ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

ゆるしの宗教

2015年09月01日 | 
キリスト教は一言で言えば、「ゆるしの宗教」である。

NHKの朝ドラで主人公希(まれ)のお父さんが、贖罪のために出奔するが、「自分だけが幸せになってはいけない」・・・このいい加減な脚本にも、またそれで特に反響が出ない民意にも、私はかなり違和感を覚える。

私たちは、ゆるされなければならない、存在である。このどうしょうもない自己中心性を。己の良心に全く従えず、むしろ己の欲望を、欲望から欲望へと、果てなく追求する罪深さを。そのためにいったいどれほど、人を傷つけたことだろうか。外見はともかく、自分の中身は醜く、ゆるされなければ一時でも生きてはいけない。

そのような人でなければ、キリストの十字架がわからず、受け止められず、罪からの救いの喜びを体験することは出来ない。それは天地万物の創造主たる神からの、絶対的なゆるしという、和解である。
人はゆるされてはじめて、己を肯定し受け入れ、愛することができる。己を愛せない者がどうして、人をも愛せるだろうか? ケパ



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