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天皇賞(秋)の法則3

2017-10-26 18:00:00 | 府中の法則
■重賞実績■
G1馬8頭が揃った今年の秋天。G1の中でも格上の秋天の栄冠を手にするのは、それに見合った重賞実績が要求される。

<G1、G2勝利有無別成績>

G1・G2未勝利で馬券になった6頭は次のとおり。

06年2着スウィフトカレン(7番人気)…前走オールカマー4着
07年2着アグネスアーク(7番人気)…前走毎日王冠2着
13年1着ジャスタウェイ(5番人気)…前走毎日王冠2着
14年1着スピルバーグ(5番人気)…前走毎日王冠3着
15年2着ステファノス(10番人気)…前走毎日王冠7着
16年3着ステファノス(6番人気)…前走毎日王冠5着

成績で劣勢のG1・G2未勝利の馬だが、直近4年で【2-1-1】と活躍を見せており、実績が無いからと言って軽視するのは危険。また、6頭中5頭が前走毎日王冠組であることにも注目しておきたい。
今年の出走馬の中でG1・G2未勝利の馬は、レインボーライン、ロードヴァンドール、ステファノス、グレーターロンドンの4頭。

■出目・枠番・馬番■
<出目>


<枠番>*88年以降、02年中山開催を除く過去28年



内枠有利と言われる秋天。02年のコース改修によって、最初のコーナーへの入る角度がスムーズになったと言われる新東京芝2000mだが、果たして実態はどうなのか?

<枠番別成績:88年~01年の過去14年>




<枠番別成績:03年~16年の過去14年>




<枠番別着別度数グラフ:88年~01年の過去14年>


<枠番別着別度数グラフ:03年~16年の過去14年>

巷間言われているほど、内外の優劣の解消には繋がっていないように見える。

<馬番>




<馬番別着別度数グラフ>

馬番で見ると、一桁馬番が優勢だが、3番、5番、9番はイマイチ。二桁馬番では、11番と15番~17番からは勝馬は出ておらず、11番と17番は過去28年で一度も馬券になったことがないデスナンバーだ。

天皇賞(秋)の法則2

2017-10-26 09:09:09 | 府中の法則
■人気■


<人気別成績>


<人気別着別度数>


かつては1番人気が全く勝たなかった時代があった秋天。87年のニッポーテイオーを最後に、00年テイエムオペラオーが勝つまで、実に12年間もの間、1番人気は勝てず仕舞い。88年~02年までの15年間の成績は【1-4-1-9/15】と惨憺たる成績。しかもこの間には、圧倒的1番人気で1位入線後に18着降着になった91年のメジロマックイーンの誤算や大欅の向こう側で骨折し天に召されたサイレンススズカの沈黙の日曜日という悲劇もあり、まるで府中の森に棲むと云われている魔物に魅入られたかのような1番人気であった。
潮目が変わったのは、コース改修により新・府中となった03年。コース改修のお蔭かどうかは分からないが、03年~昨年までの14年間の1番人気の成績は【7-3-2-2/14】と、それまでの不遇の時代の鬱憤を晴らすかのような大活躍を見せている。

<1番人気年代別成績>
88年~02年:1-4-1-9/15  7% 33% 40%
03年~16年:7-3-2-2/14 50% 71% 86%

03年以降の1番人気は、ご覧のとおり、ほぼ鉄板級の信頼度を誇る。馬券圏外に消えたのは、06年スイープトウショウ(5着・単勝3.9倍)と11年ブエナビスタ(4着・単勝2.8倍)の2頭のみ。

今年の1番人気は、間違いなくキタサンブラックと武豊。近頃、年内3戦で引退が発表されたこともあり、いつもより応援表が大量に流れ込み、ブッチ切りの1番人気まで有り得る。

■前走着順■*03年以降、過去14年

足切りラインはレース不問で前走5着以内で、前走10着以下で馬券になったのは、昨年2着のリアルスティール(前走安田記念11着)1頭のみ。

■前走■*88年以降、過去29年

【前走別成績】

毎日王冠、宝塚記念、京都大賞典、札幌記念が秋天の4大ステップレース。

<宝塚記念:5-4-3-25/57>
複勝率32.4%と、3頭に1頭は馬券になる計算が成り立つ前走宝塚記念組。宝塚記念⇒秋天を連勝したのは、88年のタマモクロス1頭のみで、馬券対象まで広げても、01年3着のメイショウドトウが引っ掛かるだけ。夏の終わりの宝塚記念と秋緒戦の秋天を連勝するのは難しいということ。

<京都大賞典:5-4-2-51/62>
勝ち星は宝塚記念組と同じ5勝だが、宝塚組と違うのは、前走1着馬が5頭【3-2-0】連対しているということ。但し、近年で、前走京都大賞典組で馬券になったのは、15年のラブリーデイ1頭のみと、一頃の勢いは無くなっている。

<札幌記念:4-0-2-15/21>
97年のエアグルーヴの伊藤雄厩舎が採用し、成功したのを皮切りに、有力ローテの一つになった札幌記念組。馬券になったのは6頭のみだが、その全てが1着馬で、05年ヘブンリーロマンス(14番人気)、11年トーセンジョーダン(7番人気)と、人気薄の激走も含まれている。

■前走毎日王冠組■
<毎日王冠:11-11-11-125/158>*88年以降、過去29年
90年代後半から00年だ前半までは、なかなか連対馬が出ない時期もあったが、昔も今も秋天の主要ローテである前走毎日王冠組。

<毎日王冠着順別成績>*02年以降、過去15年

前走毎日王冠で6着以下で馬券になったのは、12年1着エイシンフラッシュ(毎日王冠9着)と15年ステファノス(同7着)の2頭のみ。基本的には毎日王冠で掲示板に載った馬が狙い目となる。

<毎日王冠人気別成績>*02年以降、過去15年

前走毎日王冠で6番人気以下で馬券になったのは、03年3着テンザンセイザ(8番人気)、15年2着ステファノス(6番人気)の2頭のみ。よって、必然的に毎日王冠で5番人気以上だった馬が狙い目となる。つまり、前走毎日王冠組の狙い目は、5番人気以内で5着以内だった馬ということになる。

なお、88年以降の過去29年で、毎日王冠1着⇒秋天1着と連勝を決めたのは、91年プレクラスニー、94年ネーハイシーザー、06年ダイワメジャー、09年カンパニーの4頭のみである。