冤罪の『冤』という字は、
ウサギが覆いの下で身を縮めている様
を示している。
自ら危険な薄氷の上を駆けて、
追いすがる猟犬を誘い込む
貴志祐介著「兎は薄氷に駆ける」
容疑者は、日高英之。
英之の無実を信じる
恋人の千春 と 本郷弁護士。
本郷弁護士の依頼で
事件調査を行うのは、
元リストラ請負人の垂水。
弁護士 vs 検察 の 法廷もの。
どう覆していくのか はやる気持ち。
それでも 読者(私)は 垂水派。
この先があったなら・・・
個人的には また覆る判決を思い、
かなしくなってしまった。
以降、ネタバレ的感想。
父親の冤罪をそそぐため
の行動であるが、
お父様の無念 ではなく、
息子の幸せを願う気持ち に
応えてほしかった・・・
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