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優駿の法則

2014-05-27 00:00:00 | ダービー馬を探せ!2014
ダービーへようこそ。

◆人気◆

90年以降の過去24年で、1番人気は【15-4-2-3】の勝率62.5%、連対率79.2%、複勝率87.5%。馬券圏外に消えたのは3頭しかいない。
<馬券圏外に消えた1番人気>
07年フサイチホウオー7着(1.6倍)
09年アンライバルド12着(2.1倍)
12年ワールドエース4着(2.5倍)

数あるG1の中でも鉄板級の硬さを誇るダービーの1番人気。
果たして今年の1番人気は何だろう?
やっぱり皐月賞馬のイスラボニータなのか?ハープスターを物差しにすれば皐月賞勝ちも納得がいく。となれば、そのハープスターを阪神JFでハナ差凌ぎ、桜花賞ではクビ差2着のレッドリーヴェルが人気になってもおかしくはない。いずれにせよ、今年は人気は割れるのは必至。被っても2倍台後半で、3倍台に落ち着きそう。「3倍以上の1番人気は飛ぶ」という格言もあるが、06年メイショウサムソン(3.8倍)、08年ディープスカイ(3.6倍)、11年オルフェーヴル(3.0倍)と過去10年で3頭の3倍台の1番人気が勝っている。
なお、10番人気以下の成績は【0-5-4-209】で、連対率2.3%、複勝率4.1%と率だけだと、とてもじゃないが手は出せないが、ここ7年で3頭が2着になっていることは見逃せない。

◆血統傾向◆*03年以降の過去11年

ダービー馬の父は、SS系7頭、キングマンボ系2頭、タニノギムレット1頭、オペラハウス1頭の4系統に絞られる。
父SS系は【7-7-8】で、複数回馬券になっているのは、タキオン【1-0-1】、スペシャルウィーク【0-2-0】(母父でも2着1回有り)、ネオユニヴァース【1-0-1】、ステイゴールド【1-1-0】、ディープインパクト【2-0-1】の5頭。

大勢を占める父SS系に、一矢を報いているのが【2-1-1】のキングマンボ系で、同系はダービーと同じコースで行なわれるJCでも活躍しており、府中の芝2400mを得意としている。ちなみに、09年のダービー3着アントニオバローズの母父もキングマンボ。

母父に目を向けると、ノーザンダンサー系の活躍が目に留まる。なかでもSS系×ダンチヒ系が【2-1-1】と相性が好く、昨年3着のアポロソニックの父も同系のビッグブラウンだ。
あとは、昨年1着、3着の母父になり、ここ3年で【1-1-1】のストームバード系。

なお、「府中のトニービン」の格言を持つグレイソブリン系であるが、90年~02年で【5-2-2】(父、母父合計)で、格言どおりの活躍を見せていたのだが、時代の趨勢とともに、過去11年では【0-1-2】と衰退の一途を辿っている。

◆コース傾向◆

先週のオークスまでの計7鞍。
父SS系は【2-6-5】と勝ち切れない傾向。複数回馬券になっているのは、ディープインパクト【1-2-1】、ハーツクライ【1-0-1】、ゼンノロブロイ【0-0-2】、ダンスインザダーク【0-1-1】(母父でも1勝有り)の4頭。
父、母父合計で父SS系の次に馬券になっているのが、【4-5-2】のノーザンダンサー系。複数回馬券になっているのは、2勝のサドラーズウェルズ系、母父で【0-1-1】のノーザンテースト系、同じく母父で【1-1-0】のヌレイエフ系、そして父で1勝、母父で2着1回のダンチヒ系(ともにチーフベアハート)の4頭。
他では、キングカメハメハが父で【1-1-0】、母父で3着1回。トニービンの血を引くジャングルポケットも3着2回。

コース傾向を眺めていて気付いたのだが、今開催で馬券になった産駒の父は、ダービーかジャパンカップで自身が連対したことのある種牡馬が多い。

キングカメハメハ…04年ダービー1着
ハーツクライ…04年ダービー2着、05年JC2着
メイショウサムソン…06年ダービー1着
ジャングルポケット…01年ダービー1着、JC1着
シンボリクリスエス…02年ダービー2着
ディープインパクト…05年ダービー1着、06年JC1着
ダンスインザダーク…96年ダービー2着
ゼンノロブロイ…03年ダービー2着、04年JC1着

また、母父に目を向ければアンバーシャダイ、ノーザンテースト、リアルシャダイ、マンハッタンカフェ、ダンスインザダークといった菊花賞や春天でお馴染みのスタミナ血統が並んでおり、これらの血統は自身ではないがその産駒がダービーやJCでの連対馬を輩出していることも見逃せない。
「ダービーは運の強い馬が勝つ」と言われるが、コース傾向からは、最後の長い直線をものともせずに伸びてくるスタミナ血統を持つ馬が活躍していることが判る。

ダービー馬はダービー馬から―
ダービーに限らず、JC、オークスで実績のある種牡馬が狙い目。