれる。
暗いから、どっちに逃げていいかも分からない。
月明かりほどの明るさを頼りに、歩ける道を探して、そこを駆け抜ける。

最初のチュートリアル・ミッションをクリアしたら、いよいよ本編のスタートだ。
暗闇から、いきなり霧のかかった町へ。その怪しい雰囲気と、日常の会話、そして、これから怒るであろう事件や恐怖に身がすくむ。

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ちなみに主人公の車のダッシュボードには「sync」と書かれたカーナビシステムが埋め込まれている。これ、米国で Microsoft と Ford が共同で開発した、車向けの情報提供システムのブランドだ。ちゃっかり、こんなところでも宣伝していたりするんだ…と思って写真を撮ろうと思ったが、ほんとに一瞬で撮影かなわず。
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このシーンがムービーじゃなくて、3Dモデリングされた箱庭だという事実に、REMEDY 社の本気と、ハリウッド大作並みの意気込みを感じてもらえるだろうか。
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それにしても、初めて訪れたコテージの中では、暗い 2F にあがるのも怖い。
なんで、こんなにリアルに恐怖を感じるのか。このシーンではっきりと分かった。
影なのだ。
このシーンで、ライトを動かすと、その動きにあわせて、階段の手すりの影が動く。
そのリアリティが、自分があたかもその場に立っているかのような錯覚に導いてくれるのだ。
3Dエンジンというと、綺麗な映像とか、緻密なメカとか、SF、もしくは「ACE COMBAT」シリーズのようなリアリティをイメージしていたのだが、本作品では、最初ムービーのように感じていた舞台をすべて 3Dモデリングして作っていることに気が付く。だから、立っている位置が少し違えば見える光景も違うし、ゆっくり歩くと、まるで自分が、その場所を散歩しているような気分にさせてくれるのだ。

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[ 日記 ] / 2010-06-28 02:18:55 コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )




     




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