登録段階では11頭だが、実際に出走を明らかにしているのは6頭らしい。こうなってしまえば、血統傾向やデータ云々ではなく、何を選ぶのかは個人の眼力や好き嫌いの問題となってくるが、一応、ツラツラといつものように能書きを垂れておく。
■皐月賞馬は出るのか?■
01年以降の過去17年で、弥生賞で馬券になった計51頭のうち、皐月賞でも馬券になったのは【3-6-6-36/51】で、皐月賞馬になったのは01年アグネスタキオン、05年ディープインパクト、10年ヴィクトワールピサの3頭のみ。
<弥生賞と皐月賞で馬券になった馬>*⇒皐月賞着順
01年1着アグネスタキオン⇒1着
03年1着エイシンチャンプ⇒3着
04年1着コスモバルク⇒2着
04年2着メイショウボーラー⇒3着
05年1着ディープインパクト⇒1着
05年2着アドマイヤジャパン⇒3着
08年1着マイネルチャールズ⇒3着
08年3着タケミカヅチ⇒2着
10年1着ヴィクトワールピサ⇒1着
11年1着サダムパテック⇒2着
13年3着コディーノ⇒3着
14年1着トゥザワールド⇒2着
16年1着マカヒキ⇒2着
17年3着ダンビュライト⇒3着
役者が揃った今年の弥生賞だが、馬券的には妙味は少なさそう。ここは、無理して勝負するよりも皐月賞に向けて見るに徹し、本番で勝負するのもありかもしれない。
■血統傾向■
主役は父SS系とミスプロ系。父SS系は【3-4-2】で、ダブっているのはディープインパクト【3-0-1】、ハーツクライとネオユニヴァースが共に【0-2-0】。注目は3勝を上げているディープインパクト。勝馬3頭の母父は全てヴァイスリージェント系のフレンチデピュティだ。
ミスプロ系は父、母父合計で【2-4-4】。ダブっているのは【1-1-4】のキングマンボ系。内訳はキンカメが【1-1-3】、ルーラーシップが3着1回。血統構成的には相手方がSS系の馬が殆んど。ミスプロ系×SS系が【1-1-3】で、SS系×ミスプロ系が【0-3-1】。
■コース傾向■
先週は1鞍のみの施行なので、傾向は出ていない。
■前走■
重賞、OP、500万と何でもありの状況で、これといった必勝ローテは見当たらない。
■前走朝日杯FS組■
01年以降の過去17年で【3-4-6】と、13頭が馬券になっている前走朝日杯FS組。この成績の良し悪しは、同組が何頭出走したかが分からないので何とも言えない。だが、朝日杯FS優勝馬に限れば、【1-1-2-1/5】で、複勝率80%となる。
<朝日杯FS優勝馬の弥生賞での成績>
02年エイシンチャンプ⇒1着(2番人気)
04年マイネルレコルト⇒3着(2番人気)
06年ドリームジャーニー⇒3着(2番人気)
08年セイウンワンダー⇒8着(2番人気)
15年リオンディーズ⇒2着(2番人気)
朝日杯FS後のレースは弥生賞ではなく、スプリングSを選ぶケースが多く、01年以降の過去17年で5頭しか出走していないが、馬券圏外に飛んだのはセイウンワンダー1頭のみと、優秀な成績。また、その5頭がいずれも2番人気というのが面白い。
■人気■
<人気別成績>
<人気別着度数グラフ>
過去17年で1番人気は【9-2-0-6】で連対率は67%。信頼度は一応は及第点。だが、これを単勝オッズ1.9倍以下に限定すると、鉄板級の信頼度に生まれ変わる。
<1番人気の単勝オッズ別成績>*%は左から順に勝率、連対率、複勝率。以下同。
単勝1.9倍以下:7-1-0-2/10 70% 80% 80%
単勝2.0倍以上:2-1-0-4/ 7 29% 43% 43%
単勝1.9倍以下で、馬券圏外に消えたのは03年6着のザッツザプレンティ(単勝1.5倍)と15年7着のシャイニングレイ(単勝1.9倍)の
2頭のみ。
果たして、今年の1番人気はどれなのか?そして、その単勝オッズはどうなのか?今から気になる所だが、3強とも4強とも言われている今年の弥生賞。いずれかが1番人気になるにしても、単勝2倍を切るまでにはならないはず。単勝2倍以上のオッズは、1番人気馬へのアラートだ。
■出目■
■枠番■
1枠~4枠:8-9-10-54/ 84 10% 20% 32%
5枠~8枠:9-8- 7-90/120 8% 14% 20%
<枠番別着度数グラフ>
内、外で見ると内枠が優勢。枠番個別で見ると、3枠、4枠、7枠の成績が良い。
■馬番■
一桁馬番:12-12-16-112/152 8% 16% 26%
二桁馬番: 5- 5- 1- 42/ 52 10% 19% 21%
<馬番別着度数グラフ>
例年、弥生賞は少頭数で行なわれるケースが多いので、二桁馬番の出走頭数が極端に少なくなるのは当然のこと。内目の2番~4番と10番、11番の成績が頭一つ抜けている。
■平成の弥生賞男■
「平成の盾男」の異名を取る武豊だが、実は弥生賞でも勝ちまくっている。
<武豊の弥生賞の成績>
初騎乗となった93年以降の通算成績は【7-5-1-4/17】で、勝率41%、連対率71%、複勝率77%と、過去17年の1番人気の通算成績よりも信頼できる。そして、更にこれを当日2番人気以内に絞り込むと【6-4-0-1/11】となり、勝率55%、連対率と複勝率が91%となり、ダイヤモンド級の信頼度に生まれ変わる。
<武豊の人気別弥生賞の成績>
1番人気:4-2-0-1/7 57% 86% 86%
2番人気;2-2-0-0/4 50% 100% 100%
3番人気:1-0-1-1/3 33% 33% 67%
4番人気;0-1-0-0/1 0% 100% 100%
5番人気;0-0-0-1/1 0% 0% 0%
6番人気:0-0-0-0/0 0% 0% 0%
7番人気:0-0-0-1/1 0% 0% 0%
通算成績:7-5-1-4-17 41% 71% 86%
2人以内:6-4-0-1/11 55% 91% 91%
3人以内:7-4-1-2/14 50% 79% 86%
4人以内:7-5-1-2/15 47% 80% 87%
今年はジャンダルムに騎乗予定の武豊。1番人気にはならないだろうが、4番人気以内には支持されるはずなので、今年の武豊は買いの一手。
■皐月賞馬は出るのか?■
01年以降の過去17年で、弥生賞で馬券になった計51頭のうち、皐月賞でも馬券になったのは【3-6-6-36/51】で、皐月賞馬になったのは01年アグネスタキオン、05年ディープインパクト、10年ヴィクトワールピサの3頭のみ。
<弥生賞と皐月賞で馬券になった馬>*⇒皐月賞着順
01年1着アグネスタキオン⇒1着
03年1着エイシンチャンプ⇒3着
04年1着コスモバルク⇒2着
04年2着メイショウボーラー⇒3着
05年1着ディープインパクト⇒1着
05年2着アドマイヤジャパン⇒3着
08年1着マイネルチャールズ⇒3着
08年3着タケミカヅチ⇒2着
10年1着ヴィクトワールピサ⇒1着
11年1着サダムパテック⇒2着
13年3着コディーノ⇒3着
14年1着トゥザワールド⇒2着
16年1着マカヒキ⇒2着
17年3着ダンビュライト⇒3着
役者が揃った今年の弥生賞だが、馬券的には妙味は少なさそう。ここは、無理して勝負するよりも皐月賞に向けて見るに徹し、本番で勝負するのもありかもしれない。
■血統傾向■
主役は父SS系とミスプロ系。父SS系は【3-4-2】で、ダブっているのはディープインパクト【3-0-1】、ハーツクライとネオユニヴァースが共に【0-2-0】。注目は3勝を上げているディープインパクト。勝馬3頭の母父は全てヴァイスリージェント系のフレンチデピュティだ。
ミスプロ系は父、母父合計で【2-4-4】。ダブっているのは【1-1-4】のキングマンボ系。内訳はキンカメが【1-1-3】、ルーラーシップが3着1回。血統構成的には相手方がSS系の馬が殆んど。ミスプロ系×SS系が【1-1-3】で、SS系×ミスプロ系が【0-3-1】。
■コース傾向■
先週は1鞍のみの施行なので、傾向は出ていない。
■前走■
重賞、OP、500万と何でもありの状況で、これといった必勝ローテは見当たらない。
■前走朝日杯FS組■
01年以降の過去17年で【3-4-6】と、13頭が馬券になっている前走朝日杯FS組。この成績の良し悪しは、同組が何頭出走したかが分からないので何とも言えない。だが、朝日杯FS優勝馬に限れば、【1-1-2-1/5】で、複勝率80%となる。
<朝日杯FS優勝馬の弥生賞での成績>
02年エイシンチャンプ⇒1着(2番人気)
04年マイネルレコルト⇒3着(2番人気)
06年ドリームジャーニー⇒3着(2番人気)
08年セイウンワンダー⇒8着(2番人気)
15年リオンディーズ⇒2着(2番人気)
朝日杯FS後のレースは弥生賞ではなく、スプリングSを選ぶケースが多く、01年以降の過去17年で5頭しか出走していないが、馬券圏外に飛んだのはセイウンワンダー1頭のみと、優秀な成績。また、その5頭がいずれも2番人気というのが面白い。
■人気■
<人気別成績>
<人気別着度数グラフ>
過去17年で1番人気は【9-2-0-6】で連対率は67%。信頼度は一応は及第点。だが、これを単勝オッズ1.9倍以下に限定すると、鉄板級の信頼度に生まれ変わる。
<1番人気の単勝オッズ別成績>*%は左から順に勝率、連対率、複勝率。以下同。
単勝1.9倍以下:7-1-0-2/10 70% 80% 80%
単勝2.0倍以上:2-1-0-4/ 7 29% 43% 43%
単勝1.9倍以下で、馬券圏外に消えたのは03年6着のザッツザプレンティ(単勝1.5倍)と15年7着のシャイニングレイ(単勝1.9倍)の
2頭のみ。
果たして、今年の1番人気はどれなのか?そして、その単勝オッズはどうなのか?今から気になる所だが、3強とも4強とも言われている今年の弥生賞。いずれかが1番人気になるにしても、単勝2倍を切るまでにはならないはず。単勝2倍以上のオッズは、1番人気馬へのアラートだ。
■出目■
■枠番■
1枠~4枠:8-9-10-54/ 84 10% 20% 32%
5枠~8枠:9-8- 7-90/120 8% 14% 20%
<枠番別着度数グラフ>
内、外で見ると内枠が優勢。枠番個別で見ると、3枠、4枠、7枠の成績が良い。
■馬番■
一桁馬番:12-12-16-112/152 8% 16% 26%
二桁馬番: 5- 5- 1- 42/ 52 10% 19% 21%
<馬番別着度数グラフ>
例年、弥生賞は少頭数で行なわれるケースが多いので、二桁馬番の出走頭数が極端に少なくなるのは当然のこと。内目の2番~4番と10番、11番の成績が頭一つ抜けている。
■平成の弥生賞男■
「平成の盾男」の異名を取る武豊だが、実は弥生賞でも勝ちまくっている。
<武豊の弥生賞の成績>
初騎乗となった93年以降の通算成績は【7-5-1-4/17】で、勝率41%、連対率71%、複勝率77%と、過去17年の1番人気の通算成績よりも信頼できる。そして、更にこれを当日2番人気以内に絞り込むと【6-4-0-1/11】となり、勝率55%、連対率と複勝率が91%となり、ダイヤモンド級の信頼度に生まれ変わる。
<武豊の人気別弥生賞の成績>
1番人気:4-2-0-1/7 57% 86% 86%
2番人気;2-2-0-0/4 50% 100% 100%
3番人気:1-0-1-1/3 33% 33% 67%
4番人気;0-1-0-0/1 0% 100% 100%
5番人気;0-0-0-1/1 0% 0% 0%
6番人気:0-0-0-0/0 0% 0% 0%
7番人気:0-0-0-1/1 0% 0% 0%
通算成績:7-5-1-4-17 41% 71% 86%
2人以内:6-4-0-1/11 55% 91% 91%
3人以内:7-4-1-2/14 50% 79% 86%
4人以内:7-5-1-2/15 47% 80% 87%
今年はジャンダルムに騎乗予定の武豊。1番人気にはならないだろうが、4番人気以内には支持されるはずなので、今年の武豊は買いの一手。