旧・フレアバーテンダーCATMANの今日の一杯

全日本フレアバーテンダー協会会長の旧ブログです。新ブログはcatman.bar-nemanja.com です。

本日紹介のカクテル「KABUSHIMA MULU」!!

2014年04月15日 | カクテル紹介

本日は、カクテルバー・ネマニャのオリジナル・カクテル「蕪島ミュール(KABUSHIMA MULU)」を紹介致します

今月開催された「第7回八戸市長杯カクテル・コンペティション」のVIPシートの皆様にお作りしたモスコー・ミュールのツイスト・カクテルです

蕪島は、八戸で国の天然記念物に指定されているウミネコ繁殖地で知られる観光名所の神社です。

写真下が「蕪島ミュール」で、蕪島の鳥居をイメージした銅製マグで作ります。

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モスコー・ミュールは、1946年にロサンゼルス市ハリウッドのサンセット大通りのイギリス風ストラン「コックンブル(Cock'n' Bull)」の経営者ジャック・モーガン氏によって創作されたカクテルです。

コックン・ブルのお薦めであった「ピムス・カップ」が流行らなく、カクテルに使用するジンジャービアが大量に残り悩んでおりました。

ジャック・モーガン氏の友人には、スミノフ・ウオッカを拡売で悩んでいたヒューブライン社のジョン・マーティン氏と銅製のマグをプロモートしようとしていた女性がおりました。

スミノフ・ウオッカ、ジンジャー・ビア、ライム、銅製マグのカクテル「モスコー・ミュール」で、ポラロイド・カメラを加え、キャンペーンを行いました。

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レストランやバーをまわり、多くの人がモスコー・ミュールを飲んでいる様な印象を与え、キャンペーンは大成功し、ロサンゼルスから全米、世界へと広がったカクテルです。

ベースはスミノフ・ウオッカの代わりに、写真上の八戸の美しすぎる日本酒"八仙ピンク"がを使用します。

ジンジャービアは、アップル・ジュース、紅玉蜜、生姜、ライム・ジュース、カルダモン、シナモン、ブラック・ペッパー、ピンク・ペッパー、クローブで、青森風な林檎ジンジャー・エールでお作りします。

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生姜はすりおろし、スパイスは砕き、材料をカーボネイト・シェーカーに注ぎ、ハンド・プレッシュライザー(加圧器)で、CO2ガスを加え、スパイスを加圧抽出しながらシェークします。

シェーク後、減圧して発泡性のカクテルをマグに注ぎます。

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最後に桜のアロマを振りかけ、ミントの葉を飾り出来上がりです。

4月のお薦めカクテル第2弾のカクテルになります。

是非お試し下さいませ!


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