ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

苦しみは幸せの始まり

2012年03月06日 | 信仰

 私は「イ・サン」という韓国ドラマが好きだ。Photo 日曜日の深夜11時から1時間放映されている。以前「チャングムの誓い」でも感じたが、主人公は正しい人なのに、並大抵でない苦労をする。「イ・サン」では唯一の正統な王子なのに、父は重臣たちに謀られ無実で獄死、本人も十回にわたり殺されそうになる。苦しみ、試練が人柄物を練り上げ、遂には朝鮮王朝史上最高の王と称される人物になる。


 私事だが、わたしはかつて非常な苦しみを体験した。当分の間、そのことを思い出すだけでも体が震え、涙をこらえきれなかった。今でもまだ、家族4人が暮らしていたかつてのマイホームに近づけない痛みがある。
 しかし、である。その苦しみがあるからこそ、今のドルカスとの暮らしを喜び感謝する心があると思う。誰でも自分に死ぬことは困難だ。神を信じたと告白しても、自分の願
Photo_2いを成就するために神を用いようとするレベルがなんと多いことか。

 かく言うわたしも三十年間そのレベルだった。ある時、塗炭の苦しみの中から、「分かりました。もう(癒やしも何もかも)お願いしません。どうぞお好きなようにしてください。ただあなただけが私の希望なのですから」と言った。やけっぱちのような感じだった。

 不思議なことに、すべてはその投げ棄てた時から好転した。自分よりも神を大切に思えた。その神の愛と慈しみで私の心は癒された。そしてますます神を心から愛するようになった。そんな中、気がついてみれば前よりも数倍優る、今の喜びを与えてくださっていた。本当に最善な人生となっている。

 苦しみがなかったら、こうは行かない。苦しまDove_45なければ行けない世界が、確かにある。死ぬほどつらい苦しみは、幸せの始まりなのだ。 (ケパ)

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