ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

身近な尖閣諸島

2012年09月20日 | 随想

 数日前、新宿のヨドバシカメラで、iPhoneの予約注文した。私たち夫婦が順番を待っていると、「どうぞ」と言って声をかけてくれたソフトバンクの派遣社員。二人でその前に座ると、名札がひらがなであったが、一字の中国名であることに気づいた。Photo

 今現在、尖閣諸島の問題で、中国の日本人商店は警察官の見守る中、中国人からガラスを割られ商品を奪われ、うっかり街を歩くこともできないでいる。企業も操業自粛に追い込まれている。このような国家公認の暴力にさらされている中、日本に居る中国人は祖国のやっていることに、一体どう思っているのだろうか、少々聞いてみたい気がしたが、辛い返答になるのは自明なので我慢することにした。私たちは普通に手続きを進め、終了した。
 その彼が、新たなお客さんを連れて隣に座ったなと思ったその直後、大声が聞こえはじめた。
「どうして(新iPhoneが)こんなに高いんだ。ええっ!店員だって高いと思ってるんだろうがぁ」
(iPhone販売の中国人店員に、筋違いのことで罵声に近い大声を出すな)と思い、恥ずかしい我が日本人の態度だと思った。で、その店員はひたすら「忍」の一字で対応している。わたしはその中国人店員に対し、大変申し訳なく思った。Photo_3

 しかし大勢で言えば、この日本では中国大使館や中華街、中国飯店に何かをしていることはなく、在日の彼らが身の危険を感じることは無いはずだ。街のどこでも彼らはくったくなく、ここはどこの国かと一瞬思うほど大きな声の会話が聞こえてくる。彼我の違いは明確だ。そして大声を上げた同胞の日本人を恥じるほどわたしたちは冷静だ。これは明らかに優れている。

 現地中国の日本に対する破壊映像を見れば、警官隊は少なくともこれを黙認している。(中国政府がバスをチャーターしてデモ隊を送り込んでいる情報がある)これでは法治国家とは言えないし、民度の低さを世界に証明しているようなものだ。一昔前、中国は北のソ連と国境を流れる黒竜江の中州をめぐって、激しい武力衝突をした。次は南のベトナムと衝突
Photo_2をし、東南の島をめぐってフィリピンに、そして今度は東方の島で日本へと、絶え間なく周囲と武力的な衝突をし、新たな領土問題を作り出して来た。(写真は建造中の中国空母・・・・武力で奪取を想定している可能性がある)

 千隻の小型漁船でもって遠洋の尖閣諸島に押しかけようという今回の危険きわまりない行動も、天安門事件のように、必要とあらば自国民を戦車でひき殺すこともいとわない国が考えそうなことである。どうか民衆を真に大切にし、かつての日本がしたような、国家至上主義(権力)の道具にしないで欲しいと思う。 ケパ

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