NTTドコモの2009年夏モデル PROシリーズの 1GHzプロセッサ搭載の「T-01A」と日本初のアンドロイドケータイ「HT-03A」のフォローに時間を割いていて、あまりフォローできていなかったのだが、5月末、ポリカーボーネートのデザインが特徴の白い MacBook がスペック強化されて新登場した。
この白い MacBook だが、販売再開されるまでは、実はアルミのユニボディ MacBookに統合されて、ラインナップから消えたのではないか、と思われていた。
ところが数日後に、スペックが強化されて販売が再開された。メモリが 2GBになっただけでなく、FSBも 533MHz から 800MHz にスペックアップされ、ユニボディの MacBook と比べてもスペック的に遜色がなくなってしまった。
となると、疑問なのは、Appleはこのモデルを自社のラインナップの中でどう位置づけていて、何のためにスペックアップまでして販売を続けているのか、ということだが、残念なことに今のところ、「これが理由だ」と思えるものが見つけられていない。
下記は、勝手にスタッフが推測してみた内容だ。
1.ポリカーボーネートの仕入れが大量にあって、作らないといけない理由がある。
→ とはいえ、本体の側の在庫金額なんて高々しれている。
ほんとに不要なら全部捨ててでもラインナップを入れ替えるのが
アップルという会社なイメージがある。
2.白いボディが人気で、今でもコンスタントに売れている
このためラインナップから外せない。
→ iPod shuffleなどでも、前モデルを並行販売していう。
これと同じ試み?
3.米国において、低価格モデルが必要である。
10万円以下で販売し、かつ利益を出すためには、
このモデルが製造コストの観点からも妥当である。
で、米国にあるから、日本でも売っている。
→ ユニボディの Macはコストが高いのだろうか?
4.ユニボディMacBookと製造メーカーが異なり、
今でも白い Mac と製造コストの低減化競争を続けている
ユニボディはかっこいいし、利点もあるが、製造コストが高く、
Appleの収益に貢献しないので、並行販売しながら、低コスト化の
プレッシャーを掛け続けている
5.前モデルの並行販売によって、デザインバリエーションを増やし、
シェア向上を計るという施策を試している
iPod shuffleでとったのと同じ手法だ。
→ しかし、この手法は、デザインやスタイルで売るアップルの
ブランドイメージと合わない気がする。
アップルのことなので、正解は発表することはないだろうが、非常に気になるのであった。
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