本日のカクテルバー・ネマニャは、ブランデー・スマッシュのツイスト・カクテル「ゴールドフィンガー・スマッシュ(Goldfinger Smash)」を紹介致します![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/sign03.gif)
ブランデー・スマッシュは、ブランデーに砂糖、ミントの葉を加えた古典的なカクテルです。
カクテル名の"ゴールド・フィンガー"は、007第7作目(映画 007シリーズでは第3作)の名からとりました。
何故かといいますと、今回のカクテルに使用する「フィンガード・シトロン・インフュージョン・ウオッカ」を使用するところからインスピレーションを得て名付けました。
フィンガード・シトロンとは写真下の様なフルーツです。
ゴールド・フィンガーみたいです!!
実は日本には、江戸時代前期にインドから伝わったとされています。
実や種が無く、鑑賞用や仏壇などにそなえられる柑橘類です。
日本では、仏の手の様だと言うことで「仏手柑(ブッシュカン)」とも呼ばれます。
まずは、カクテルのベースに使用する「フィンガード・シトロン・インフュージョン・ウオッカ」の作り方です。
フィンガード・シトロンを一本ずつカットして、綺麗に洗います。
洗い終わりましたら、ピーラーで皮を薄く剥きます。
皮に含まれるオイルは、肌の刺激性が高く、かじると唇がヒリヒリします。
お水に1時間浸し、軽くオイルを取り除き、後はディハイドレーター(乾燥機)にて乾燥させ、オイルをとばし、パリパリにします。
柑橘のオイルに弱い方は、それでも多少オイルの刺激を感じます。
写真上の様に、パリパリに乾燥させたら、ウォッカに浸します。
二週間浸したら、皮を取り出し、砂糖を加えます。
イタリアのリモンチェッロの様な仕上がりになります!
今回のカクテルのレシピは、フィンガード・シトロン・インフュージョン・ウオッカ、コニャック、自家製紅茶シロップ、ミントの葉に、アラザンを埋め込んだドライ・オレンジを加えます。
自家製の紅茶シロップは、濃いめのアールグレイ・ティーに砂糖を加え、煮詰めたものです。
材料は、クラッシュ・アイスを詰めたガローネ・ミキシング・グラス(イタリアの伝統的ミキシング・グラス)に注ぎます。
お酒を混ぜ合わせには、写真下のスウィズル・ステック(5つまたの熱帯樹の枝)を使います。
スウィズル(Swizzle)の語源は、Switch(小枝)が変化したものと言われ、"そこらの枝でかき回した飲み物"の意味を持ちます。
ステックは、両手で挟み写真下の様にスリスリと混ぜます。
しっかりすり合わせ、エアレーティング(液体に気泡を入れる)させながらミックスしていきます。
タンブラーには、少量のソーダを加えて、ミントの葉を潰し、クラッシュド・アイスを詰めます。
混ぜてよく冷やしたら、タンブラーに注ぎます。
写真下が、「ゴールドフィンガー・スマッシュ」です!
フィンガード・シトロン(仏手柑)の独特な香りと味わいが楽しめるスマッシュとなっております。
この夏是非お薦めです!