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皐月の法則4~芦毛伝説

2010-04-14 17:00:00 | ダービー馬を探せ!2010
 戦国の世から、敵に見つかり易いという理由で、忌み嫌われてきた芦毛馬。
だが、そんな芦毛馬がブームになった時期がある。

 今から22年前の1988年。
当時400万下から怒涛の6連勝で春天をブッコ抜いた白い稲妻・タマモクロス。時を同じくして、笠松から移籍して来た白い怪物オグリキャップ。以後、この2頭の活躍は、芦毛伝説第一章として、今に語り継がれている。

 翌89年の皐月賞では、芦毛のウィナーズサークルが7番人気ながら2着に入り、続くダービーでは見事勝利を飾った。

 そして、90年。
アイネスフウジンで鉄板かと思われていた皐月賞で、まんまと出し抜けを食らわしたのは、芦毛のハクタイセイであった。
また、秋の菊花賞では、遅れてきた大物・メジロマックイーンが菊花賞を制し、芦毛伝説第二章の幕が切って落とされた。

 その後、89年皐月賞で8着になったホワイトストーンが、ダービーで13番人気ながら3着に入り、芦毛伝説第三章の主役に祭り上げられたが、結局、善戦はするもののG1は勝てずじまいで、皆の期待を裏切り続けた。

 以降、芦毛伝説は途絶えているものの、皐月賞に限れば93年2着のビワハヤヒデ、94年2着のサクラスーパーオー、98年1着のセイウンスカイ、そして08年の1着のキャプテトゥーレと、芦毛馬の活躍が目に付く。一体、これまで何頭の芦毛馬が出走したのか気になったので、調べてみると、88年から昨年までで、芦毛馬は合計16頭出走していた。そのうち3頭が1着になり、3頭が2着であった。つまり、連対率では37.5%である。

 今年の登録馬の中の芦毛馬は2頭いるが、出走確実なのはこちら↓
☆ レーヴドリアン…スペシャルウィーク×ハイエストオナー

 芦毛の馬体は、母父ハイエストオナー、つまり隔世遺伝の影響。
血統構成から言えば、父スペシャルウィークが皐月賞で負け、ダービーを制した点、そして母父ハイエストオナーは、府中が得意なグレイソブリン系なので、皐月賞よりも、むしろ、ダービーあるいはJC向きの配合である。
しかし、皐月賞には芦毛の馬体がよく似合う、と思うのは私だけだろうか。


=つづく=


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