■血統傾向■

新・阪神となった06年以降の過去7年で、父SS系は【3-2-4】と、やや勝ち切れない印象。父SS系で複数回馬券になっているのは、【1-1-2】のアグネスタキオンだが、残念ながら同産駒は現3歳がラストクロップ。
父SS系以外で気になるのは…
グレイソブリン系【2-3-1】
ヴァイスリージェント系【1-3-1】(クロフネ【0-2-1】)
母父カーリアン【2-0-1】
キングマンボ系【1-1-1】
ファルブラヴ【0-2-0】
■人気■

01年以降の過去12年で、1番人気は【3-1-2-6】で馬券率50%と、過信は禁物。
また、2番人気【1-0-4-7】、3番人気【1-2-0-9】と上位人気も軒並み不振傾向にある。
それならば、【2-1-1-8】の4番人気、【2-2-1-7】の8番人気がお買い得。
なお、13番人気以下は【0-1-0-71】で、馬券になったのは昨年2着のクロフネサプライズ1頭のみ。
■コース傾向■

ここまで5レースが行なわれたが、【5-4-1】の父SS系の独壇場。
複数回馬券になっているのは、ディープインパクト【2-1-0】、ゼンノロブロイ【2-1-0】、マーベラスサンデー【0-1-1】の3頭。
母父で見てみると、×ノーザンダンサーが【4-3-1】と圧倒的で、×ヴァイスリージェント系【1-0-1】、×ニジンスキー系【1-1-0】の2系統が複数回馬券になっている。
■黄金ライン■
現在の競馬界は、ノーザンFを抜きにしては語れない。特にこの阪神JFでは、07年以降、ノーザンF生産馬が来まくっている。
<馬券になったノーザンF生産馬>
07年1着トールポピー
2着レーヴダムール
08年1着ブエナビスタ
3着ミクロコスモス
09年1着アパパネ
2着アニメイトバイオ
10年1着レーヴディソール
11年1着ジョワドヴィーヴル
2着アイムユアーズ
12年1着ローブティサージュ
3着レッドセシリア
ご覧のとおり、07年以降は毎年馬券対象になっており、10年以外は2頭が馬券に絡んでいるのだ。ノーザンF生産馬―これが、阪神JFへの的中への第一歩。
そして、ここから更に絞り込むには、POGをやっている方ならお馴染みの馬主と預託厩舎を見ていけばよい。
上記の馬の中で、「馬主・サンデーR」、「厩舎・松田博」の所謂「黄金ライン」でフィルターをかけてやれば、狙いはグッと絞れてくる。
<黄金ラインの馬>
07年2着レーヴダムール
08年1着ブエナビスタ
10年1着レーヴディソール
11年1着ジョワドヴィーヴル
昨年こそ、サンデーRが傘下に収めたばかりの(有)シルク所有の宣伝を兼ねて、ローヴティサージュに花を持たせたが、本音は(有)シルクやキャロットFのような庶民の一口クラブではなく、応募価格が一桁違うサンデーRの会員を大事にしたいというもの。
今年は、ハープスター、レーヴデトワール、マジックタイムの3頭がいるが、このうち「黄金ライン」の松田博厩舎に属しているハープとレーヴの2頭は、人気でも馬券は外せない。
◎1レーヴデトワール…ゼンノロブロイ×ハイエストオナー
ご存じのとおり、10年1着レーヴディソールの半妹。父は、今開催で【2-1-0】のゼンノロブロイというのも心強い。
○10ハープスター…ディープインパクト×ファルブラヴ
父ディープは、先週から2連勝中で、昨日はワン・ツーを決めた。母父ファルブラヴは、07年2着レーヴダムール、11年2着アイムユアーズの父でもある。
馬券は◎→○の裏目占領が本線。
なお、ノーザンFと同族の社台F生産馬だが、06年2着アストンマーチャン、同3着ルミナスハーバー、08年2着ダノンベルベールの3頭
しか馬券になっていない。