旧・フレアバーテンダーCATMANの今日の一杯

全日本フレアバーテンダー協会会長の旧ブログです。新ブログはcatman.bar-nemanja.com です。

本日のお客様紹介「小野 友輔」さん!!

2014年08月25日 | フレア・バーテンダー紹介

Dsc00199 先日カクテルバー・ネマニャに、カナダやロンドンのフレア修行から帰国したフレア・バーテンダー小野 友輔(ユースケ)さんがご来店されました!

ユースケさんは、九州大会で2度の優勝後、2013年の全国大会オープン戦「FLAIR BARTENDER COMPETITION in HARD ROCK CAFE」で優勝、その後カナダに渡り、「T.F.L FLAIR COMPETITION CANADA」をはじめとするカナダ大会で4度優勝を獲得!

帰国後、注目されているフレア・バーテンダーです!

お話を伺ってみました。

北條:「フレア歴は何年になられますか?」

小野:「2009年から始めたので約5年です。」

北條:「フレアをはじめられたきっかけは何ですか?」

小野:「23歳の夏にフレアと出会いました。当時、僕は電車の運転士をしていたのですが同僚から映画の『カクテル』を勧められて何となく観たのがきっかけです。その頃既にバーテンダーに関心があったので フレアバーテンダー の存在を知って、何かがバチッとハマった気がしました。初めは趣味感覚で 特技の一つになればいいなぁ と思っていましたが、気付いた時にはフレア中心の生活を送っていました。気持ちが趣味の枠を越えてしまったので フレアに懸けて脱サラするのか、二足のわらじで続けて行くべきかとても迷いました。迷った結果、会社を辞め フレアバーテンダー の道を歩む事に決めました。そこで最も重要視した事は、 死ぬ間際の達成感を想像して後悔の無い選択をする ということでした。」

北條:「海外で優秀な成績を収められての帰国でしたが、カナダやロンドンでのフレアの練習は毎日何時間されていましたか?また現在の練習時間どれくらいですか?」

小野:「カナダやロンドンではフレア・スタジオに通って毎日6時間くらい練習していました。
練習環境は海外にいる間いつも整っていたので練習場ではフレア馬鹿な人達と毎日顔を合わせて、技や大会の情報交換をしていました。どこも多国籍だったので英語はもとより他国語を教わる良い機会にもなりました。特にロンドンでは、ロードハウスのグランドファイナル出場を目指して狂気的に練習に励むトップ選手たちの姿に刺激を受けました。そこでハングリー精神がかなり鍛えられたと思います。今の練習時間は実質2時間くらいです。」

北條:「フレアでの失敗談などありますか?」

小野:「失敗談というかヒヤッとした事で言うなら、初めてロードハウスに出場した時に忘れ物をしてしまいました。忘れたものは レシピ表 で、予め大会のWebサイトからダウンロードして印刷した上、カクテルレシピやメイキングの方法等を記入し演技前に審査員に提出するものなのですが、そもそもWeb上の大会ルールをしっかり読んでいなかったので、会場で皆がレシピ表を持っているのに気付いた時は ヤバい と思いました。
皆に訊いて回っても誰も予備の用紙を持っておらず、自身の演技時間ギリギリまでレシピ表の調達にバタバタして焦りました。同様に知らなかった他国の選手が一人居ましたが、とても諦めが早くレシピ不提出でガッツリ減点されていました。それからは海外の大会に出る時にはルールが英文でも面倒臭がらずにちゃんと翻訳をしようと思いました。」

北條:「フレアをしていて良かった事などありましたか?」

小野:「良い意味で 暇な時間 が無くなった事です。時間が空いた時はここぞとばかりに練習をしています。次の大会やショーに向けて新しい事を企んだりする時間も、常に頭を使っていて人生に張りが出たと思います。夢中になれるモノに出逢えて良かったです。」

北條:「好きなフレアバーテンダーや尊敬するフレアバーテンダーはいらっしますか?」

小野:「好きなフレアバーテンダーは、ダンス要素の入ったスタイリッシュなフレアをする Andrea Fiore氏 や、基礎能力が非常に高く独自性があって面白いVladymyr Buryanov氏です。尊敬するフレアバーテンダーは、Kojiさんです。オリジナリティ溢れる演技、演者としての立ち振る舞いやフレア以前に人としての考え方などで色々と教わる事が多いです。」

北條:「海外の大会で優勝するまでの苦労したお話しなどありましたら教えてください。」

小野:「何事も準備次第で結果はほぼ決まると思っているので、海外で大会に臨むにあたって準備には何よりも労力を費やしました。大会で使用する変わった指定ボトルの確保や練習用ボトルの収集は毎度苦戦しました。これはBarや酒屋を回って地道に集めていました。練習スタジオでは日々の場所取りがあり基本的に早い者勝ちで、本番用カウンターは数が限られていたので、大会前は特に激戦だったので朝早くから通っていました。あとは、大会によってはルールの発表が遅く当日のルール変更もよくあり、日本ではまず有り得ませんが大会自体のドタキャンなどもありました。また、大会で優勝や入賞した時の副賞がデカ過ぎて家に持って帰れなかったり、日本にも送れなかったりする事が何度かあり、そんな時はお客さんにあげていました。物より思い出ですね。とにかく海外の大会は全てが初めての経験ばかりだったので、毎度アドレナリンが噴出していました。」

北條:「今後の目標がありましたらお聞かせ下さい。」

小野:「まずはオーセンティックとフレア を両立させる為、クラシックのカクテル技術をしっかり学ぶことが当面の課題です。 そしてこれからのエンターテイメントシーンにフレアをもっと浸透させられるよう貢献していきたいです。パフォーマンス面では、フレアに色々なモノを組み合わせて新しいジャンルを創ろうと思っています。また、長いスパンでの野望は勿論 ロードハウスのグランドファイナルに出場して優勝する事です。一生青春 一生勉強をモットーにこれからも日々新しい事に挑戦して行こうと思います。」

北條:「貴重なお話ありがとうございました。」

※まずは次に出場するフレア大会はとても楽しみにしております。クラシックなバーテンダーのカクテル技術の習得も頑張って下さい。良いお店で働けると良いですね。

応援しております!
またお会い出来る事を楽しみにしております。
Passion of Flair! 北條"CATMAN"智之





本日のお客様紹介「後閑信吾」さん!!

2014年05月17日 | フレア・バーテンダー紹介

先日カクテルバー・ネマニャに、ニューヨークを拠点に活躍するバーテンダー世界チャンピオンの後閑信吾さんがご来店されました!

後閑さんは、ニューヨーク大会、全米大会で優勝し、アメリカ代表選手として世界大会に挑み「BACARDI LEGACY COCKTAIL COMPETITION 2012」にて見事総合優勝し、ワールド・チャンピオンの地位を獲得

現在、世界中で注目されているバーテンダーの一人です!

貴重なお話をうかがってみました。

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北條「現在のお歳とバーテンダー歴を教えて下さい。」

後閑「1983年2月14日生まれ、 現在31歳 バーテンダー歴13年になります。」

北條「以前フレア・バーテンダーにもチャレンジしていたと聞きました。フレアをやってみようと思ったきっかけを教えて下さい。」

後閑「フレア・バーテンディングにチャレンジしようと思ったきっかけは、渡米する前に武器をできるだけたくさん持ってこうと思い選んだものの一つでした。 他に考えてたのは茶道とシェリー。横浜のカクテルバー・ マルソウに何度か足を運び、生で初めて見て単純にカッコよかったからですね。 そこで一週間キャットマン(北條智之)のフレア・コースをとって後はビーチと公園で自主練してましたね 笑 挫折してしまいましたが

北條「なぜニューヨークに行こうと思ったのですか?」

後閑「お客様の勧めが1番のきっかけだったと思います。"君NY行ったら成功するよ"って言われて。 お互いに全く根拠なかったですけど 笑  前々からNYには興味があったので。 行くからにはNYで1番取ろう! っていう気持ちで臨んでました 若気の至りですね…今考えると何が1番なのかよく分からないですけどとにかくがむしゃらでした

北條「今は、バー勤務や審査員など世界中を飛び回って活躍されているとの事ですが、どの様なお仕事をされていますか?」

後閑「今の仕事の内容 は、Angel's Share NY/Speak Low Shanghai(6月オープン予定の新店)のDirector、fivesenses(去年立ち上げた会社)の代表ということで活動してますが、主にレストランやバーのコンサルティング、コンペティションでのジャッジやセミナー、パーティやイベント等、ほとんどフリーランスに近いのが現状ですね。

コンサルティングの内容はレストランやクラブ等を相手にレシピを提供し、現地のスタッフをトレーニングし、定期的にクオリティチェックをしに行くというのが基本的な流れです。 現在はNYを中心にアメリカ国内での活動が多く、最近主に仕事させて頂いてるのは料理の鉄人で知られてる森本シェフのMorimotoグループです。

コンペティションのジャッジやセミナーはバカルディでのものがほとんどですね。(たまに八戸市長杯のような異例もありますが 笑) バカルディグローバルからの依頼がほとんどなのでエリア関係なくわりと世界中でやらせてもらってます。

パーティやイベントはタイミングさえ合えば、色々なブランド、業態ともやらせてもらってます。 バーショーでのセミナーやホテルでのゲストバーテンディング、新しい商品のPRや制作のお手伝い等。最近ではサントリーのNY限定の商品Aoとの仕事が多いですね。 料理とのペアリングのイベントが多いので有名なシェフとも絡めて色々な意味で美味しい思いをさせてもらってます

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北條「海外のバー事情にも詳しい後閑さんからみたニューヨーク(海外)と日本のバーテンディングの違いを教えて下さい。」

後閑「海外と日本の違いですか。 やはり"海外"という言葉がよく使われる事からわかる通り、他の国と比べて日本のバーテンディングは大きく違いますね。

1. サービス 日本は"お客様"を心地よくさせるおもてなし、アメリカは"カスタマー"を楽しませるエンターテイメントというのが自分で解釈してる大きな違いですかね。

2. カクテルの認識 日本では焼酎やビール等、国産の物の市場が大きいせいかカクテルは特別な飲み物(かっこいいもの、お洒落なもの、女性が飲むもの、甘いもの等)という風に思っている人が多いように思えます。

その点アメリカではカクテルに対してはそこまで特別な飲み物という認識はなく、業界誌以外でも取り上げられる事も多々あるので、一般的により身近なものという印象があります。

3.バーテンダーのスタイル 1,2に繋がる部分もあるのですが、日本は一杯一杯を丁寧に作り時間をかけるのに対し、アメリカは速く作るりお客様を待たせないという違いから"質"という部分では平均的に日本の方が優れていると思います。 ただ手に入る材料、情報の早さも関係して、"創作"に関してはアメリカの方が優れているように感じます。

日本のカクテルは素材を活かし、除けるものは除き完成させる引き算的なカクテルが主流のような印象がありますが、それに対しアメリカは味を足しながら新しい味を作り上げる足し算的なものが主流のように思えます。(完全に自論ですが 笑)

4. 特性 日本人は一人一人のアルコールを摂取できる量が圧倒的に少ないので、飲まれるカクテルも酒精が低いものが好まれるような印象があります。そのためお酒に詳しい人が少なくバーに行くとバーテンダーにすべてを任せる人が多いのかなと。なんていうか悪い意味ではないのですが、依存してる人が多い気がしますね。 そんな理由からか"バーテンダーにお客がつく"という印象です。

逆にアメリカ人は女性も含め一人一人の飲める量がとにかく多いですね。 リキュールベースのカクテルはほとんど見ないですし。 多くの人が自分の飲み方を持ち、カクテルの注文もブランドを指定する人が多いですね。それにアイテムのセレクションやカクテルの内容、場所や内装などでお客がバーを選ぶのが一般的なので"バーにお客がつく"方が断然多いと思います。

5. 道具 日本製のものは今世界中どこへ行っても使われてます。 3ピースのシェーカーやミキシンググラス、ジガーやスプーン全て。 自分がNYに行った8年前は何にもなくて困っていましたが今となっては無い物はないくらいになってきました。 ただアメリカでは先ほど3でお話した通りスピード重視のお店が多いので、3ピースのシェーカーを使ってる店はほとんど見ないですね。 ほぼみんな2ピースのティンシェーカーを使用してます。

ただヨーロッパでは3ピースのシェーカーを使ってるバーテンダーは多いですね。アメリカとヨーロッパの違いまで書き出したらキリがなくなって来るので、今回は日本とアメリカの違いだけでいかせていただきます 笑」

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北條「バカルディ・レガシー世界大会出場にあたり、苦労したポイントや、出場時の体験談など教えて下さればと思います。」

後閑「我々日本人が欧米のバーテンダーにどうしてもかなわないのは、英語力とプレゼンテーション能力ですね。どのブランドのコンペティションに出るにしてもプレゼンテーションは避けて通れない大きな壁です。更には、もし優勝でもするとセミナーやイベントやらで英語とプレゼンテーションは一生ついて回ります。こればっかりはひたすら練習するしかないですね。私の場合、話すのも読み書きも、日本語の方が断然得意なのですが、プレゼンだけは英語の方が楽ですね(日本語では年に一回くらいしかやらないので。。)何事も積み重ねと慣れですかね 

バカルディ・レガシー出場の体験談ですが、出場した2012年の大会は、優勝よりももっと大切な"人の素晴らしさ"を頂きました。2012年のこの大会はバカルディ社150周年を記念した過去最大級のコンペティションで、26カ国の代表で行われ、準決勝で8人にしぼられ決勝を行うという形式でした。出場者はそれぞれ自国で勝ち上がって来た強者ぞろいで、準決勝には、なんとか勝ち上がったものの、味、テクニックはよいが、プレゼンテーションはいまいちと審査員から言われました。確かに他の出場者と比べると、ただもくもくと作るだけでほとんどろくに喋れなかったんです。どうにかしなきゃと考えれば考えるほど、何を話していいか浮かばない。決勝当日の順番決めで、私が引いたクジはまさかの最後8番目。

主催者の挨拶と共にいよいよ決勝が始まりました。みんな勝ち抜いただけあり、素晴らしいパフォーマンスで会場を沸かせていました。特に凄かったのは2番目のUKの出場者そして3番目のオランダの出場者でした。少しずつ自分の出番が近づくにつれて緊張で胸がはち切れそうになっていました。そんな中、ある人がこう声をかけてくれた"Just Be your self" かっこつけてもしょうがないし、自分自身で行けばいい。あまり何も考えずに行こうと思いました。そしていよいよ出番が回って来ました。制限時間は準備、メイキング、サーブ、片付けすべてを含め10分。もし越えると大幅な減点で、その時点で優勝は無くなります。ステージに上がりまず自己紹介をし、また自分の近況の話しました。自分が日本人である事、大震災の事、ビザがなかなか取れなくてアメリカからずっと出れなかった事、家族にも会えなかった事、そういった事を話していたら感情的になってしまい、情けなくも舞台上で涙を見せてしまいました。観客のなかには涙してくれる人もいました。MCが残り時間5分のアナウンスをしました。気づいたら話に夢中で時間の事をすっかり忘れていました。急いで作り始め、片付けを考えるとおそらく間に合わない時間でした。残り3分のアナウンス、時間は無かったのですが必死に説明しながら作りました。残り1分のアナウンスが入り、ようやくシェーカーを振り始めました。半ば諦めかけましたが、それでもよいパフォーマンスは残そうと思い作り続け、残り30秒、ようやくカクテルは完成。急いでステージを降りて審査員にカクテルを配ろうとした時、UK、オランダ代表を筆頭に続々とステージに上がって来ました。その時は状況がいまいちつかめなかったのです。というのも出場者と自国のアンバサダー以外はステージには上がれないからです。終わりってこと?とにかく急いでサーブしました。最後に柚の皮を絞り、ステージに戻ろうとしたとき、正直目を疑いました。なんとベスト8に選ばれた出場者達が私の為に全て片付けを終わらせてくれていたのです。あまりの驚きと感動で言葉を失いました。勝ちに相当こだわってた私がもう負けでいい、こんなにも幸せで貴重な体験が出来たんだから... これでやっと終わった、NYの大会、全米の大会そして今回の世界大会、どれをとっても最高の一時で、満足でした。舞台裏に戻ろうと思ったその時、大歓声、スタンディングオベーションさらには号泣している人も沢山いました。電工掲示板に目をやると残り15秒で止まっていました。間に合ったんだ。涙が止まりませんでした。

そして30分後、大会主催者ダヴィド・コルドバ、審査員の挨拶があり、いよいい発表となりました。、、、、from New York!!この言葉が出た時点で会場にいた全員が誰が選ばれたか解りました。担ぎ上げられ、大歓声を浴び、ステージに呼ばれトロフィーを受け取りました。頭が真っ白の中マイクを渡され、スピーチをしました。そしてダヴィドのスピーチ"仲間の大切さ、人のあたたかさまでをも見る事が出来た最高のコンペティション"この言葉を聞いた瞬間、大号泣していました。出場者達も続々とステージにあがりお祝いの言葉をかけてくました。

今でも信じられませんが、もし彼らがあの時、手伝わなかったら、その中の誰かが勝てたはず。大会が終わり礼を言いに行きました。"あたりまえだろ" 器の大きさ、男気、暖かさに感動しました。短い時間でしたが、こんなかっこいいやつらと出会えて本当によかったと思いました。謙遜ではなく、私はチャンピオンでもない。良い仲間に囲まれたラッキー・ボーイでした

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北條「アメリカン・ドリームってあるんですね 近年では、海外に出たいというバーテンダーが多くなってきています。これから海外を目指すバーテンダーの皆さんにアトバイスとかあったらお願い致します。」

後閑「行きたいと思ったら短期でも一回行ってみるのがいいと思います。 どこへ行っても何かは必ず得れるので。ただ英語は少しでも勉強してから行く事をオススメします 笑」

北條「最後に今後の目標を教えて下さい。」

後閑「そうですね、たくさんあるんですけど、来年辺りにはNYでお店を開ければいいなと思っています。 それと今まだあまりアメリカ国内での仕事がそこまで多くないので、もう少し増やしていければとも思っています。日本にもゆくゆくは定期的に帰れるようにしたいですけれど、まだまだ見えてないですね。

北條「貴重はお話、感動の体験談など、盛りだくさんのお話、ありがとうございました!」

※ブログのインタビューに貴重なお時間を頂き、本当に有難うございました。

10年以上前にフレアを通じてサントリー・スクールで出会い、以前の職場のマルソウにも来ていただき、先月の八戸大会のお仕事で久しぶりの再会で、とても嬉しかったです

またどこかでお会いできる事を楽しみにしております(次も八戸市長杯ですかね)!

日々お忙しいかと思いますが、益々のご活躍をお祈り申し上げます。

北條"CATMAN"智之


本日のお客様紹介「薦田匡史」さん!!

2014年02月21日 | フレア・バーテンダー紹介

Dsc09516_2先日カクテルバー・ネマニャに香川県高松のBar & Flair Recommendのフレア・バーテンダー薦田匡史(マーシー)さんがご来店されました!

マーシーさんは、「ANFA全国フレア・バーテンダー・チャンピオンシップ2008」インターミディエイト部門優勝をはじめとする数々の大会で入賞歴を持ち、昨年シンガポールで開催された国際大会IBAアジア・パシフィック・カクテル・コンペティション2013」フレア部門準優勝を獲得

国内でも注目されているフレア・バーテンダーの一人です!

お話を伺ってみました。

北條:「フレア歴は何年になられますか?」

薦田「 8年になります

北條:「フレア・バーテンディングをはじめたきっかけを教えて下さい。」

薦田:「岡山のマジック・パンのフレア・バーテンダーである下村(マック)さんのフレア・ショーを見て衝撃を受けてました!以来フレア・バーテンディングを始める事にしました!

北條:「現在の練習時間はどれくらいですか?」

薦田:「 基本は毎日 1~2時間ほどになります

北條:「フレアでの失敗談はありますか?」

薦田:「 大会の打ち上げイベント会場となった岩国のフレア・バーYOU ZONEで、飲酒フレアをしてしまいました。かなりお酒を呑んでいましてカウンター内で脱いで"1〇ン&1ボトル"をしてしまい、その後.....北條さんもご存知の事が.....

北條:「好きなフレアバーテンダーや尊敬するフレアバーテンダーはいらっしゃいますか?」

薦田:「かっこ良い人はいっぱいいますが、日本では昔から大会に出続けて結果を残し続けているミツさん、海外ではキャリアが長く、未だに世界のトップ・フレア・バーテンダーとして活躍しているUKのトム・ダイアーさんです。」

北條:「フレアをしていて良かった事はありますか?」

薦田:「地方ではフレア・バーテンダーが少ないのですごく注目されます。出張フレア・ショーの仕事も増えているのでありがたいです

北條:「フレアネームは何故その名になったのでしょうか?」

薦田:「子供の頃からのニックネームなんですが、最近は少し恥ずかしいです

北條:「最後に今後の目標を教えて下さい。」

薦田:「自分もミツさんの様に大会で沢山結果を残したいですし、人を育てて店も拡大したいです。 」

北條:「有難うございました。」
※更に目標を高めて、次の大会にチャレンジする姿を見れる日を楽しみにしております。ご自身のお店の拡大もご成功をお祈り申し上げます!
頑張って下さい!応援しております
Passion of Flair! 北條"CATMAN"智之

本日のお客様紹介「赤峰 梨紗」さん!!

2013年11月24日 | フレア・バーテンダー紹介

Dsc01859先日カクテルバー・ネマニャにM-SPO渋谷店のフレア・バーテンダー赤峰 梨紗(コメット)さんがご来店されました!

コメットさんは、「ANFA FLAIR DREAM WINTER 2012 」ルーキー部門準優勝をはじめとする数々のルーキー大会やレディース大会で入賞歴を持ち、先月シンガポールで開催された世界大会「Barstylez World Flair Bartender championship THE BIG MATCH 2013」ではアジアの女性フレア・バーテンダー1位に贈られる「Asia ladies flair champion」を獲得

今注目されている女性フレア・バーテンダーの一人です!

お話を伺ってみました。

北條:「フレア歴は何年になられますか?」

赤峰「 4年になります。始めた当初は大分県別府市にいましたが、1年半ほど前にもっとフレアが上手くなりたいと思い、上京してきました!」

北條:「フレア・バーテテンディングをはじめたきっかけを教えて下さい。」

赤峰:「理学療法士になりたいという夢を持って大学に進学しましたが、アルバイト先の居酒屋のスタッフの一人が元ホテルバーテンダーだったことを知り、バーテンダーという仕事に憧れを持つようになりました。インターネットでバーテンダーという職業について調べていたところ、フレアショーの動画を発見し、"私はこれをしなければならない"と勘違いしてしまったのがきっかけです。」

北條:「現在の練習時間はどれくらいですか?」

赤峰:「 基本は毎日2~3時間ほどで、 気分がのれば5~6時間ほど練習しますが、長時間の練習はあまり得意な方ではありません

北條:「フレアでの失敗談はありますか?」

赤峰:「 愛媛県で行われたジュピターカップ2012に出場した際、あまりの緊張でドロップを連発。オリジナルカクテル用のグラスも演技中に破損してしまい、減点スコア-100点を叩き出してしまったことです。 シャンデリアに当てそうになったり、壁にディスプレイしてあった入賞者に与えられる賞状にティンをぶつけてしまったりと、会場を恐怖に包んだ5分間でした。 あまりにも黒歴史過ぎます

北條:「好きなフレアバーテンダーや尊敬するフレアバーテンダーはいらっしゃいますか?」

赤峰:「日本のフレアバーテンダーではゴリチョさん、ミツさん、シンさん、カミムラさん、オーリーさんです。 海外選手はトメック選手、マレック選手、デニー選手、アダム選手が好きです ラブビアー2010(現・ラブひた)で初めてゴリチョさんにお会いしたとき、号泣しながら握手をお願いしました 大会中のミツさんのショーでも感動して涙であまり演技が見えなかったとこは今でも覚えています

北條:「フレアをしていて良かった事はありますか?」

赤峰:「 世界中を旅行できることや、世界中に友達ができるとこです。 先日出場したシンガポールの大会は初めての海外旅行で、とても不安でしたが、初めて会った選手や関係者のみなさんに"僕たちはもう仲間なんだよ!"と言われたときに"フレアバーテンダーでよかった。フレアをやっていてよかった"と心から思いました

北條:「フレアネームは何故その名になったのでしょうか?」

赤峰:「Cometはフランス語で"彗星"という意味があり、"フレア会に突如として現れたスター"になりたくてこの名前にしました。 4年もかかってしまいましたが、たくさんの方に名前を覚えていただけて、ほんとに嬉しく思います

北條:「最後に今後の目標を教えて下さい。」

赤峰:「 世界大会で優勝する事と、 ウェディングやイベントのショーで たくさんの感動と幸せをお届けできるバーテンダーになりたいです日々精進して参りますので、暖かいご声援をいただけると幸いです。 これからもどうぞよろしくお願い致します。」

北條:「有難うございました。」
※今後はまた更なる大きな壁に挑戦する事になるかと思いますが、星に願いを託す様に、模範となる女性フレア・バーテンダーになる事を願っております。
頑張って下さい!応援しております
Passion of Flair! 北條"CATMAN"智之

  • 本日のお客様紹介「安本修治」さん!!

    2013年05月28日 | フレア・バーテンダー紹介

    Dsc06389 先日カクテルバー・マルソウに大阪のフレア・バーテンダー安本修治(シュー)さんがご来店されました!

    シューさんは、「ANFA New Generation Flair 2009」決勝で5位入賞以後、プロを目指し今年の「ANFA Evolution that Rock 2013」では3位入賞、「BARPRO FLAIR CHALLENGE JAPAN 2013」全国大会では2位となり、7月3日にプーケットで開催されるアジア・カップの日本代表選手に選ばれ、7月6日にはバリで開催されるWFA認定1級世界大会にも挑戦いたします

    今注目の日本のフレア・バーテンダーです!

    お話を伺ってもました!

    北條:「フレア・バーテンダー歴は、何年になりますか?」

    安本:「フレア歴はもうすぐ5年になります。」

    北條:「フレア・バーテンディグを始められたきっかけは何ですか?」

    安本:「きっかけは、ジノンさんのフレアショーを目の前で見て感動して僕も出来るようになりたいと思い始めました。」

    北條:「思い出に残っている大会はありますか?」

    安本:「出場した大会では、1番は2009年のANFA New Generation です。優勝したコーくんの上手さも衝撃でした!その後、同時開催のロードハウス・アジア予選を生で見て鳥肌が立ちました!

    北條:「フレア・バーテンディングでの失敗談はありますか?」

    安本:「失敗はフレアを初めて3ヶ月ぐらいで出た初大会が九州なんですが、仕事終り寝ずに車で行ったので、会場に着いて出番の直前まで寝てしまったことです

    北條:「フレア・バーテンディングをやっていて良かった話はありますか?」

    安本:「色々人に出会えるのも最高ですが、ショーを見てくれたお客さんに"感動しました!"と言ってもらえた時が1番やっててよかったと思います

    北條:「アジア大会や、世界大会の出場が近いですが、現在の練習時間と練習方法はどの様な感じですか?」

    安本:「練習時間は日によって変わりますがだいたい3.4時間です。各カテゴリーを気が済むまでしてから通しの練習をして最後に新しい技をする感じです

    北條:「バー・プロ・フレア・チャレンジ・グランド・ファイナル2013アジア大会とバリ世界大会に向けて今どの様な想いですか?」

    安本:「バー・プロは初めて7分の演技なので正直不安しかないですが僕が行ってよかったと思われる結果を出したいです。バリ大会は世界のトップ選手たちの演技を生で見れるので本当に楽しみです。とりあえず予選の4分間を全力投球したいと思います

    北條:「最後に今後の目標を教えてください。」

    安本:「今後の目標は国内、国外の大会にもっと参加して、それからジノンさんとしている、FLANAHEATSとゆうフレアチームで色々なところでフレア・ショーをしてフレア・バーテンディングもっと広めていけたらと思っています。これからも宜しくお願いしますm(__)m」

    北條:「有難うございます。」

    ※まずは、プーケット大会、バリ大会に向けて頑張って下さい!またシュー君を含め多くのフレア・バーテンダーの皆様と、まだまだ日本にフレア・バーテンディングを広めて行きたいと思います。今後も皆様のご協力をお願いしたいと思います。

    シュー君、7月の海外2大会での成績を期待しております!

    Passion of Flair! 北條"CATMAN"智之