運動会、生活発表会とこれまでことごとく出演拒否を続けてきた息子。
今年の運動会前、「頑張ったら、ゴーカイサーベル(かねてより欲しいといっていたおもちゃを買ってあげる)」
というズルい契約を提案。
運動会当日、合言葉は「ゴーカイサーベル」であった。
昨年度は自分で歩かなかった入場行進。
今年は不満げな顔ではあるが、お友達と手をつないで歩いている様子。
第一関門、クリア。
かけっこ。
昨年度は泣いて走らなかった。
今年度は(私の声援が原因で・前話参照)泣きながら走ってくれた。
ゴール後、泣いている息子を先生がケアしてくれている。(すみません。原因は私です)
ビリではあったが今回の問題は順位ではないので、第二関門、クリア。
昨年度は「踊らへん」といって泣いていた息子。
嫌々顔ながらみんなと共に参加している息子を見て、泣けてきた。第三関門、クリア。
親子競技。親と一緒になので、急に甘えが出てしまう。
これはできていなかったが、次の遊戯で、再び踊っていたので、許す。
最後は色別対抗リレー。
息子の走りは実に平和であった。
欽ちゃん走りを彷彿させるその平和さで、ぬかされつつもバトンを託し、第五関門、クリア。
すべての競技が終了し、今回は「ゴーカイサーベル」を渡すことにした。
息子が「ゴーカイサーベルは?」と問う。
郵送にて送られてくるため購入はしていたものの、届いているのかどうかわからない。
「もしも、神様がKが頑張ったと判定したら、届いているはずだ」と伝えた。
親子共々、届いているかどうか緊張が走る。
帰宅すると、宅配ポストに届いていた。喜ぶ息子、ほっとする親。
その日を境に息子のハヤリは、郵便屋さんごっこ。あえて、直接届けてくれない。
宅配ポスト(家の中にある単なる棚なのだが、みたてて)に入れてくれる。
息子「ねえ、郵便届いてないかなぁって、ポスト見てや、わかった?」
指示通り、芝居してやる。
すると、そこには、折り紙であったり、塗り絵であったり、が入っている。
喜んでいると、郵便屋さんが登場(ここが息子らしいのだが、姿を現す郵便屋さん)
「郵便屋さん、ありがとう! 嬉しい」と言ってやると、
「いえ、どういたしまして」と敬礼して去っていく息子。
きっかけは、息子の気持ちを釣った闇取引であったが、
届いたものよりも、受け取る時のどきどき・ワクワクが息子の心に響いたようだ。
いい買い物であったと思う。
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