本日は、ロシアの代表的なお酒「クワス(KBAC)」を紹介致します
クワスはロシアの伝統的な微炭酸低アルコール飲料で、KBACとは"酸汁"を意味します。
アルコール度数は1~2.5%と低く、ロシアではアルコール飲料ではなく、ジュースという認識で飲まれています。
クワスは、ライ麦と麦芽を発酵させて作ります。
家庭でもよく作られており、その場合は黒パンと酵母を原料として作ります。
クワスの歴史は、2000年以上前に古代エジプトで原型が出現し、当時はビールとクワスの間の様な微炭酸飲料だったそうです。
ソ連時代では、大規模な工場などでも生産がはじまり、街中でクワスの自販機が登場しました。
写真上は、公園でのクワス生の販売です!
「クワス・タンク」は、夏の風物詩となっております。
1991年のソ連崩壊でコカ・コーラが輸入され、コーラに押されるかたちでクワスは国民の嗜好品として一時消えはじめました。
2005年には二コーラ・ブランドのペットボトル入りクワスが発売となり、人気を徐々に取り戻しました。
写真上が、ペット・ボトルのクワスです。
茶色く酸味があり、少しクセのある微炭酸水というお味です。
カクテルの副材料や、料理にも使用されます。
ロシアに行きましたら是非お試し下さい!