ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』
これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

三版って言っちゃダメ?〜新改訳聖書の©

2018年12月17日 | 聖書
最近、新改訳聖書を引用した表記に「あれっ?」と思って、調べてびっくりした。

例えば東京アンテオケ教会のFacebookで「今日の聖書」という欄があって、そこには引用した後に次のようなコピーライトマーク©が添えられている。
※実は下のiPhoneなどのアプリで


聖句をコピーすると既に、この©マークが必ず付いています。
聖書 新改訳©2003新日本聖書刊行会

これって、新改訳聖書ということはわかっても、何種類かあるどれだか、分かりますか?
ええ、ちょっと見慣れていませんが、答えは第三版という意味です。

これまで私たちは礼拝で「(新改訳聖書)第三版をお読みします」と前置きしてメッセージ箇所を朗読していた。ブログでの引用も同じく第〇版の〇〇ですと。しかし下記のホームページを見ると、どうもこれは時代遅れで、もはや正しくないのぉ? と思ってしまう。

まずは下記「新日本聖書刊行会」のリンクをご覧いただきたい。


新日本聖書刊行会


これによると引用した場合、次のように明瞭にしておく必要があると明記されている。

※©とはコピーライトと読み、著作権のマーク

〈第三版の場合〉
例) 聖書 新改訳 ©2003 新日本聖書刊行会

〈新改訳2017の場合〉
例) 聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会

実は新改訳聖書は、旧いものから調べて見ると、これまで著作権表記はバラバラだった。発行年もその都度で、下の新改訳聖書の流れが頭に入っていなければ???状態になる。第二版とか第三版とかが書いて無かったりすると特に。

①初版(第一版)1970年
②再販(第二版)1978年
③第三版 2003年
④2017 2017年

わかりにくくいろいろあった表記をこの度、2017が新たに世に出たのを契機に、大幅に見直したようです。第三版は止めて、©2003年と。

ここで大いに不思議に思うのは、©2017 以外の過去のものは©2003の第三版に十把一絡げでもあるまいに、まとめられてしまっていることです。この不思議を理解するポイントは、どうも差別用語への批判対応にあるようです。

さて実際に問い合わせてみたところ、いのちのことば社としては新改訳聖書©2003とか©2017表記に、実は余りこだわっていなくて、
代わりに第三版の〇〇書〇〇章〇〇節と、引用した箇所が特定出来ていれば良いようです。ですから結果として言えば、にわかに©を使わなくても【これまで通りで良い】のです。ナァーンダです。

ただ微妙なのは第二版のようで、差別用語対応のため、版元としては、あまり表記引用して欲しくないようようで、せいぜい新改訳聖書©1978として欲しいのではないかと推察しています。



ところで余談ですが、約半世紀ぶりの全面改訂の©2017は、おすすめできる聖書だと私は思います。理由は日本語が自然なので、言葉がすーっと入って来るんです。つまり、これまでちょっと引っかかっていた箇所が、グーンとなくなったということ。これはいいです。



ケパ



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