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第4479話 兎は薄氷に駆ける

2025年07月01日 08時00分00秒 | 読む(小説・物語)

冤罪の『冤』という字は、

ウサギが覆いの下で身を縮めている様

を示している。

自ら危険な薄氷の上を駆けて、

追いすがる猟犬を誘い込む

貴志祐介著「兎は薄氷に駆ける」

 

容疑者は、日高英之。

英之の無実を信じる

恋人の千春 と 本郷弁護士。 

本郷弁護士の依頼で

事件調査を行うのは、

元リストラ請負人の垂水。

 

弁護士 vs  検察 の 法廷もの。

どう覆していくのか はやる気持ち。

それでも 読者(私)は 垂水派。

この先があったなら・・・

個人的には また覆る判決を思い、

かなしくなってしまった。

 

以降、ネタバレ的感想。

父親の冤罪をそそぐため

の行動であるが、

お父様の無念 ではなく、

息子の幸せを願う気持ち に

応えてほしかった・・・


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