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第2821話 絵本「おしゃれなネル」(10~12)

2020年12月23日 08時00分00秒 | 創る(フィクション・ノンフィクション)

クリスマス 特別企画?

絵本「おしゃれなネル」

10頁(⑩)~12頁(⑫)です。

 

すると、ライオンさんは えがおになって

「ありがとう。どこにいくんだい? おれが つれていってあげるよ」

「どこにいくか きめていないんだ」

ネルがこたえると、ライオンさんは

「じゃあ、おれの おきにいりのばしょに つれていってあげる」

ネルとライオンさんは ともだちになった。

 

ライオンさんは おれいに オレンジのポンチョをくれた。

「それ、たてがみじゃなかったの?」

「おとなになったら りっぱなたてがみが できるんだってさ」

ネルは ライオンさんからもらった

オレンジのポンチョを みにまとうと

それは すてきな マントになった。

 

ネルが あるいていると、

ゾウさんが ないていた。

「どうしたの?」

「はなに とげがささったんだ」

 

ネルが ちいさいころ

おとうさんが してくれたみたいに

ネルは ゾウさんの はなのとげをぬいて

「だいじょうぶだよ。いたいの、いたいの、とんでいけー」って

おまじないをかけた。

 

すると、ゾウさんは えがおになって

「ありがとう。これで いつものように シャワーをだすことができるわ」

ゾウさんが はなから みずを ピューとだすと、きれいなにじが できた。

ネルとゾウさんは ともだちになった。

 

ゾウさんは おれいに ピンクのポシェットをくれた。

ネルは ゾウさんからもらった

ピンクのポシェットを かたにかけると

それは すてきな リュックサックになった。

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第2820話 絵本「おしゃれなネル」(7~9)

2020年12月22日 08時00分00秒 | 創る(フィクション・ノンフィクション)

クリスマス 特別企画?

絵本「おしゃれなネル」

7頁(⑦)~9頁(⑨)です。

 

ネルが あるいていると、

シカさんが ないていた。

「どうしたの?」

「なんたが さみしくなったんだ」

 

ネルが ちいさいころ

おとうさんが してくれたみたいに

ネルは シカさんに

ダンスを おどった。

 

すると、シカさんは えがおになって

「ありがとう。げんきがでたよ」

「いっしょにおどろう。ふたりでおどると もっとたのしいよ」

ネルとシカさんは ともだちになった。

 

シカさんは おれいに みどりのマフラーをくれた。

ネルは シカさんからもらった

みどりのマフラーを たたんで こしにまくと

それは すてきな ベルトになった。

 

ネルが あるいていると、

ライオンさんが ないていた。

「どうしたの?」

「おなかが いたいんだ」

 

ネルが ちいさいころ

おかあさんが してくれたみたいに

ネルは ライオンさんのおなかに

そっと 手をあてた。

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第2819話 絵本「おしゃれなネル」(4~6)

2020年12月21日 08時00分00秒 | 創る(フィクション・ノンフィクション)

クリスマス 特別企画?

絵本「おしゃれなネル」

4頁(④)~6頁(⑥)です。

 

すると、ウサギさんが えがおになって

「ありがとう。わたしを あのおかまで つれていってほしいの」

「いいよ。このまま おんぶしていこう」

ネルとウサギさんは ともだちになった。

 

ウサギさんは おれいに あかいスカーフをくれた。

ネルが ウサギさんからもらった

あかいスカーフを くびにまくと、

それは すてきな ネクタイになった。

 

ネルが あるいていると、

ハクチョウさんが ないていた。

「どうしたの?」

「ともだちと けんかしてしまったんだ」

 

ネルが ちいさいころ

おかあさんが してくれたみたいに

ネルは ハクチョウさんに

うたを うたった。

 

すると、ハクチョウさんは えがおになって

「ありがとう。ともだちに ごめんねっていって なかなおりするよ」

「うん、それは とても いいかんがえだね」

ネルとハクチョウさんは ともだちになった。

 

ハクチョウさんは おれいに きいろいネックレスをくれた。

ネルが ハクチョウさんからもらった

きいろいネックレスを 手にまきつけると、

それは すてきな ブレスレットになった。

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第2818話 絵本「おしゃれなネル」(1~3)

2020年12月20日 08時00分00秒 | 創る(フィクション・ノンフィクション)

クリスマス 特別企画?

絵本「おしゃれなネル」

1頁(①)~3頁(③)です。

 

ネルが あるいていると、

リスさんが ないていた。

「どうしたの?」

「まいごに なっちゃった」

 

ネルが ちいさいころ

おかあさんが してくれたみたいに

ネルは リスさんを

ぎゅっと だきしめた。

 

すると、リスさんは えがおになって

「ありがとう。ぼくのいえは おおきな もみの木なんだ」

「ぼくも いっしょに さがそう」

ネルとリスさんは ともだちになった。

 

リスさんが おれいに あおいマント をくれた。

ネルが リスさんからもらった

あおいマントを むねポケットに たたんで いれると、

それは すてきな ハンカチになった。

 

ネルが あるいていると、

ウサギさんが ないていた。

「どうしたの?」

「あしをくじいて あるけないの」

 

ネルが ちいさいころ

おとうさんが してくれたみたいに

ネルは ウサギさんを

せなかに おんぶした。

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第51話 太陽に負けた北風(改訂版)

2005年12月13日 20時13分25秒 | 創る(フィクション・ノンフィクション)

太陽に 負けた北風は あれくるいました。 ひゅ~ ひゅ~
街中の人たちが 北風に会うと かけあしで逃げていきます。
街中の 窓がぴしゃり 扉がばたん
北風は とくいになって 大笑い。 ぴゅ~ ぴゅ~

そこへ 雲とおしゃべりを終えた 太陽が やってきました。
すると、街中の人たちが いっせいに窓をあけ 太陽にむかって 微笑みかけます。
北風と いっしょに 笑ってくれる人は ひとりもいません。
最初は おもしろがっていた北風も だんだん さびしくなってきました。
北風は 太陽にほほえみかける 街の人たちをみて 逃げだしました。

北風は 街のはずれの 丘の上まで やってきました。
丘の上には おおきな木が 一本 立っていました。
やあ 北風くん こんにちは
北風は 返事をしません。
そればかりか ようし こいつの葉っぱという葉っぱを 全部 吹き飛ばしてやるぞ
北風は いきおいをつけて 木にぶつかっていきます。 ひゅ~ ひゅ~

ざわざわざわ~ どうしたんだい? きたかぜくん 
木が 北風を 見つめます。
きみには ぼくが みえるのかい?
もちろん みえるよ。 木が ほほえみかけます。
それにね きみにであうと ぼくは うたをうたうことができるんだ。
遊びにきてくれて ありがとう。 さわさわさわ~
北風は うれしく なりました。
照れながら 木に こんにちは といいました。
君の名前は? 木が尋ねます。
ぼくの名前は、フューイ。
フューイ! 素敵な名前だね。 ぼくはビッキー。
フューイとビッキーは いっしょに 笑いあいました。 
その日から 毎日 フューイはビッキーに会いにいきます。

ある日 遠くに沈む夕陽を ふたりでみていると フューイの目に涙があふれてきました。
びゅ~ びゅ~
フューイ どうしたんだい?
太陽くんは あかるくて つよくて あたたかくて みんなに すかれている。
きみだってそうさ。
ぼくなんかいなくても 毎日 小鳥くんやリスくんたちが 遊びにきてくれる。
それなのに ぼくは ぼくは びゅ~びゅ~
フューイ きみには ぼくにはない すばらしい ちからが あるんだ。
ぼくは きみのように どこでもすきなところへ とんでいけない。
ぼくは きみのように 世界中のみんなに あいにいけない。
フューイ ぼくは そんなきみのことが大好きなんだよ。
フューイは 涙をふいて 笑いました。
ビッキー きみには ぼくにはない すばらしい ちからが あるんだ。
ぼくは きみのように 世界中のみんなの 目印にはなれない。
ぼくは きみのように みんなを支えることができない。
ビッキー ぼくも きみのことが大好きなんだよ。
フューイ ありがとう。
ビッキー ありがとう。
この夜 ふたりは 前よりも もっと なかよしに なりました。

そんな ある日のこと 太陽くんは ごきげんななめ
というのも 約束した時間に 雲くんがあらわれず カンカンに おこっていたのです。 
街中のみんなが 下をむいて 歩いています。

よし ぼくたちの出番だ。
フューイが やさしく こどもたちに ささやきます。
ふ~ ふ~ こっち こっち。
こどもたちは その心地よさに おおよろこび。 こどもたちが フューイを おいかけてきます。
フューイは こどもたちを ビッキーの待つ丘に あつめました。
すると ビッキーは 手を 空にむかって おおきく ひろげます。
わ~ ここに おおきな ひかげが あるぞ 
こどもたちの笑顔をみた ふたりは おおよろこび。
ふたりは こどもたちのために うたをうたいました。

こどもたちが かえったあと フューイがビッキーに ささやきました。
こんど 太陽くんもいっしょに みんなで あそばないか?
そいつはいいかんがえだね。
さわさわさわ~
ふたりは こえを あげて わらいあいました。

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第51話 太陽に負けた北風

2005年04月15日 23時46分06秒 | 創る(フィクション・ノンフィクション)

太陽に 負けた北風は あれくるいました。ひゅ~ ひゅ~
街中の人たちが 北風に会うと かけあしで逃げていきます。
街中の 窓がぴしゃり 扉がばたん
北風は とくいになって 大笑い。ぴゅ~ ぴゅ~

そこへ 雲とおしゃべりを終えた 太陽が やってきました。
すると、街中の人たちが いっせいに窓をあけ 太陽にむかって 微笑みかけます。
北風と いっしょに 笑ってくれる人は ひとりもいません。
最初は おもしろがっていた北風も だんだん さびしくなってきました。
北風は 太陽にほほえみかける 街の人たちをみて 逃げだしました。

北風は 街のはずれの 丘の上まで やってきました。
丘の上には おおきな木が 一本 立っていました。
やあ 北風くん こんにちは
北風は 返事をしませんでした。
そればかりか ようし こいつの葉っぱという葉っぱを 全部 吹き飛ばしてやるぞ
北風は いきおいをつけて 木にぶつかっていきます。

ざわざわざわ~
どうしたんだい? きたかぜくん
木が 北風を 見つめます。
きみには ぼくが みえるのかい?
もちろん みえるよ。木が ほほえみかけます。
それにね きみにであうと ぼくは うたをうたうことができるんだ。
遊びにきてくれて ありがとう。
さわさわさわ~
北風は うれしく なりました。
照れながら 木に こんにちは といいました。
北風と木は いっしょに 笑いあいました。 
ふたりは その日から なかよしの友達に なりました。

木は いつも 北風の話を いつも真剣に きいてくれます。
ある日 遠くに沈む夕陽を 木とふたりでみていると 北風は 涙があふれてきました。
びゅ~ びゅ~
北風くん どうしたんだい?
太陽さんは あかるくて つよくて あたたかくて みんなに すかれている。
きみだってそうさ。ぼくなんか いなくても 毎日 小鳥くんやリスくんたちが 遊びにくる。
それなのに ぼくは ぼくは びゅ~びゅ~
きたかぜくん きみは ぼくにはない すばらしい ちからが あるんだ。
ぼくは きみのように どこでもすきなところへ とんでいけない。
ぼくは きみのように せかいじゅうのみんなに あいにいけない。
北風くん ぼくは きみのことが大好きなんだよ。
北風は 涙をふいて 笑いました。
木くん きみは ぼくにはない すばらしい ちからが あるんだ。
ぼくは きみのように 世界中みんなの 目印にはなれない。
ぼくは きみのように どっしりと みんなを支えることができない。
木くん ぼくも きみのことが大好きなんだよ。
北風くん ありがとう。
木くん ありがとう。
この夜 ふたりは 前よりも もっと なかよしに なりました。

そんな ある日のこと 太陽さんは ごきげんななめ
というのも 約束した時間に 雲さんが まったくあらわれず カンカンに おこっていたのです。 
街中のみんなが 下をむいて 歩いています。

よし ぼくたちの出番だ。
北風が やさしく こどもたちに ささやきます。
ふ~ ふ~ こっち こっち。
こどもたちは あ~きもちいい~と おおよろこび。
こどもたちが 北風を おいかけてきます。
北風は こどもたちを 木に あつめました。
すると 木は 手を 空にむかって おおきく ひろげます。
わ~ ここに おおきな ひかげが あるぞ 
こどもたちの笑顔をみた 木と北風も おおよろこび。
ふたりは こどもたちのために うたをうたいました。

こどもたちが かえったあと 北風が木に ささやきました。
こんど 太陽さんもいっしょに さんにんで あそばないか?
そいつはいいかんがえだね。
さわさわさわ~
ふたりは こえを あげて わらいあいました。

※勝手に「北風と太陽」のつづきを考えてみた。はぢめてのえほん、
 ふと、書きたくなって書いたものの、木くんの名前が木くんて…
 今夜はここまでにして、 もっと絵本(絵はないけど)らしくならないか、今後挑戦してみます。

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