本日のカクテルバー・ネマニャは、山梨の黄桃【黄美娘(きみこ)】を使用したベリーニ(Bellini)「ゴールデン・ベリーニ(Golden Bellini)」を紹介致します
黄美娘は、数十年前に突然変異として発見された新種のため、生産量が少なく「幻の桃」と呼ばれています。
食感も通常の桃とは少し異なり、甘くてジューシーで美味しい桃です。
ベリーニは、1948年イタリア、ヴェネツィアのサン・マルコにあるハリーズ・バーのジュゼッぺ・チプリアー二(Geiseppe Cipriani)氏が考案したカクテルで、15世紀のヴェネチア画家ジョヴァン二・ベリーニが名前の由来と言われています。
画家ジョヴァン二・ベリーニの作品をヒントにカクテルが創られ、名前も画家の名から「ベリーニ」と名付けられたと言います。
ジュゼッぺ氏は、6月から9月まで豊富に採れる白桃を、ピューレにして、プロセッコを加えたところ、ハリーズ・バーのお客様から高い評価得ました。
以来お店の名物となり、世界的にも知られる様になりました。
今回の「ゴールデン・ベリーニ」は、黄美娘と写真上のスプマンテの最高品質フランチャコルタの【ブリランテ(Brllante)】を使用して、スローイングという技法でお作り致します。
スローイング(Throwing)は、バルセロナにある1933年創業の伝統的なカクテルバー、boadas Cocktail barで誕生したテク二ックで、空気を含ませながら、ティン・シェーカーからショート・ティンへと注ぐ技法です。
この調合法は、キューバの名店フロリディータで修業した、ミケル・ボアダス氏(ボアダス・カクテル・バーのオーナー)が考案した技法です。
写真上は、スローイングで「ゴールデン・ベリーニ」を作っている様子で、最近お客様から"トルコ・アイスを作っているみたいですね!"と言われます。
写真上が「ゴールデン・ベリーニ」です!
今年のスペシャルなベリーニを是非この機会にお試し下さいませ。